ドッグランって実際どうなの?ドッグランのメリットと注意点3選をプロドッグトレーナーが解説

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解放的で愛犬がのびのびと遊び、走り回れるドッグラン。

愛犬の日頃の運動不足を解消したり、社会化しつけのひとつとしてドッグランに行くことを考えている飼い主さんが多いことでしょう。

実はドッグランに行くときには、あらかじめ知っておきたい3つの注意点があるんです。

この注意点を押さえておかないと、愛犬はもちろん飼い主さん同士のトラブルにつながることが…!?

今回はドッグランに行く前に知っておきたい3つの注意点と、番外編として愛犬をドッグランに慣らすポイントを業界歴15年の警察犬・家庭犬ドッグトレーナーが解説します。

松尾 ゆうと

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ドッグランの注意点その①愛犬に怖い思いをさせないこと

ドッグランはさまざまな犬種のワンちゃんが集まり、その分飼い主さんもたくさんいるため、

  • 人見知りしやすい
  • 警戒心、恐怖心が強い
  • 人や他の犬に慣れさせる社会化トレーニングが十分ではない
  • 犬が苦手
  • 人がコワイ
  • 初めての環境だと過剰に緊張してしまう

などに当てはまるワンちゃんの場合は、はじめての環境・場所にビクビクおどおどしてしまい余計なストレスになる可能性があります。

ドッグランではたくさんのワンちゃんたちが集まっているため、飛びつかれたり追いかけられる、歯を当てられるなどが日常茶飯事に起こる可能性があります

そのため人見知りで警戒芯が強い愛犬の場合は、ドッグランに行ってものびのび過ごせず、逆に恐怖やストレスを感じて心身の不調につながることがあるのです。

ドッグランの注意点その②しつけをしっかり行ってから行くこと

愛犬をドッグランでのびのび遊ばせたいと思った際は、いきなり連れていくのではなくしつけをしっかり行ってから連れていくことが重要なポイントです。

具体的には呼び戻しやマテのしつけ、社会化しつけなどを教えるのがポイントです!

この理由は、たくさんのワンちゃんや飼い主さんがいるドッグランに始めていくと、愛犬が興奮して走り回り、呼び戻しても帰ってこない、見失ってしまうなどのトラブルにつながるため。

ドッグランに行って興奮状態にある犬は、犬種にかかわらず興奮して他のワンちゃんや飼い主さんに飛びついたり、歯を当てるなどのトラブルが出て飼い主さん同士もイヤな気分になることがあります。

ですが普段から、

  1. 他の犬・人・モノに慣れさせる「社会化トレーニング」
  2. 呼び戻しのしつけ
  3. 興奮を鎮静化させるしつけ
  4. マテ、おいで、ストップのコマンド
  5. 基本のコマンド

に取り組み愛犬がしつけをマスターしていると、ドッグランの中でも飼い主さんの言いつけを守り、走り回っている状態でも呼び戻しなどがしやすくなります。

すると、ドッグランあるあるのトラブルが未然に予防でき、愛犬は安全に楽しく過ごせて飼い主さんも安心に見守ることができるようになるのです。

【プロ解説】「おいで」の正しい教え方!プロもやってる呼びもどし法!

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【番外編】愛犬をドッグランに慣らすおすすめの方法!

愛犬の運動不足解消、他の犬や飼い主さんとの交流におすすめのドッグランでも、しつけや準備もないままに連れていくのにはたくさんのリスクがあるんですね。

では、愛犬をドッグランに慣らすにはどうしたら良いのか?

その効果的な方法は、

  • ドッグランががら空きの時に行く
  • プロのトレーナーに見てもらう
  • 犬のようちえんに通う
  • まずは慣れている犬といく
  • 慣れている人といく

ことなどが挙げられます!

ドッグランががら空きの時に行くことで愛犬にドッグランの環境や雰囲気を知ってもらい、馴染ませることができます

はじめは少人数、少しずつ数を増やしてドッグランに行くという段階を踏んだ対策も重要

プロのトレーナーに見てもらったり犬のようちえんに預けることは、飼い主さんと過ごす以外のいろいろな環境・シチュエーションに愛犬を慣らすことができるため、ドッグランでの問題行動を起こしたり、過度な警戒や恐怖を抱く心配がなくなりますよ。

松尾 ゆうと

とにかくちょっとずつ慣らして進めていくのが重要です!

犬の基本的なしつけ方を段階に分けて紹介!しつけを始めるタイミングや注意点も解説

ドッグランの注意点その③本当に必要かを見極める

ドッグランに行きたいと思った時に注意しておきたいのが、「愛犬にドッグランが本当に必要か?」という部分の見極め。

たとえば、

  1. 飼い主さんが忙しくて遊ぶ時間が取れず、愛犬の運動不足が気になる
  2. 他の犬、飼い主さんと交流したり情報交換をしたい
  3. 飼い主さん同士のコミュニティに参加したい
  4. 犬同士のコミュニティに参加したい
  5. 都心部に住んでいて犬を運動させるスペースが確保できない

というニーズがある場合はドッグランが向いていると言えるでしょう。

ですが逆に、

  • 十分なしつけ、準備をしてもドッグランに行くと愛犬が怖がる
  • 近所の公園での遊び、日々のお散歩時間が十分に取れる
  • 愛犬の人見知りがなかなか改善されない
  • 犬がコワイ
  • 犬を噛んでしまう

などに当てはまる場合は、ドッグランに行くことが逆にストレスになったり、運動不足が深刻ではないと判断できるため、無理にドッグランに行く必要がないと言えます。

松尾 ゆうと

ドッグランって「絶対に行かなくてはいけないもの」ではないんです。

ドッグランに行く・行かないは自由に決められるものの、

  • 「愛犬がドッグランに本当に向いているのか?」
  • 「飼い主さんが安心、満足に愛犬をドッグランで連れて行ってあげているのか?」
  • ご自身と愛犬のライフスタイルに本当に必要なものなのか?

という点をもう一度振り返り、必要か必要でないかの見極めを徹底的にしておきましょう。

松尾 ゆうと

ドッグランはメリットと注意点を天秤にかけていくかいかないかを判断するといいです!

おわりに

 

コラム筆者のプロドッグトレーナー、松尾は意外に思われるかもしれませんが「ドッグランには行かない派」です。笑

この理由は、解放的で愛犬がのびのびと過ごせて日頃の運動不足も解消できる公園、スポットで十分に楽しく必要なしつけもしているため。

ロングリードでボール投げをしたり追いかけっこをしたりとドッグラン以外の選択肢がいくつもあります。

愛犬とドッグランデビューをする際は3つの注意点を繰り返しチェックして、愛犬の健康と安全、飼い主さんの安心を守ってくださいね。

松尾 ゆうと

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