犬のしつけトレーニングは集中力・根気が必要なメソッドでもあるので、それなりに長い時間をかけた方が良いというイメージを持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか?
実は犬が集中力を維持できるのはわずか5分で、人間に比べると1/10の時間しか集中力をキープできないと考えられているんです。
そこで今回は、犬のトレーニングに最適な時間はどれくらいなのか、子犬や成犬、老犬に合わせた適切なトレーニング時間をわかりやすく解説!
さらに犬がトレーニングに集中しやすい時間帯やタイミングも合わせてお伝えしますので、今日からの効率的なしつけにぜひ参考にしてくださいね。
目次
【子犬・成犬・老犬別に解説】犬のしつけトレーニングの最適な時間
犬の集中力がキープできる時間はわずか5分となっているので、この時間内にしつけトレーニングを進めて完了させておく必要があるんです。
ただ子犬・成犬・老犬によって適切なしつけトレーング時間が変わってくるので、ここではそれぞれの目安のトレーニング時間を一緒にチェックしてみましょう。
子犬のしつけトレーニングの最適な時間
子犬のしつけトレーニングは、遊びやじゃれ合い、飼い主さんとのコミュニケーションを深めるための目的があり、その時間は3分程度がベストと言われています。
子犬のしつけトレーニング時間の3分が適切な理由には、
ポイント
- 子犬にしつけを遊び感覚のように好きになってもらうため
- 飼い主さんと一緒に何かを取り組む楽しさを感じてもらうため
という目的や必要性があり、子犬が3分では物足りないと感じるくらいのトレーニング時間が最適だと考えられているんですよ。
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成犬のしつけトレーニングの最適な時間
成犬で子犬の頃からしつけトレーニングを継続している場合は、5~10分程度のトレーニング時間が最適だと考えられています。
また、成犬になってからはじめてしつけトレーニングを始める際は、5分の短い時間の中でのしつけが最適。
成犬のしつけトレーニングの時間には、
ポイント
- 子犬時期からしつけている場合は集中力維持時間が伸びている
- 成犬になると頭が硬くなるため、犬のペースに合わせたしつけ時間が必要
などの目的があります。
老犬のしつけトレーニングの最適な時間
老犬のしつけトレーングの場合は、心身ともに衰えが目立ち始めることもあり、3~5分程度のしつけ時間が最適だと推奨されています。
老犬のしつけトレーニングは、
ポイント
- 集中力、根気が何よりも必要
- 体力や集中力の観点からゆっくりなトレーニングがポイント
になり、子犬や成犬よりもじっくりゆっくりな時間をかけることが重要になります。
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犬のしつけトレーニングは1日何回?
子犬や成犬、老犬にかかわらず、しつけトレーニングは1日何回がベストなのか、トレーニング時間と同じように押さえておきたいポイントですよね。
犬のしつけトレーニングの1日の最適な回数は、3回がベストと言われていて、
ポイント
- 3回以上に増やさないこと
- ほどほどに行うこと
が肝心になります。
また1日3回の犬のしつけトレーニングの中でも、犬と思いっきり遊んだり、のんびりリラックスして過ごせる時間を設けると、飼い主さん・犬両方にしつけとその他の時間のメリハリが生まれ、気持ち的な余裕も出やすくなるでしょう。
犬のしつけトレーニングの最適なタイミングは?
では、犬のしつけトレーニングは、1日の内のどのタイミングで行うことがベストなのでしょうか?
ここからは犬のしつけトレーニングに最適なタイミングと、避けるべきタイミング・シーンについて解説してみたいと思います。
犬のしつけトレーニングに最適なのは【食事前・起床時・運動前】
犬のしつけトレーニングに最適なのは、食事前と起床時、運動前の3つ。
ここではこのシーンでのトレーニングが最適な理由をそれぞれに見ていきましょう。
食事前
食後のしつけトレーニングは胃捻転になりやすいと言われ、食事前に行うことがベストだと考えられています。
起床時
睡眠から目覚めた犬は心身が十分に休息をとって元気な状態のため、パフォーマンス向上や集中力の維持に良いと言われています。
運動前
運動後は犬が疲労を感じやすいことから、遊びやお散歩の延長で運動前のトレーニングを行うことが推奨されています。
犬のしつけトレーニングを避けるべきタイミング
犬のしつけトレーニングを避けるべきタイミングは、
ポイント
- 食事後
- 運動後
のふたつ。
このシーンは本来犬が自由にのびのびと、リラックスして過ごすべきタイミングとなり、トレーニングを行うことでパフォーマンスや集中力の低下が見えてしまうこともあるからなのです。
~おわりに~
犬のしつけトレーニングの最適な時間や1日の回数、ベストなタイミングは、意外に細かな理由と必要性があるんですね。
犬の集中力・パフォーマンス向上に適したしつけ時間と回数、タイミングを早めに理解して、飼い主さんに安心の暮らし実現と犬をいっそうにいとおしく思う気持ちを深めていきましょう。