子犬とのお散歩はリフレッシュや愛犬の運動不足解消が目的のイメージがありますが、散歩中でもできるしつけがいくつもあるんです。
好奇心旺盛で活発な子犬は、お散歩中の急な飛び出しや飛びつき、他の犬や飼い主さんへの威嚇などいろいろな問題行動が出やすいケースも。
今回は子犬のお散歩中の問題行動の改善と予防にも役立つ、散歩中にできるしつけとそれぞれの目的や手順を詳しく解説します。
犬のしつけ教室を運営しているドッグトレーナー目線の、子犬の散歩中にできるしつけやポイントをぜひ最後までご覧になってくださいね!
目次
子犬とのお散歩中に必要なしつけは?目的もチェック!
子犬とのお散歩は、愛犬が人間社会や外の世界、さまざまな音やモノに慣れるための、社会化トレーニングの一環にもなります。
お散歩のタイミングを上手に活用してしつけ時間に当てれば、子犬ならではの問題行動の不安や心配がなくなり、飼い主さん愛犬ともにのびのびと楽しいお散歩時間が実現するはず!
ここではさっそく、子犬とのお散歩中に必要なしつけと必要性を詳しく見ていきましょう。
子犬をリードや首輪に慣れさせるしつけ
子犬にとっては初めての体験・着用になる首輪。
お散歩中のマストなアイテムとなる首輪やリードは、
ポイント
- 子犬の万が一の飛びつきにもすぐに対処するため
- 飼い主さんとの歩行ペース、スピードを合わせるため
- 序列関係を明確にするため
- 犬の行動のコントロールするため
といういくつもの目的があります。
ただ、子犬にとって首輪やリードは、はじめの内は首周りの締め付けに違和感やストレスを感じ、嫌がって暴れたり噛みついてくるケースが少なくはありません。
子犬にリードや首輪を早く慣れさせるためにも、装着時はおもちゃやおやつなどを上手に使って、「首輪やリードをつけるといいことがある、お散歩に行ける」という、楽しいイメージと結びつけるようしつけの工夫をしてみましょう。
おすわり、マテのコマンドを覚えさせるしつけ
子犬のお散歩中に早めに覚えさせておきたいコマンドが、おすわりとマテ。
お散歩中のおすわりのコマンド |
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お散歩中のマテのコマンド |
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というそれぞれに、安心安全にお散歩を楽しむための目的があります。
おすわりやマテのコマンドは、動きや行動が活発になるお散歩中にしておくことで自宅内のしつけにも応用・活用ができ、基本のしつけとなるため、お散歩デビューと同時に実践・継続がおすすめですよ。
飛びつきや威嚇、無駄吠え防止のしつけ
子犬にとっては初めての体験が多いお散歩中。
他の犬や飼い主さんと出会うことも多く、はじめの内は興奮から飛びつきや威嚇、無駄吠えが著しくなるパターンがめずらしくはありません。
子犬のお散歩中のこのような問題行動は、近所迷惑になったり他の犬や飼い主さんに余計な気を使わせてしまう心配があるので、
おすわりやマテのコマンドを早めに出す | 興奮状態の子犬を落ち着かせ、飼い主さんの指示を守らせるための応急的な処置 |
リードをやや強めに引く | 他の犬や飼い主への飛びつきを阻止するための行動 |
首輪を持つ | 急に飛びつく、走りだそうとする子犬の問題行動をブロックする |
という3つのしつけと対処を早めにマスターしておくようにしましょう。
子犬とのお散歩中に!しつけにつながる接し方とは?
子犬とのお散歩中に、前項までにお伝えした必要なしつけはお散歩中の接し方や環境、コースを整え一定にキープしておくことも愛犬がしつけを早く覚えるコツになります。
子犬とのお散歩中にしつけがしやすくなる、接し方を詳しく見ていきましょう。
リードを短めに持つこと
子犬とのお散歩中にリードの短く持つのは、
ポイント
- 愛犬の余分な動きをコントロールできるため
- 子犬が飼い主さんとの歩調を合わせられるようにするためのしつけ
- 急な飛び出し、走りだす行動を未然にブロックするため
などなど、子犬の安全と飼い主さんの安心を守る目的がいくつもあります。
お散歩デビューしてからしばらくはリードを短めに持ち、子犬が慣れてきたタイミングを見ながらリードの持ち方を長め、緩めていくようバランスを調整しましょう。
愛犬の歩調に合わせること
子犬は成犬に比べると歩行や歩調が一定しないことがほとんどと言えます。
はじめの内は小犬のペースに合わせて、お散歩の環境に慣れてきたらリードや首輪を使うしつけ、おもちゃやおやつで誘導するしつけを組み入れながら、少しずつ飼い主さんの歩行・歩調ペースに合わせられるよう、ステップアップしていきましょう。
まとめ
子犬のお散歩中に必要なしつけを早めに押さえ、覚えさせておくとお散歩本来の楽しさを愛犬・飼い主さんともに実感できるようになります。
気持ち的にも余裕を持って子犬とのお散歩時間を楽しめるよう、リードや首輪、基本コマンドのしつけをさっそく進めてくださいね◎