クレート・ケージ・サークルの違い|警察犬ドッグトレーナーが選び方を解説

犬のしつけ
この記事の目次

クレート、ケージ、サークルのどれを買えばよいか迷ったら、まず「休む場所」「寝床とトイレを置く生活範囲」「犬を入れて運ぶ道具」のどれが必要かを分けてみましょう。名前が似ていても、できることは同じではありません。

購入前には、本体の大きさだけでなく、犬が中で姿勢を変えられるか、扉を開ける余地があるか、掃除しやすいかも確認します。ここでは、用品の違いと、家で使えるかを確かめる順番を紹介します。

当コンテンツの運営、執筆は東京DOGSが行っています。 詳細は、コンテンツ制作ポリシー、プライバシポリシーを参照ください。

クレート・ケージ・サークルは、構造と用途で比べる

日本ペット用品工業会の説明では、一般に天面と床面がある囲いをケージ、ない囲いをサークルと呼びます。ただし、売り場での名称は重なることもあるため、商品名だけでなく仕様表や実物を見てください。

用品主な役割と購入前の確認
クレート箱型で扉がある用品。休息や、運搬に対応した製品での移動に使う。内寸、通気、扉の留め具、運搬時の耐荷重を確認する。
ケージ天面・床面を含む囲い。室内で使う区画として、犬の姿勢、柵の隙間、床や扉の安全性を確認する。運搬できるとは限らない。
サークル周囲を柵で区切る用品。寝床・水・トイレを置いた後にも、犬が休み、移動できる広さが残るかを確認する。

持ち手がある製品でも、犬を入れたまま持ち上げてよいとは限りません。室内用と運搬用を取り違えず、説明書で用途と使い方を確かめます。

プロのトレーナーに無料で相談

店舗見学・初回カウンセリング無料

まず、どこで何に使うかを決める

通院用なら移動に適した用品を、寝床とトイレを分けたいなら両方を置ける生活範囲を考えます。料理中の台所への進入を防ぐ目的なら、サークル一式よりゲートが合う場合もあります。

クレートをサークル内に置くこともできますが、用品で床が埋まっていないかを見てください。クレートが踏み台になって柵を越えないか、扉同士がぶつからないかも確認します。

普段は室内で自由に過ごす犬でも、移動や預かりで囲いを使う場面があります。東京DOGSの公式動画では、フリー飼いとの考え方の違いや、日頃から慣らす準備について解説しています。

鳴く、扉に突進する、柵を噛み続けるなどの様子がある時は、動画を参考にしても我慢させ続けないでください。家庭では、犬が無理なく近づき、休めるところから進めます。

寸法は、犬と部屋の両方を測る

外寸ではなく、使える内側の広さを見る

体重の表示が合っていても、脚や胴の長さは犬ごとに違います。中で自然に立つ、向きを変える、横になって体を伸ばすことができるかを見ます。入口だけが低い製品や、内側に突起がある製品にも注意してください。

食器や敷物を置いた後の広さも確認します。「狭いほうが落ち着く」と考えて、立つ・回る動作が難しい用品へ合わせる必要はありません。子犬は成長に伴って、今の体に合っているか確かめ直します。

扉と掃除のための余地を残す

本体が置けても、扉を開けると人の通路をふさぐ、トレーを引き抜けない、といったことがあります。外寸に加えて、扉の開く方向、犬の出入り、人が掃除する位置まで測ってください。

サークルでは寝床とトイレを離し、水まで無理なく歩ける配置にします。用品を置いた後の通り道が狭いなら、本体の広さや置く物を見直しましょう。

床・留め具・柵の隙間を点検する

床が滑らないか、扉が急に戻らないか、留め具が確実に掛かるかを見ます。柵の隙間や連結部分では、頭、足、装具が挟まったり引っ掛かったりしないか、製品の注意事項を確認してください。

敷物を足す場合も、ずれる、めくれる、噛みちぎって飲み込む、といった心配がないかを見守ります。破損した部品を自己流の補修で使い続けず、使用を止めてメーカーへ相談します。

置き場所は、直射日光や暖房の熱、エアコンの風、窓や玄関の刺激も確認します。夜に静かでも日中は暑くなる場所があるため、犬が過ごす高さで時間帯ごとに見てください。

運搬に使うなら、利用先の条件を先に確認する

車内、公共交通機関、航空輸送では、使える用品や固定方法が異なります。利用予定の会社が案内している寸法・重量・構造などの条件を、購入前に確認しましょう。

耐荷重だけでなく、犬と用品を合わせた重さを人が安全に運べるか、玄関や階段を通れるかも見ます。「キャリー対応」という表示だけで、すべての移動手段に使えるとは判断しません。

買った後は、入る練習を急がない

大きさが合っていても、購入した日から長い留守番に使うのは避けます。まずは扉が勝手に閉まらないようにし、犬が近づいて自分で出入りできるところから始めてください。部品を外す場合は、説明書で認められた方法に限ります。

一度入った、静かになったという点だけで、長く閉められるとは決めません。体のこわばりがなく姿勢を変えて休めるか、水や排泄の必要を満たせるかも見ます。長時間閉じ込めることや、叱って押し込む場所として使うことはしません。

強い不安や自分を傷つける行動がある場合は、家庭で時間を延ばす練習を続けず、獣医師や行動の専門家へ相談してください。

購入前に、使う場面、犬の寸法、置き場所の寸法を書き出してみましょう。買った後の慣らし方と、生活環境全体の点検は、次の記事で詳しく確認できます。

関連記事犬のクレートトレーニング|警察犬ドッグトレーナーが解説記事を読む →関連記事犬の飼い方と室内環境|警察犬ドッグトレーナーが食事・運動・ケアを解説記事を読む →

動画でもう一度確認する

プロのトレーナーに無料で相談

店舗見学・初回カウンセリング無料

お気軽にご相談ください

店舗見学、お問い合わせ無料!
プロトレーナーが正しく、
的確にお答えいたします。