好奇心が旺盛で無邪気に走り回る姿が愛らしい子犬でも、触る・抱く・お散歩などのあらゆるシーンで噛み癖が気になり、何か良い方法はないかと悩んではいませんか?
また噛み癖は子犬ならではのものだからと、楽観視し過ぎたりあきらめてしまう飼い主さんも少なくはないでしょう。
今回は子犬の噛み癖が気になっている飼い主さんに向けて、噛み癖の原因やその原因に応じた最適なしつけ策をわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
目次
子犬の噛み癖の原因って何?
子犬の噛み癖の原因は、
ポイント
- 本能的
- 精神的
- 病的
- 生理的
といった4つの細かな原因が考えられています。
ここでは子犬の噛み癖の原因について、4つそれぞれの理由を見ておきましょう。
本能的な原因 |
|
精神的な原因 |
|
病的な原因 |
|
生理的な原因 |
|
子犬の噛み癖の原因は子犬の行動や状態を見極めておくことで判断でき、原因がわかるとそれに応じたしつけのアイディア・工夫も増やしていくことができるでしょう。
子犬の噛み癖はいつまで続くの?
子犬の噛み癖が治らないと、お散歩中の他の犬・飼い主さんとのトラブルや、ケガなどのハプニングにつながってしまう心配があります。
では子犬の噛み癖はいつまで続くのでしょうか?
子犬の噛み癖は一般的に、生後2~5ヶ月程度が始まる目安となり、この理由は子犬の歯が生え代わって、口の中がむずかゆくなることも原因のひとつです。
またこの時期に噛み癖のしつけを行っていないと、成犬になっても続いてしまう可能性が。
成犬の噛み癖は子犬よりもアゴのチカラや歯が発達している状態のため、思わぬケガや事故につながる心配があるため、子犬の2~5ヶ月を目安に噛み癖のしつけを行っておくようにしましょう。
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子犬の噛み癖を直すためのしつけ!
子犬の噛み癖がなかなか治らず、適切なしつけにも悩んでしまって、ストレスや不安が蓄積してはいませんか?
子犬らしい愛らしさと純粋な感性を維持しながらも、噛み癖を直して本来のお利口さんな状態を取り戻すために、ここでは子犬の噛み癖に最適なしつけ方法を集めてみました。
短く高いトーンでしつけていく
子犬の噛み癖にしつけは、短い言葉を低いトーンで伝えることがポイントになります。
この際の例では、
ポイント
- いけないよ
- ダメだよ
- NO!だよ
といった言葉がおすすめで、短く低いトーンで端的に叱るようにすると、いつもとは違った飼い主さんの声のトーン・話し方に、子犬は噛んではいけないことを学び、噛み癖の改善や予防につながります。
手を使っておやつやフードを与える
子犬が飼い主さんの手をかじるのは、その手が噛んでもよいものだと間違った認識をしているため。
飼い主さんの手を噛んではいけないと子犬に教えるために、おやつやフードを手で与えるしつけを繰り返してみましょう。
このしつけを取っていくたび、子犬は「飼い主さんの手は噛むものではなく、美味しいフードやおやつをくれるもの」だと学び、甘噛みの予防にアプローチできます。
噛んでよいもの、いけないものを両方見せてしつける
子犬の噛み癖のしつけでは、
注意ポイント
- 噛んでもよいもの
- 噛んではいけないもの
の両方を用意して、それぞれの区別をはっきりとわからせる方法が効果的です。
子犬が噛んでもよいものを噛んでいるときは思いっきり褒めて自由にさせてみましょう。
子犬に噛んでもよいものを見せ、与えた時に噛んでしまった場合は、先ほどにもお伝えした効果的なしつけのポイント、短く低いトーンでの「だめだよ、No!だよ」といった言葉で愛犬の噛み癖をガードしていきましょう。
子犬が噛んではいけないもの噛もうとしたら、手で制したりそれを隠して、噛んでもよいものを与えることで子犬にストレスがかかりづらくなるメリットがありますよ。
子犬に構わないようにすること
愛らしい子犬を構わない、無視してしまうのは飼い主さんにとって苦しいものですが、噛み癖のある子犬はある程度の放置も、この癖を直すしつけになるんです。
子犬がモノや飼い主さんの手を噛んでも徹底的に構わないようにし、噛むのをやめたら思いっきり褒めてたっぷり遊んであげるようにしましょう。
すると子犬は、
ポイント
- 「噛むのをやめたら遊んでもらえた」
- 「噛んでいるとまったく構ってもらえなくなる」
と学習するようになり、頻繁な噛み癖の改善・予防にアプローチできますよ。
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~おわりに~
子犬はもともと素直で従順性のある生き物ですので、噛み癖を直すしつけの繰り返しで徐々に改善されていくようになります。
思わぬ事故やケガを防ぐためにも、子犬の噛み癖を直すしつけトレーニングを早めにスタートして、健やかな成長を支え、見守っていってくださいね♪