犬は唸る・噛むのがひとつの性質でもありますが、愛犬に常にこんな状態が見られると、しつけのやり方や方向性に悩んでしまうことがあるのではないでしょうか?
今回は愛犬が唸る・噛む時のそれぞれに応じた最適なしつけ策を解説していきますので、悩み解決のヒントを見つけて、愛犬・飼い主さんともに安らぎある日々を取り戻してくださいね。
目次
愛犬が唸る時の原因は○○!?原因に応じたしつけ策まとめ
愛犬がうーうーと苦しそうに唸っているのは、威嚇や警戒、甘えてじゃれたいといった欲求が強くなっていることが原因のひとつ。
愛犬の唸りの原因に応じた、今日からすぐに始めておきたいしつけ策をまとめてみました。
愛犬が威嚇、警戒するものを取り除いていく
犬が威嚇、警戒するものは、見慣れない知らない人や他の犬、車やバイク、工事中の雑音(緊張する刺激)などが当てはまっています。
犬がこのような対象(刺激)に対して威嚇、警戒して唸っている時は、「コマンド(指示)で警戒の意識を変えること」「緊張(興奮)を自立して受け止めること」などの対処が本質的で有効な対処法です。
(パニックに近い興奮や緊張が起きる場合には、すぐにその対象から距離を取ったり、散歩コースの見直しをしてみるのも一つの方法です。)
ご自宅内での吠えに関しては、工事中の音や物に対して威嚇、警戒して愛犬が唸っている場合は、犬を物理的に刺激の少ない生活環境(落ち着ける環境)に置くことも大切なポイント。
吠えてしまう対象物を取り除いたり、窓を閉める、カーテンを閉めるなどして防音対策にも意識を向けてみましょう。
犬は恐怖や警戒の対象がなくなると本来の穏やかさを取り戻し、少しづつ唸るクセがなくなっていきます。
愛犬の甘えたい、じゃれたい欲求に答えてあげる
遊びや散歩、飼い主さんに甘えるといった愛犬の行動は、愛犬にとってもっとも楽しい・喜びを感じるひとときでもあります。
遊びやコミュニケーション、お散歩の時間が足りないと愛犬が感じると、ストレス、フラストレーションが溜まって気持ちや性格が神経質になってしまいます。
そのため、唸る、噛むなどの問題行動が頻繁になってしまうため、遊びやお散歩、運動発散の時間を調整して愛犬のエネルギーをより良い形で発散させてあげるのがオススメ!
愛犬の唸りを無理に止めさせようとせず、たくさんの運動と発散、おもちゃやおやつを与えて様子を見ながら、根気よく静かになるまで待つことも大切なしつけのひとつです!
噛みついてくる愛犬を落ち着かせるしつけのポイント
愛犬が甘噛みや本気噛みをしてしまうのは、
ポイント
- 犬が持つ本能的な欲求、生まれ持った性質によるもの
- 誤ったしつけ
- 運動不足
- コミュニケーション不足
などが原因のひとつになります。
ここからは犬が噛む代表的な原因に応じたしつけのポイントを一緒に見ていきましょう。
犬に構うタイミングを見直してみる
愛犬の噛むクセが頻繁なのは、もしかすると飼い主さんの過度なスキンシップ、依存体質が原因となり、犬はストレスを感じていたり、自分だけの楽しい遊びを邪魔されたと思い興奮が高まっている可能性があります。
ポイント
- おもちゃで夢中になって遊んでいる時
- 眠い時、眠っている時
などに過度に構ったり抱っこをしようとしてしまうと、犬の本能的な防衛・攻撃の意識が強くなり、本気噛みをしてしまうことがあります。
犬の様子をじっくり観察しながら、犬が構われたくないタイミングを見極めていくと噛み癖の改善に役立ちますよ。
愛犬に最適なしつけをマスターしていこう
犬のしつけは厳しく、というイメージを持つ飼い主さんは少なくないのでは?
ですが厳しいしつけはときに、歯止めが利かなくなって強く叱ったり叩いてしまうと、余計に犬は委縮して恐怖心を抱くようになります。
犬のしつけの根本は無闇な罰は与えず、いい行動を褒めて伸ばすことが正しい基本のやり方となるため、愛犬も飼い主さん自身も心地よく感じられるようなしつけを心がけてみましょう。
犬の間違ったしつけで恐怖心が強くなってしまうと、飼い主さんばかりではなく他の人や犬に噛みついてしまうリスクもあるため、犬の個性を尊重した褒めて伸ばすしつけは必ずマスターしておきたいポイントになります。
噛まれた場合には「おすわり→まて」
愛犬に噛むことがいけないことだと教えていくためには、噛まれた瞬間に短くわかりやすく注意を促すのも大切です。
具体的には「リードの合図」「言葉の合図」を使って端的にわかりやすく伝えてあげる方法です。
興奮したり気持ちの高まりがある噛みの場合には「おすわり→まて」のコマンドを正しく伝えてあげることで興奮や攻撃の意識を切り替えてあげることができます。
さいごに
愛犬の唸る・噛むクセを直すしつけは、人間でいうマナーやルールを身につけていくために欠かせないメソッドになります。
噛む・唸る愛犬のクセがいつまでも直らないと、信頼関係の構築やお散歩時の他の犬・飼い主さんとの楽しいコミュニケーションを取るのが難しくなってしまう心配が。
みんなに愛される愛犬に育てていくために、愛犬が唸る・噛む原因に応じた、正しいしつけを積み重ねていってくださいね。