ニューファンドランドの室内飼育準備|警察犬ドッグトレーナーが被毛・移動・水辺の注意を解説

ニューファンドランドと暮らす準備では、大きな寝床を置けるかだけでなく、雨の日に帰宅した体をどこで拭き、濡れた被毛をどう世話するかまで考えておきたいところです。
洗う場所があっても、その後の乾燥と片づけまで無理なく行えるとは限りません。
水で働いた犬という印象から、水遊びを楽しみにしている方もいるでしょう。
ただ、その歴史と、愛犬が水を好み、安全に過ごせるかは分けて考えます。
出かけた後に必要な世話を続けられることを先に整え、犬の反応に合わせて予定を選びましょう。
ゆうと先生とトリマーの対談です。
犬種共通の分担の考え方で、ニューファンドランドの洗浄・乾燥の全手順を示すものではありません。
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濡れた体で帰る経路を、玄関から先まで考える
大きな犬が玄関へ入った後、人が靴を脱ぐ、荷物を置く、布を取りに行く間に、家の中へ水が広がることがあります。
そこで犬を狭い場所へ押し込めて止めるより、帰宅後に進む場所を決めておきます。

玄関や水を使う場所は、足元が滑らないかを確かめます。
敷物を使う場合は、犬が動いた時にずれず、濡れた後に交換や手入れができるかも考えましょう。
体を拭く場所は、犬が立ち、向きを変え、人が横へ回れる余裕がある所を選びます。
家族の通路や扉の開く範囲と重なるなら、道具を使う間だけ誰かが押さえる前提にせず、家具や作業場所を変えてください。
使用後の布を置く場所と、乾いた道具の置き場所も分け、犬がくわえて持ち出せないようにします。
片づけのために犬の足元へ何度も手を伸ばさずに済む配置が理想です。
寝床までの経路も見ます。
濡れた体の世話が終わってから、静かに休める場所へ戻れるか。
寝床の前を家族が何度も通り、また犬を動かすことになっていないか。
世話をする場所と休む場所を、狭い一か所へ全部集めないことから考えましょう。
体を拭く前に、その場所で落ち着けるようにする

子犬のうちは抱えて動かせても、成長後も同じ方法だけで世話をする計画にはしません。
足を拭く場所へ来る、寝床へ移動するなど、毎日の動きを落ち着いてできるよう、早めに準備してあげてください。
雨で急いでいる帰宅時だけ、その場所へ犬を連れていこうとしても、何をされる所か分からないことがあります。
普段の静かな時間に、布を持たずに近づく、自分から入る、短く過ごすところから準備します。
呼ぶと近くへ来る犬でも、来るたびに捕まえて全身を拭けば、次から近づきにくくなる場合があります。
来たら必ず長い世話が始まる流れにせず、そこへ来て何もせず終える時間も作ってください。
手、布、拭く範囲を一度に増やさない
手で触られて平気な部位へ短く手を添え、離すことから始めます。
犬が顔をそらす、体を引く、動きを止める時は、その接触を続けません。
布を持った時点で離れるなら、体に当てる前の段階へ戻します。
一部分を拭けた後に、次は足、次はお腹と作業を重ねると、短く始めたつもりでも長い接触になります。
練習はできたところで終え、必要な汚れへの対応は別に相談します。
強く押さえて動かなくなったことを、世話に慣れたと受け取らないでください。

手入れが長い押さえ込みにならないよう、滑らない場所へ自分から来ることや、短く触れられることを、普段の落ち着いた時に慣らします。
毛玉、赤み、痛みがある時は、引っ張って仕上げず専門家へ相談します。
拒否の変化を見分けにくい時は、触る場所だけでなく、顔や耳、体全体の前後の動きを合わせて見ることが助けになります。
洗えることと、必要な乾燥まで行えることは別
ニューファンドランドは大きな体と豊かな被毛を持ちます。
表面を触った印象だけで、内側の状態まで判断せず、使う道具、確認する部位、洗浄後の扱いをトリマーへ教わりましょう。
家で洗うか迷う時は、風呂の広さだけでなく、犬が移動できる場所、使える設備、乾かす間の担当者まで伝えて相談します。
家族が途中で出かける日や、犬が作業を強く嫌がる状態で、始めてしまえば何とかなると考えないでください。
家庭で難しい範囲は、最初からサロンへ任せても構いません。
濡らす所だけ家で済ませ、後の対応を決めないままにしないことが大切です。
具体的な洗い方や乾燥の条件は、愛犬の被毛と設備に合わせて相談してください。
毛玉、赤み、痛みがある場合は、家庭で引っ張ってとかしたり、皮膚の近くをハサミで切ったりしません。
必要な処置は、練習を終えてから頼もうと待たずに相談します。
サロンの予約では、体格と苦手な作業を先に伝える
大きな体を受け入れられるか、移動から作業、乾燥までどのように対応するかは、実際に利用する先へ確認します。
仕上がりの希望だけでなく、自分から入口へ進めるか、足や体への接触がどこまで平気かも伝えましょう。
「家では一度できた」ことを、どこでも同じように受けられる証拠にはしません。
誰が、どの場所で、どんな道具を使っていたかを分けて説明すると、相談先も必要な準備を考えやすくなります。
家庭でできないことを隠して、当日に何とか押さえてもらう計画にはしないでください。
水で働いた歴史を、水遊びをさせる理由にしない
ニューファンドランドには、人の水での作業を助けてきた背景があります。
しかし、全ての個体が水を好み、安全に泳げるわけではありません。
水辺へ行くことも、入水しないで帰ることも、家族が選べる予定として考えます。
まず、犬が立ち入れる場所か、施設の規則はどうか、出入りで滑ったり行き場がなくなったりしないか、ほかの利用者と距離を取れるかを確認します。
水で働いた犬種だからという理由だけで、行く場所を決めないようにしましょう。
犬が立ち止まる、離れようとする場合は、リードで引いて水へ進めません。
泳げるか試すために深い場所へ入れることも避けてください。
水を見て興味を示すことと、水へ入って過ごせることは別に考えます。

川や海へ、人を引かせる遊びや救助をまねた練習をしに行かないでください。
家庭での遊びは、安全な場所と無理のない範囲から選びます。
このページは泳ぎ方や救助の練習を教えるものではありません。
必要な専門指導や安全条件を確認できない活動は、犬種の歴史を根拠に家庭で始めないでください。
水辺へ行かない日にも、体調に合う散歩や家庭で楽しめる活動を選べます。
暑い日と外出後には、休む場所の条件も見直す
冷房の設定だけでなく、犬が実際に休む場所の日差しや通気、移動できる範囲を見ます。
家族が暑く感じていないことや、犬が楽しそうに歩くことだけで、活動を続けてよいとは判断しません。
苦しそうな呼吸、ぐったりするなど普段と違う様子があれば、外出や作業を続けず動物病院へ連絡してください。
世話を全部済ませるために、体調の相談を後回しにしないようにします。
受診先へ向かう時も、家族一人で抱えて車へ乗せられることを前提にしません。
使える車や移動用品、対応できる大人を元気な時に確かめ、自分で歩けない時の搬送方法は受診先へ相談しておきます。
緊急時は犬の状態を伝え、家庭の判断で無理に動かさず、必要な対応を確認してください。
家で休む場所、世話をする場所、外へ出る時の管理をまとめて見直したい場合は、室内環境の基本を扱う記事も参考になります。
ニューファンドランドとの生活では、出かける予定だけでなく、帰宅して休むまでを見通しておきましょう。
濡れた体を扱う設備と担当、家庭とサロンの分担が整うことで、犬を狭い所へ押さえ込みながら世話を終える流れを減らしていけます。
ゆうと先生とトリマーの対談です。
犬種共通の分担の考え方で、ニューファンドランドの洗浄・乾燥の全手順を示すものではありません。
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