犬を迎え入れた時にすぐに始めておきたいしつけですが、その順番をしっかりと把握している飼い主さんはまだまだ少ないのではないでしょうか?
犬のしつけの順序によるバランスが取れていると、飼い主さんと愛犬ともにストレスのない日常生活を持続していくことができます。
今回は犬のしつけの順番について、4つの順序としつけをする際のポイントをわかりやすくお伝えしてみたいと思います!
目次
犬のしつけの順番!4つの方法をマスターしておこう
犬を迎え入れてからすぐに始めておきたいしつけにはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは犬のしつけの4つの順番について、必要性や目的を解説していきたいと思います。
1信頼関係を築くしつけ
愛犬の食事やトイレタイム、いたずらといった悪さをしてしまった際のしつけは、飼い主さんと愛犬が信頼関係を構築して初めてスムーズになると言っても過言ではありません。
そのため犬を迎え入れたら、飼い主の自分を信頼してもらえるように、コミュニケーションやスキンシップ、アイコンタクトなどの信頼関係を築く行動を積極的にとるようにしましょう。
愛犬が飼い主さんにココロを開くようになると、信頼関係の芽生えによって出迎えたときよりもしつけのしやすさ・愛犬の理解力を実感できるようになります。
2愛犬に名前を覚えてもらうためのしつけ
愛犬と飼い主さんの信頼関係を深めることはもちろん、飼い主さんが犬に対してのしつけをしているのだという流れを愛犬に覚えてもらうために、名前を呼んで慣れさせることは重要なしつけになります。
愛犬の名前を呼び、アイコンタクトをとったり飼い主さんのそばに来たり、甘えるような行動を取った場合は犬が自分の名前を認識し、受け入れていることのサインとなるため、毎日繰り返し愛犬の名前を声に出すようにしましょう。
3ボディコントロールによるしつけ
犬との信頼関係が深まり、名前を呼ぶと愛犬が反応するようになったら、次はボディコントロールにシフトしていきます。
犬のしつけのボディコントロールとは、飼い主さんが愛犬のカラダのどの部分に触れたとしても、犬が嫌がらない状態のことを言います。
ハンドリング・エクササイズともよばれるボディコントロールによるしつけは、飼い主さんに触れられても愛犬が嫌悪感・恐怖を感じないための訓練で、無駄吠えや万が一の噛みつきなどを防ぐ目的があります。
4コマンドを伝えていくしつけ
犬を迎え入れてからの最終的なしつけの順番となるのが基本コマンドです。
コマンドとはそもそも、
ポイント
- おすわり
- 待て
- 伏せ
- おいで
- ついて
- お手、おかわり
などがあります。
愛犬にそれぞれの言葉の意味を覚えてもらうことで、しつけ時の上下関係や飼い主さんの指示を守ってもらうという必要性・目的、事故を未然に防ぐ効果があります。
4つの順番で犬にしつけをする時のポイント!
これまでにお伝えしてきた、犬に必要な4つの順番のしつけは、どの順序にかかわらずに重要なポイントがあります。
愛犬がスムーズに4つの順番のしつけをマスターすることができるよう、どの順序にも共通するポイントを見ていきましょう。
しつけの時間は短くがポイント
犬のしつけは一度に長い時間をかけるほどに愛犬が覚えやすいというイメージがありますが、実はこれは大きな間違いで、犬が集中できる時間はわずか5~10分程度と言われています。
愛犬が子犬の場合は5分の集中力を発揮できないケースもあるため、しつけは毎日短時間でコンパクトに行うよう心がけてみましょう。
犬が集中できる時間を考慮したしつけは、忙しい飼い主さんにとっても、愛犬にとっても負担が少なく覚えやすいというメリットがありますよ。
コマンドの言葉を統一すること
愛犬に対してのコマンドのしつけ言葉は、さまざまなものがあります。
その場その場でコマンドの言葉をバラバラにしてしまうと、犬は言葉とその意味を理解できず、戸惑ってストレスや不安を感じてしまうことがあるため、言葉によるコマンドの指示はどんな際でも統一するように心がけてみましょう。
大きな声で怒らないこと
犬のしつけは根気が必要で、犬もそれぞれに人間と同じように得意・不得意な部分を持っています。
しつけの最中に犬がなかなか覚えてくれず怒ってしまうと、これまで飼い主さんにココロを開いていた状態が一気に恐怖や不安に変わり、絆が揺らぎやすくなる心配も。
犬は特に教えられていないこと・わからないことで怒られてもその意味が理解できないため、得意な部分・苦手な部分をしっかりと見直し、気長に向き合うようにしてみましょう。
4つのしつけの順序で愛犬ができたこと・できないことを整理するのは愛犬の特徴を知るうえでも大切なポイントです。
さいごに
犬を迎え入れた時のしつけの4つの順番を積み重ねていくと、バランスの取れた内容で飼い主さん・愛犬ともにストレスフリーなしつけ時間を過ごすことができます。
しつけは適度に厳しく、その他の時間は思いっきり遊んだり甘えさせるようにして、メリハリあるしつけで愛犬の成長をサポートしてくださいね!