犬と飼い主さんのお散歩時間は、お互いの気分転換になることはもちろん、愛犬と飼い主さんの信頼関係を深めるために欠かせないメソッド。
ですが、愛犬がお散歩に行く前、散歩中どちらのシーンでも落ち着きなく吠えていると、飼い主さんはちょっぴり散歩に行くのが負担になってしまいますよね。
今回は犬が散歩時に吠えるのを何とかしたいと悩んでいる飼い主さんに向けて、そもそもの原因と安心・快適な散歩時間を過ごすためのしつけ、コツをわかりやすくお伝えしてみたいと思います!
目次
犬が散歩時に吠える…その原因は〇〇〇にあった!
本来お散歩が大好きなはずの犬なのに、喜びや興奮とは違った吠え方をしていると、「散歩が嫌いなのかな?」と不安に感じてしまいますよね。
だからといって散歩をやめるのは、愛犬・飼い主さんのフラストレーションが溜まる原因にもなるため、どうしたものかと余計に悩んでしまうもの。
ではどうして愛犬は散歩時に決まって大きな声で吠えるのか?気になる原因を一緒に見ていきましょう。
興奮し過ぎによるもの
愛犬がお散歩時に大きな声で吠え、普段とは違った落ち着きのない状態に変わってしまうのは、お散歩が嬉しくてならない興奮状態が原因かもしれません。
この場合は、お散歩時間や頻度が、あなたの愛犬にとってベストなバランスではないとも考えられるため、時間や頻度、コースなどを見直して、愛犬が落ち着くお散歩内容に早めにシフトしていく必要があるかもしれません。
縄張り意識が強く働いているからかも?
犬がお散歩中に大きな声で吠えてしまうのは、どんな犬にもある縄張り意識の問題が関係しているのかもしれません。
犬は、お散歩中に他の犬や飼い主さんと出会うと、自分が快適に楽しく散歩している時間やルート、自分の存在を脅かされてしまうのではないかと、警戒心や不安や恐怖を抱き、いつもとは違った大きな声で長く吠えてしまうことがあるのです。
散歩時に吠える愛犬にはこうしてみよう!散歩シーン別のしつけ策まとめ
あなたの愛犬が散歩時に吠えるのは、さまざまなシーンやタイミングがあるのではないでしょうか?
飼い主さんも愛犬も安心に、毎日楽しいお散歩時間をキープしていくため、
ポイント
- 他の犬や飼い主さんを見ると吠えてしまう
- 動くものに反応して吠えてしまう
- 「散歩に行こう!」と声をかけた時点で家の中で吠えてしまう
という、よくあるパターン別にしておきたいしつけ策をお伝えしてみたいと思います!
他の犬、飼い主さんを見ると吠える時のしつけ
お散歩中に他の犬や飼い主さんを見ると吠えてしまう愛犬の場合は、「気にしない、見えない距離を取る」ことが重要なポイントになります。
他の犬や飼い主さんを見て愛犬が吠えるのは、「近づかれるのが怖い」という範囲や恐怖心があるため。
飼い主さんは散歩をしながらも、遠くの通りをよく観察して他の犬や飼い主さんを見つけたら、なるべく避けることができるように距離を取って犬を散歩させるようにしましょう。
愛犬が散歩中に動くものに反応して吠える場合のしつけ
犬は鳥やネコ、自転車など動くものに興味を示し、遊べるのではないかという欲求が高まって吠えてしまうことがあります。
この場合のしつけは、飼い主さんが事前に道の状態を観察し、動くものがないかと察知しながら犬の気をそらせたり、距離を取ることがポイントになります。
ただ犬は、飼い主さんよりも早く動く対象を見つけて吠えてしまう可能性も少なくはないため、対象が見えなくなるまで愛犬に声をかけ、飼い主さんへの意識を高めるようなトレーニングをしてみましょう。
フードやおやつ、おもちゃを使って飼い主さん側に意識を向けさせる対処法も効果的ですよ。
「散歩に行こう!」と声掛けした瞬間から吠える場合のしつけ
飼い主さんが愛犬に、「散歩に行こう!」と声をかけることは自然ですし、犬がどんな反応をしてくれるのか楽しみに感じるものですよね。
何も言わずに愛犬を散歩に連れていくのは愛想がないような気がしますが、声掛けの時点で室内でも大きな声で吠えられてしまうと、近所迷惑になるのではないかとハラハラしてしまうもの。
「散歩に行こう!」と愛犬に声をかけた時点で吠えられてしまった場合は、リードやおもちゃを持つ行動を犬にみせないようにすることがポイントになります。
愛犬が散歩に行けると思っている思考回路を変えていくために、散歩に行かない時間にもリードやおもちゃを見せて慣れさせるようにすると、犬は「リードを持っているから散歩できる」とは思わなくなります。
また、「散歩に行こう!」と元気に声がけするよりも、「そろそろ散歩に行こうか?」とやさしい穏やかな声のトーンを心がけると、犬に安心感を与えながら吠えの予防にアプローチできますよ。
~おわりに~
愛犬との散歩は毎日欠かせないルーティンでもあるので、早めにお伝えしたしつけ策をマスターして快適なお散歩のひとときを取り戻しておきたいもの。
犬が散歩時に吠える原因をひとつひとつ学びながら、臨機応変なしつけと対策で、いつものお散歩時間を楽しいひとときに変えていってくださいね!