犬がインターホンに吠える原因は?警察犬ドッグトレーナーが見分け方を解説

犬のしつけ
室内に立つ茶色のプードル
この記事の目次

インターホンが鳴ると吠える犬でも、音そのものに反応しているとは限りません。家族が立ち上がる動きや、玄関の向こうの人の気配、その後のあいさつまでが関係していることがあります。

まずは「どの場面から反応が始まるか」を見ましょう。吠え声だけで気持ちを決めつけず、練習する条件を整理することが大切です。この記事では原因の見方と当日の対応を中心に、記録する点を解説します。

当コンテンツの運営、執筆は東京DOGSが行っています。 詳細は、コンテンツ制作ポリシー、プライバシポリシーを参照ください。

音の前後に何が起きているかを見る

普段の来客時に分かる範囲を振り返ります。確認のために何度もチャイムを鳴らしたり、犬が苦手な人を近づけたりする必要はありません。一つの原因に当てはめず、複数が重なっている可能性も考えます。

音が鳴った直後に、体が強く反応する

音に驚いて立ち上がる、耳や顔を音源へ向ける、体を硬くして吠え始める場合は、音への反応が手がかりになります。ただし、音を合図に来客を期待している犬もいるため、タイミングだけで恐怖とは断定できません。

経験が少ない音や場面に戸惑っている

新しい住まいのチャイムや、これまで会っていない人の声など、慣れていない刺激が関係することもあります。「社会化不足だから」と飼い主さんを責めたり、強い刺激をまとめて経験させたりするのではなく、落ち着いていられる条件から考えます。

来客やあいさつを期待して興奮する

人が来ると撫でてもらえる、一緒に遊べるといった経験から、音の後に興奮が高まることもあります。人へ近づこうとする動きがあっても、嬉しさだけとは限りません。姿勢や距離、その後に休めるかまで合わせて見ましょう。

家族が玄関へ向かう動きに反応する

チャイムの直後は静かでも、人が急に立つ、走る、大きな声を出す場面で吠え始めるなら、人の動きも見直す手がかりになります。犬を追いかけたり「静かに」と大声を重ねたりして、場面をさらに慌ただしくしないようにします。

玄関の声や、来客が見えた場面から吠える

扉の向こうの気配や、知らない人が近くに来ることを警戒している可能性があります。後ずさる、隠れようとする、唸るなどの様子がある時に、あいさつさせれば慣れると近づけるのは避けてください。

しっぽを振っている、前へ出てくるといった動きだけで、触ってよいとは判断しません。来客との距離と仕切りを確保し、犬が無理なく過ごせる場所を優先します。

プロのトレーナーに無料で相談

店舗見学・初回カウンセリング無料

相談や練習の前に、記録すること

見る場面記録しておくこと
音の直後耳や顔の向き、体の硬さ、吠え始めた時点。音が止まった後の様子。
人が動く時誰がどんな速さで動いたか。犬がついていく、追いかけるなどの動き。
来客の気配がある時声や姿が分かった距離、近づきたいのか離れようとするのか、普段へ戻れるか。

「吠えた・吠えなかった」だけでなく、どこから反応し、何が終わると落ち着くかを残します。家族や来客の条件が違う日は、その違いも添えましょう。安全に撮れた日常の記録は役立ちますが、撮影のために刺激を作る必要はありません。

実際に鳴った時は、練習より事故防止を優先する

玄関を開ける前に、犬が飛び出さず、来客へ急に近づけない状態を確保します。使い慣れた別室や犬に合う仕切りを使い、必要なら家族で犬の対応と来客対応を分担してください。

興奮した犬を抱き上げる、首輪をつかむ、知らない人におやつを直接渡してもらう、といった対応には噛まれる危険があります。安全に扱えない場合は、家庭だけで練習を進めず専門家へ相談しましょう。

音の練習は、来客のない時に分けて行う

音に慣らす練習では、犬が強く反応しない小さな条件から始めます。チャイムを大音量で流し続けたり、吠え終わるまで何度も鳴らしたりすることを目標にしません。

音を聞いても普段の様子へ戻れる範囲で、落ち着いた行動を褒めます。怖がる、逃げる、食べ物を受け取れないなどの様子があれば、そのまま続けず条件を下げます。具体的な音と移動の練習手順は、下の関連記事で詳しく紹介しています。

人の動きと待つ場所も、別に練習しておく

人が慌てずに動くことと、犬が待てる場所を用意することは、どちらも役立ちます。ただし、初めて使うハウスへいきなり閉じ込めるのではありません。音のない時間に、その場所へ移動して休めるかを確かめておきます。

本番で思うようにできなくても、合図を何度も繰り返して押し切る必要はありません。安全に来客対応を終え、次の練習ではどの条件を簡単にするかを考えましょう。

動画でも、吠え始める場面の違いを解説しています

東京DOGSの動画では、音、人の動き、来客の気配などに分けてインターホン吠えを説明しています。音や動きを繰り返す練習は、強く怖がる犬にそのまま試さず、落ち着いていられる条件を優先してください。

急な変化や噛む危険がある時は相談する

以前は平気だったのに急に反応が変わった、生活全体でも落ち着かないなどの変化があれば、体調も含めて動物病院へ相談してください。人を噛んだ、仕切りを越える、家族だけでは犬の安全を確保できない場合も、無理に来客へ近づけません。

相談する時は、どの段階から反応するか、人への危険があるかを伝えます。原因を一人で決め切る必要はありません。記録をもとに、家庭でできる対応と専門家へ任せる部分を整理しましょう。

吠えた理由を決めつけず、きっかけを整理する

インターホン吠えは、チャイムだけの問題とは限りません。音、人の動き、来客の気配を分けて見ると、何から調整すればよいか考えやすくなります。当日は安全を優先し、練習は別の穏やかな時間に進めましょう。

関連する記事

実際の練習を組み立てる時と、来客が家に入った後も吠える時は、次の記事で詳しい対応を確認できます。

関連記事インターホン吠えの具体的な練習手順と来客前後の準備記事を読む → 関連記事犬が来客に吠える時の対策|警察犬ドッグトレーナーが解説記事を読む →

動画でもう一度確認する

プロのトレーナーに無料で相談

店舗見学・初回カウンセリング無料

お気軽にご相談ください

店舗見学、お問い合わせ無料!
プロトレーナーが正しく、
的確にお答えいたします。