犬がカーペットを噛むいたずらに悩む飼い主さんは意外に多く、カーペットの傷みばかりではなく愛犬の健康状態も心配に感じていませんか?
カーペットには見えない汚れがたくさん付着しているので、犬の噛むクセが直らないと、健康面での影響も不安になってしまいますよね。
今回は犬がカーペットを噛んでしまうよくある3つの原因と、そのパターンに応じた直すためのしつけをわかりやすく解説!
愛犬と飼い主さんに安心の暮らしを取り戻すため、カーペットを噛む犬の気持ちをぜひ参考にしてくださいね。
目次
犬がカーペットを噛む3つの原因とは?
犬がカーペットを噛むのは好奇心が旺盛で活発な子犬のいたずらというイメージがありますが、さまざまな要因が重なると、成犬でもこのいたずらをしてしまうことがあるんです。
犬がカーペットを噛む3つのよくある原因をチェックしてみましょう。
1欲求が満たされていないため
犬がカーペットを噛むいたずらをしてしまうのは、
ポイント
- おもちゃに飽きてしまった
- ストレス、フラストレーションが原因
- 散歩に行きたい、散歩時間が短いと不満を感じている
- 飼い主さんに構ってもらいたい
- お腹が空いている
といった、さまざまな欲求が満たされていないことが原因のひとつ。
犬は欲求が満たされないと、飼い主さんの気を引こうとしたり、ストレスを解消する意味で噛む行為が頻繁になります。
またカーペットは犬にとって、自分や飼い主さんのニオイが染み付いた安心感があり、やわらかな素材であるため噛みやすいと感じ、クセ(習慣)になることがあるのです。
2歯の生え代わりによるもの
子犬の愛犬がカーペットを噛むのを止めない場合は、歯が生え代わっている可能性が考えられます。
子犬の歯の生え代わりは、口の中がむず痒い状態になり、そのストレスや違和感をなくそうとカーペットを噛んでしまうことが。
カーペットは子犬にとって、身近にある噛みやすい対象となるため、しつけがままならない状態の場合は特に、カーペットを噛んでも良いおもちゃだと間違った認識をしている可能性があるでしょう。
3犬の性格によるもの
犬にも人間と同じように、生まれつきの性格(個体差)があります。
生まれつき何かをしていないと落ち着かないタイプの犬の場合は、いろいろな遊びを求める傾向にあるため、身近にあるカーペットを遊びの道具として認識している可能性があります。
犬の性格的な問題は、生まれつきでもあるので成犬になっても直らないケースがあり、早めに欲求を解消する遊びや噛み癖を止めさせるしつけをしておく必要があります。
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カーペットの上にシートなどを敷く
犬がカーペットを頻繁に噛む場合は、ビニールシートなどを敷いてその上で遊ばせてみることがおすすめです。
ビニールシートはつるつるとした素材で犬の活発な行動を助ける役割があり、その他にもカーペットとは違った素材なので噛みたい欲求の抑制につなげていくことができます。
また犬が遊ぶテリトリーを決めて、カーペットの一部分のみにビニールを敷いて遊ばせる方法も、カーペットの傷みを予防するコツになりますよ。
愛犬が苦手な部分に触れてしつけてみる
犬がカーペットを噛み始めたら、しつけのひとつとして愛犬が嫌がる部分にトントンとタッチしてみましょう。
鼻や手の甲、お尻に近い部分など、愛犬が弱点とする部分にこずくように触れてしつけると、
ポイント
- 愛犬はカーペットを噛むとイヤなことをされる
- 飼い主さんに叱られている
と徐々に学習するようになり、噛み癖の予防にアプローチできます。
愛犬が苦手な部分に触れながら「噛んだらダメだよ」「他の遊びをしようか?」という言葉をやさしくかけて、犬の気分転換をサポートしてあげましょう。
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愛犬の気持ちに寄り添って対応する
愛犬がカーペットを噛むのは欲求が満たされていないことが原因だとお伝えしました。
そのため、愛犬がカーペットを噛み始めたら、どんな欲求があるのかをじっくり観察して、声がけやカラダに触れて犬の反応を確かめ、気持ちに寄り添った対応をしてあげましょう。
犬には飼い主さんの言葉を察知する能力が備わり、「ごはん?」「お散歩?」「おもちゃ?」といった声をかけて、過度に反応した点から愛犬の欲求をくみ取っていくことができます。
愛犬がカーペットを噛み始めたら、まずは愛犬とのコミュニケーションを第一に優先して、欲求に応じた対処を繰り返ししていくと、欲求不満による噛み癖が少なくなっていくはずです。
さいごに
愛犬がカーペットを頻繁に噛むのは、何らかのSOSを出しているサインと言えます。
カーペットを噛むクセが直るまでは、愛犬を第一優先した生活スタイルを意識して、犬の気持ちに寄り添える理想の飼い主さんを目指していきましょうね!