チワワのしつけ方|警察犬ドッグトレーナーがトイレ・吠え・噛み・散歩を解説

犬のしつけ
白い背景に座るチワワの子犬

チワワのトイレがうまくいかない、物音や来客に吠える、触ろうとすると噛む。しつけを調べても、どこから見直せばよいか迷うことはありませんか。

小さいから厳しくしなくてよい、チワワだから頑固だ、と一律に考える必要はありません。体の大きさや、その犬が苦手な接し方に合わせて環境を整え、してほしい行動を伝えていきましょう。

チワワの特徴や日頃の接し方は、公式動画でも解説しています。犬種の傾向と、目の前の犬の反応は分けて見てください。体調や運動の判断は獣医師へ相談しましょう。

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チワワのしつけで先に整えたい3つのこと

1.体の小ささに合う、接し方と生活空間

松尾 ゆうと

人が立ったまま上から手を伸ばすと、犬が避けることがあります。近づく前に声をかけ、犬が自分から動ける距離を保ちましょう。逃げる犬を追いかけて抱き上げたり、顔の前へ手を出し続けたりしないでください。

床の滑り、家具の隙間、家族の足元も確認します。小さいからとリードや仕切りを省かず、犬が無理なく休める場所と、安全に移動できる動線を用意します。

2.家族で合図と褒める場面をそろえる

「おいで」「ハウス」などの合図は、家族で同じ意味に使います。同じ行動に違う言葉を重ねたり、一人は許し、別の人は叱るという対応にしたりしないようにしましょう。

できた行動を見て、その直後に穏やかに褒め、ご褒美を渡します。大きな声で興奮しやすい犬には、声の強さも調整してください。食べ物を使う時は、犬が安全に食べられる小ささにし、一日の食事量に含めて考えます。

3.叱る回数より、困る行動が起きにくい準備を増やす

食事の順番や、人より前を歩くかどうかで、飼い主と犬の上下関係を決めません。噛まれる物を先に片づける、来客時に距離を取れる場所を作るなど、生活の中で変えられる条件を見直します。

休んでいる時は構わず、遊びは犬が落ち着いて関われるうちに短く区切ります。「甘やかしたから攻撃的になった」と決めつけず、どんな場面で困っているかを分けて考えましょう。

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トイレ・吠え・噛み・散歩で、確認することを分ける

悩み最初に見直すこと
トイレを失敗する場所まで間に合うか、トレーへ入りやすいか、排泄のタイミングを見ているか
物音や来客に吠える何に反応したか。窓の見え方や、人が近づく距離を変えられるか
手や服を噛む遊びの最中か、触られる時か。噛む直前の動きを確認する
散歩で落ち着かない装具、足元、音や犬との距離、その日に歩く場所を見直す

トイレは、間に合う配置と排泄後の対応から

迎える前に使っていたトイレ材や習慣を確認し、犬が使いやすい場所を用意します。トレーの枠を避ける、体がはみ出す時は、入口や広さも見直してください。寝床とトイレが見分けにくい配置になっていないかも確かめます。

起床後や食後など、排泄しやすいタイミングを観察し、急かさず案内します。できた後に穏やかに褒め、失敗は叱らず片づけましょう。急に失敗が増えた、排泄を苦しそうにするなどの変化は、覚えていないせいと決めつけず獣医師へ相談します。

吠えには、反応する相手と距離を確かめる

松尾 ゆうと

インターホン、外の足音、近づく人など、吠え始める前に何があったかを見ます。窓の外へ吠えるなら見え方を変える、来客に吠えるなら仕切りを使って距離を取るなど、反応し続けなくてよい状況を作ります。

吠えている相手へ、慣れるまで近づける必要はありません。水や排泄、休息も確認し、要求か警戒かを声だけで判断しないでください。家族が離れる時に強い不安が続く場合は、一律に無視せず相談しましょう。

噛む時は、遊びとお手入れの場面を分ける

手でじゃらして噛まれるなら、犬の体格に合う安全なおもちゃを使い、興奮する前に遊びを終えます。触る時や抱き上げる時だけ噛むなら、遊び足りないと考えて運動を増やすのではなく、接し方や体調を確認してください。

唸る犬を低い声で叱ってケージへ押し込む、といった対応は避けます。犬が離れられる距離と仕切りを用意し、食べ物を守る、けがが出る噛み、世話ができない状態は個別に相談しましょう。痛みや急な変化が疑われる時は動物病院が先です。

散歩は、静かな場所と無理のない歩き方から

外の活動について獣医師に確認できたら、静かで戻りやすい道から始めます。小型犬だから散歩は不要とも、毎日同じ距離が必要とも決めません。装具が合っているか、歩きやすい足元かを見てください。

松尾 ゆうと

リードを張り続けて歩く位置を固定せず、近くで落ち着いて歩けた時に褒めます。犬や人へ強く反応する時は、その場でおすわりを繰り返させるより、距離を取って通れる条件へ戻しましょう。

抱っこや触れ合いは、目的と犬の反応を見て考える

危険な場所から安全に移動するための抱っこと、長時間構い続けることは分けて考えます。抱っこを一律に禁止したり、吠えている犬を必ず抱いて相手へ近づけたりする必要はありません。

持ち上げると体を固くする、避ける、唸るといった反応がある場合は、押さえて慣らすことをやめてください。痛みの確認と、安全な扱い方の相談を優先します。落下や飛び降りを防ぐことも大切です。

まとめ|チワワという名前だけで、対応を決めない

トイレ、吠え、噛み、散歩では、困る場面ごとに見直すことが違います。小さいからと問題を見過ごさず、犬種の性格だけで厳しく対応することも避けましょう。

いつ、どこで、何をした時に起きるかを家族で共有し、取り組みやすい条件から整えます。具体的なトイレの手順、吠えの見分け方、甘噛み、散歩の始め方は、次の記事で確認できます。

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