【要注意】お家で小型犬に絶対やってはいけないこと8選を警察犬ドッグトレーナーが解説

大型・中型犬に比べて小型犬は愛らしく、子犬のような可愛さが魅力的ですが、飼い主さんが気づかないうちに問題行動の原因になるような接し方をしているケースが少なくはありません。
小型犬にしてはいけないことを飼い主さん自身が正しくしっかりと把握していないと、
- 噛み癖
- 飛びつき
- 興奮癖
- 吠え癖
といったいくつもの問題行動に発展してしまうリスクがあるため要注意!
今回は、意外に知られていなかった小型犬にしてはいけないこと8選をランキング形式でご紹介し、それぞれの理由や悪影響を合わせて解説します。
小型犬と楽しく健康的な暮らしを実現すべく、してはいけない8つの注意点をぜひ押さえておいてくださいね。
動画でもかんたん解説!
ランキング形式なので面白いですよーご自身に当てはまっているかぜひ最後まで見てください!
目次
小型犬にしてはいけないこと【8位】必要以上に服を着せる

大型・中型犬に比べて小型犬は、どんな服も可愛く着こなしてしまう魅力があるため、毎日とっかえひっかえファッションを楽しもうとする飼い主さんが少なくはありません。
小型犬に服を着せることは、これからの時期の寒さ対策に役立ちますが、
- 服が苦手なワンちゃんが少なくはない
- ムレやかゆみの原因になることがある
- 気慣れていないとストレス、イライラの原因になる
といった悪影響が否定できないため、ワンちゃんの様子を見ながら服を着せたり着用時間の調整をするよう、心がけてみましょう。
小型犬にしてはいけないこと【7位】過保護にして社会化の機会を奪ってしまう

小型犬にしてはいけないこと、第7位は「過保護にして社会化の機会を奪ってしまう」ということ。
小型犬への愛情が強すぎると、箱入り娘的にお家の中で過ごさせようとする意識が強まり、外で遊ばせる社会化の機会が失われてしまうことにつながります。
小型犬にとっての社会化は、
- 人間社会における人、モノ、音に慣れる
- 新しい環境へ適応する能力を育てる
- 他の犬との触れ合い、コミュニケーション、学びを得る
といったいくつもの目的があり、小型犬を人間社会に適応させることができます。
あまりに過保護で社会化の機会を奪ってしまうと、いざ環境が変わったりお散歩時、病院に行ったときなど慣れていないことで問題行動の原因になりやすいため注意が必要。
では具体的に、小型犬にはどんな社会化トレーニングを始めればよいのか、以下のふたつが重要なポイントになります。
- 苦手を克服、慣らしのトレーニング
- 大丈夫という声がけで安心、成功の体験を増やしていく
まず過保護で社会化ができていないと、音やモノ、他の人や犬に過剰に敏感になってあらゆるものに対して過剰にビビるようになってしまう、そんな影響が否定できません。
音がする、知らないもの・人を見たとしても、小型犬には一切の影響がない、怖いことがないのだとおやつやおもちゃなどを使って慣らし、安心や成功の体験を増やしてあげるようにしましょう。
「ヨシヨシ大丈夫だよ」という褒めて安心させる声がけも、小型犬にとって初めて見るもの・経験に対する恐怖、過度な慎重さを緩和して本来の好奇心や活発さを引き出すことができますよ。
小型犬にしてはいけないこと【第6位】ベッドやソファからの飛び降りを自由にさせてしまう

小型犬にしてはいけないこと、ランキング6位は、「ベッドやソファからの飛び降りを自由にさせてしまう」という行動。
小型犬はちょこまかと動き回る性質があるため、ベッドやソファからの飛び降りが自由になっている、そんなパターンが少なくはありません。
ベッドやソファからの飛び降りは、飼い主さんにとって楽観視・運動や遊びのひとつという認識を持つことが少なくはないですが、ひざやコシ、足などに負担がかかり、ケガの原因になることが否定できません。
そして小型犬が自由にベッドやソファから飛び降りれる状況にあると、ひざのお皿が外れてしまうといったケガのケースが増え、問題視・注意喚起されるようになっています。
ベッドやソファからの飛び降りは大型・中型犬に比べて骨格や筋肉がデリケートな小型犬には大きな負担となるため、
- ソファで一緒にゆっくりしたい場合は犬専用の階段をつけてあげること
- ケージ、クレートなど一時的なお留守番、リラックスできる場所を提供すること
といった工夫やアイディアを活かしてあげると、ソファやベッドからの自由な飛び降りによるケガやトラブルの予防につながり、飼い主さんも安心に過ごせるでしょう。
小型犬にしてはいけないこと【第5位】基本コマンドのしつけをしない

小型犬にしてはいけないこと、ランキング第5位は、「基本コマンドのしつけをしない」ということ…。
おすわりやマテなどの基本的なコマンドは、愛犬の社会性や問題行動の予防・改善、コミュニケーション能力を高めるといった目的がありますが、小型犬の場合はおすわりやマテ、おいでをせずとも”人間の力でなんとかなってしまう(抱っこなど)”して対応できる部分があります。
物理的に体格が小さいからです。
すべてを”人間の力でなんとかなってしまう(抱っこなど)”でしつけてしまおうとすると、基本コマンドが身につかないことで散歩時の問題行動、コミュニケーションがスムーズにならない、しつけがスムーズにできないといった悪影響が…。
基本コマンドは、
- おすわり
- まて
- ふせ
- おいで
- ついて
の5つがあり、それぞれに小型犬の意識を飼い主さんに向けさせたり、コミュニケーションや次のしつけをスムーズにする、問題行動の未然予防といった重要な目的があります。
そのため、上記5つのしつけを習慣にしていないと、小型犬は好き放題になってしまって問題行動勃発、飼い主さんの言いつけを守らないといったトラブルにつながります。
小型犬にかかわらず5つのコマンドはしつけの基本となるため、決して甘やかさずに習慣づけるようにしましょう。
小型犬にしてはいけないこと【第4位】おもちゃ代わりに手で遊ぶ

小型犬には飼い主さんの手や指を甘噛みして愛情表現をしたり、遊んでほしいサインを出すため、飼い主さんの中には手軽さもあって、おもちゃ代わりに手で愛犬を遊ぶことがあるのではないでしょうか?
そして、手軽なおもちゃが身近にない場合も、ついつい楽観視しておもちゃ代わりに手で遊ぶケースが少なくはありません。
小型犬と言っても日々成長が著しく、歯や噛む強度も強いため、おもちゃ代わりに手で遊ぶと、それが愛犬にとって当たり前になってしまって噛むチカラがコントロールできなくなるリスクが…。
すると、飼い主さんがけがをしたり、血が流れるといったトラブルになって、大変な思いをする結果に。
手で遊ぶ習慣があると、愛犬にとってはそれが当たり前になっておもちゃで遊ばなくなり、飼い主さんのケガのリスクが高まるおそれがあります。
噛むことがそもそもの性質となる小型犬ですので、
- 知育にもなるコング
- 噛むタイプのおやつ(ガムなど)
- 噛んでも問題がないおもちゃ
といった便利なアイテムを常備して、手をおもちゃ代わりにした遊びは極力控えるようにしましょう。
愛犬にお気に入りの噛むアイテムが見つかると、噛みたい欲求が十分に満たされ、飼い主さんが噛まれけがをするリスクの軽減・予防につながりますよ。
小型犬にしてはいけないこと【第3位】怖がった時に抱いて対処する

小型犬にしてはいけないこと、8位は「怖がった時に抱いて対処する」ということ。
たとえば大きな音を鳴らして近づいてくる車や、他の飼い主さんや犬を見て、慎重な愛犬の場合はぶるぶると震えてしまうことがあるでしょう。
ただ、怖がっている時に必ずと言っていいほど抱いて対処をすると、愛犬の成長や健康、知育に必要な社会性の機会が失われ、臆病すぎる性格の克服ができなくなってしまいます。
そして愛犬が怖がっていると、飼い主さんもかわいそう・守りたいという気持ちが高まってしまうがゆえに、「どうしたの大丈夫!?」と過度な対応をしてしまうことが…。
一言で言うと「犬が自立できなくなってしまう」ということ
すると愛犬は、飼い主さんを見て車や他の犬、よその人が怖い存在なのだと間違った認識をして、余計に社会性が失われてしまいます。
車や音、他の犬や飼い主さんとのかかわりは、人間社会で暮らす上で避けては通れない要素のひとつとなるため、怖がっても抱かずに慣れさせる対応・環境に気を配るようにしましょう。
小型犬にしてはいけないこと【第2位】バギー・抱っこ・キャリーでの移動が常

小型犬にしてはいけないこと、ランキング2位は「バギーや抱っこ、キャリーでの移動が常」ということ…。
抱っこがしやすく、バギーやキャリーにのせるととても愛らしい小型犬ですので、つい歩かせずにさせてしまうことが少なくはないでしょう。
ただ、あまりにも頻繁に抱っこやバギー、キャリーでの移動が多いと、愛犬にとって外に出る=抱っこやキャリー、バギーにのれると勘違いし、お散歩本来の目的が失われてしまいます。
小型犬と一緒に歩くお散歩はそもそも、
- 筋力低下を防ぐ
- 健康管理
- 飼い主さんとのコミュニケーション
- ストレス発散
- 運動不足解消
- 社会性が失われる
- 引っ張り癖の改善、予防
- ついて、のしつけ
という、たくさんの重要なニーズがあります。
そのため、抱っこやバギー、キャリーでのお散歩ばかりが習慣になっていると、運動不足・筋力低下・社会性の欠如といった問題につながってしまうため、お散歩は一緒に歩くことを基本にしましょう。
小型犬にしてはいけないこと【第1位】噛み癖・興奮・吠え癖を楽観視する

小型犬にしてはいけないこと、ランキング1位は「噛み癖・興奮・吠え癖」を楽観視すること…。
子犬のように可愛らしい小型犬ですので、噛み癖や興奮、吠え癖があっても楽観視・放置しても問題がない、矯正するのは逆にストレスがかかりそうと感じている飼い主さんが少なくはありません。
ですが上記のような問題行動をそのままにしていると、日常生活の支障になってしまうほどの悪影響が出て、クセになっている分しつけがスムーズにならず、改善や予防に時間がかかってしまうことが…。
小型犬の問題行動によくある、噛み癖や興奮、吠え癖は気づいた時点での早めの対処が基本となるため、決して楽観視しないよう注意しましょう。
最後に
小型犬にしてはいけないこと8選、意外に気づけなかった点があったのではないでしょうか?
今回のコラムをきっかけに、小型犬との向き合い方をふり返って、安心・安全、健康につながる暮らしを取り戻してくださいね。
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