今回は愛犬の食糞の改善方法について解説していきます!
保有資格:日本警察犬協会公認ドッグトレーナー、ジャパンケネルクラブ公認ドッグトレーナー
愛犬の食糞で悩まれている方は以外と多いです。
それに食糞ってワンちゃんの口も臭くなるし健康面や衛生面でも改善するのがベスト!
ということで下に食糞の具体的な改善方法をいくつか記載したので参考にしてみてください!
目次
そもそも何で食糞するの?
犬ってもともと野生の動物。
「排泄物の痕跡をなくして外敵から身を守るため。」
「寝床を清潔に保つため。」
などの野生の名残で食糞をしてしまうことがあります。
人間から見るとびっくりの行動ですが、犬からするとそこまで珍しい行動ではないです。
愛犬の具体的な食糞のなおし方3つ。
食糞の対処法に関しては、ネットや本などでさまざま方法がありますよね。
「マズい調味料をかける方法。」
「ガツンと叱る方法。」
「注意をそらす方法。」
「クレートを使用する方法。」などなど
上記のように、たくさんの選択肢と方法がある中で、多くの食糞クセを改善してきた僕が思う
「これは有効だ!」という物を厳選して3選お伝えいたします!
1.うんちをする→呼び戻して褒める!を習慣化
食糞をするワンちゃんの行動の流れとして
ポイント
うんちをする→食べてしまう。
という習慣が固定されてしまっていることが大きな原因のひとつ。
この悪い行動の流れをなくすために、以下のような行動の流れに変えていくという方法。
ポイント
ウンチをする→人間のもとへ行く→大好きなオヤツやおもちゃで褒めてもらえる!
この行動の流れが、習慣になっていくとウンチをしてもすぐに食糞をするのではなく、ウンチをしたら「人を探して、人のもとへいく」という習慣になり、食糞への意識がなくなります。
なので、ウンチをしたらワンちゃんが飼い主さんのもとへ「知らせにくる」ようになります!
まあなんとも可愛らしい^_^
「ウンチを食べちゃう子」よりも「ウンチを知らせてくれる子」の方が健康的で可愛らしいですよね!
ぜひ、やってみてください!
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2.ハウストレーニングで粗相を防止!
次はハウストレーニングを応用して食糞を改善する方法になります。
この方法はワンちゃんを留守番させておく際にも、有効なやり方になります。
もちろん、飼い主さんがいる際にも使えるので、ぜひ試してみてください!
具体的には、お留守番やワンちゃんから目を離さなければならない状況のときに、クレートやサークルでお留守番させておくという方法。
元来、犬は自分のハウスの中は汚したくない生き物なので、その習性を利用して食糞をなくしていくという考え方です。
ただ、あまりにもクレートやサークル内での待機時間を長くしてしまうと、ワンちゃんがストレスを感じてしまうので注意が必要です。
この方法と前述の方法(1.ウンチをしたら呼び戻して褒める方法)を組み合わせると、いい行動の流れを作りやすいのでオススメです。
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サプリメントを効果的に使う!
これに関しては、各サプリメントの用法容量を守って正しくお使いください!
というのが、結論にして真実かなと!笑
この食糞サプリメントを飲むだけで、改善されてきた事例も多くみてきたので、オススメの方法のひとつです!
ただ、中にはサプリメントが体に合わない子も一定数いるので、ワンちゃんの体調や行動を、観察しながら使ってみてください。
食糞の予防
今まで食糞の対処法をお伝えしてきましたが、「食糞をさせる習慣をつくらない。」というのも大切なポイントです。
うんちをしたらすぐにとる!
愛犬の悪い行動が「起こってから対処」するのだはなく、「起こさせないようにしてあげる」のも大切です。
つまりは、うんちをしたらすぐにとってあげるというシンプルなもの。
ただしこれも注意点があって、人間があまりにも焦ってうんちをとりあげてしまうと、余計にうんちに執着が起こってしまう場合があるので注意が必要です。
うんちに対して執着が起こらないように、「そっと素早くとってあげる」のがポイント。
うんちをしたらすぐにとってあげて、うんちを食べる習慣をなくしていきましょう!
満腹感を与えることで食糞を予防!
食糞の原因として単純に空腹感からうんちを食べてしまう場合も多くあります。
そのような場合は、いつものごはんの量よりも1.2~1.5倍ほど量を多くして、満腹感を感じさせてあげるのも食糞の予防には効果アリです!
まとめ
今回は食糞の予防と対処法を3つお伝えしました!
具体的には
ポイント
・ウンチをしたら呼び戻して褒める方法。
・ハウストレーニングで粗相を防止する方法。
・サプリメントを効果的に使う方法。
予防法としては
ポイント
・うんちをしたらすぐにとってあげる方法。
・ごはん量を増やして、満腹感を与えてあげる方法。
愛犬の食糞は、効率的に取り組めば必ず改善されていくはずなので、ぜひチャレンジしてみてください!
最後まで見ていただきありがとうございましたー!