飼い主さんといるときはご機嫌でお利口な愛犬なのに、来客があると決まって吠えたりうなったりする状態に、原因やしつけ対策がわからないと悩んではいませんか?
愛犬はどんな飼い主さんにとっても大切で、自慢できる家族のような一員でもあるので、来客があっても利口で素直な状態を維持してくれたらと願うこともあるでしょう。
そこで今回は、愛犬が来客時に決まって吠えたり唸ったりするのはどうしてなのか、その原因と効果的なしつけトレーニングをわかりやすく解説!
来客にも安心に、自慢の愛犬を可愛がってもらうために、吠える原因や効果的なしつけ方法をぜひ参考にしてくださいね◎
目次
来客があると愛犬が吠えるのはどうしてなのか?
いつもは穏やかな愛犬なのに、来客時に吠えたり唸ったりすると、飼い主さんにとっては普段とのギャップにショックを受けてしまうこともあるでしょう。
来客があると愛犬が吠えてしまうのは、ポジティブに受け止めていい部分も実はあるんです。
ここでは早速、愛犬が来客があった際に吠えてしまう主な原因を見ていきましょう。
来客に対する不安を感じて警戒・威嚇しているため
基本的に人懐っこさが魅力的な犬でも、人間と同じように犬にもさまざまな性格があります。
来客時に愛犬が吠えてしまうのは、
ポイント
- 知らない人への恐怖心
- 知らない人が自分のテリトリー(縄張り)に入ってこようとする不安や警戒
などが原因となり、特に初めての来客に対しては、敏感に反応して吠えてしまうことがあります。
また友人以外の来客、宅配便や回覧板などの用が済んだシチュエーションでは、犬は「自分が吠えたら知らない人がいなくなった、帰っていった」と成功に関する学習をするため、来客があるたびに吠える行動がエスカレートしてしまうケースもあるのです。
喜びや興奮によるもの
来客時に愛犬が吠えたり唸ったりする原因には、ポジティブなものもあるとお伝えしました。
その気になる理由が、来客に関して犬が興奮し、喜びの感情を抱いていること。
犬は基本的に人が大好きで人懐っこい性質を持っているため、来客があると「もっと遊べる」「常に撫ででもらえる」と期待を持ち、嬉しさのあまり吠え続けてしまうのです。
興奮吠えとも呼ばれる、愛犬の来客時の吠え・うなりは、怒りで興奮して吠えるケースもあるため、判断を間違えないことが大切。
愛犬が来客時に吠えている際、
注意ポイント
- 尻尾を振っている、体を揺らしている場合は喜びのサイン
- 頭を低くし、カラダがこわばって緊張している場合は興奮吠えでも警戒や怒りを感じているサイン
となるため、犬の状態を見ながらさまざまなしつけを使い分けていく必要があります。
犬が来客時に吠えたら?警戒・興奮吠えそれぞれに効果的なしつけを!
犬が来客時に吠える原因、警戒・興奮吠えそれぞれに効果的なしつけをさっそく学んでみましょう。
警戒吠えに必要なしつけ
来客時の犬の警戒吠えに必要なしつけは、
ポイント
- クレートトレーニング
- 吠えなくても来客がなくなるという成功体験
のふたつ。
まずクレートトレーニングは、
メモ
- 犬の行動範囲を狭める目的
- クレートの犬が安心できる場所に入ってもらう
- クレートの上からバスタオルを覆い、犬を守る場所の限定をする
ことが基本のやり方となります。来客に対する犬の不安も、愛犬が安心して過ごせるスポットを確保し、環境を整えておくことで無駄吠えの改善・予防にアプローチできます。
次に吠えなくても知らない人がいなくなる、と犬に認識させるためのしつけは、来客がある前からおやつやおもちゃで愛犬の気を紛らわす方法。
おやつを食べていると犬は、それに夢中になって来客時に吠えることをしなくなります。また来客が帰った後は思いっきり褒めてあげると、愛犬は吠えなくても知らない人がいなくなると成功体験を学び、吠えクセが徐々に改善されていくでしょう。
興奮吠えに必要なしつけ
来客に対して犬が喜ぶことは飼い主さんにとっても嬉しいですが、あまりにも興奮した状態では来客への噛みつき・飛びつきなどが心配になるものですよね。
来客時の興奮吠えに必要なしつけは、あまり構い過ぎない、放置の姿勢を維持してみるようにしましょう。
犬の来客時の興奮、喜びによる吠えは、イメージしている以上にたくさんのエネルギーを使うため、犬は徐々に疲労を感じておとなしくなります。
このタイミングを狙うためにも、過度にスキンシップや問いかけをしないように心がけ、前向きな意味での無視・放置を決め込んでみるようにしましょう。
~おわりに~
愛犬の来客時の無駄吠えは、近所迷惑などの心配なトラブルの原因になってしまうことがあるため、お伝えしたしつけはさっそくのスタートがおすすめです。
来客があってもいつもお利口、従順な愛犬の姿を維持していくために、しつけの積み重ねをしながら自慢の愛犬に育てていってくださいね◎