知らなとヤバイ!?犬が寝る時のクレート活用術!必要性と教え方のポイントを解説

犬のクレートは愛犬が寝る時ばかりではなく、飼い主さんが心配に感じるトラブルを未然に予防するためにも便利なアイテムとして知られています。

愛犬が安らぎの眠りにつくことは、犬の健康を守るばかりではなく、お互いに快適な環境を維持して過ごしていくためにも欠かせないポイントになり、そのシーンにクレートは大いに役立つものでもあります。

今回は犬が寝る時にクレートを活用する必要性と、おすすめの整え方のポイントをわかりやすく解説してみたいと思います。

犬が寝る時のクレート活用!どんなメリット、必要性があるの?

犬が寝る時は専用のベッドを使ったり、飼い主さんと一緒に眠りにつくパターンもめずらしくはありませんが、飼い主さんが自由にのびのびと室内で過ごしたり、犬が快適で健やかな眠りを得るために、クレートにはベッドとは違った利便性やメリットがいくつも備わっているんです。

では、犬が寝る時にクレートを活用する際に、どんな必要性やメリットがあるのか、ここでは気になる詳細についてお話してみたいと思います。

犬が快適に眠るための環境を満たしていくため

犬が寝る時にクレートがおすすめなのは、犬が快適に眠るために必要な、

ポイント

  • 比較的狭くて暗いところ
  • トイレとは違う居住スペース
  • 事故やトラブルを未然に防げる
  • 囲いからくる安心感がある

という条件が整っていることも大きな理由のひとつとなります。

また犬が寝る時にクレートを活用することは、犬が持つ本来の性質や行動、習性を妨げない安心感があるところも、活用しておきたいポイントになるのです。

愛犬に安心感を与えてあげるため

犬も人間と同じように、環境や精神面のバランスが心身の成長や状態に大きく関係してくることがあります。

犬が寝る時にクレートを活用することは、犬がいつも寛げて安心できるスポットを与えることができ、クレートの中は犬にとって、

ポイント

  • ストレスの緩和や癒し、予防
  • リラックスした状態を維持できるため、心身の健康につながる

といった必要性、メリットがあることも把握しておくようにしましょう。

いたずらや粗相などのトラブルを防ぐため

犬は本来自分の縄張り意識が強い生き物でもあり、自分の安心できるテリトリーを本能的に欲しい習性があります。

また犬をお留守番させる際も、クレートがあると犬の習性に適した環境となっているため、ものを壊す・噛むなどのいたずらや、粗相のトラブルの未然予防に役立ちます。

ただ、いきなりクレートでお留守番をさせようとしても、はじめの頃は犬にとって逆にストレスになることがあるため、十分に慣れさせるための時間確保や好きなおもちゃ、おやつなどで気を引いてしつけをするようにしましょう。

犬が寝る時にクレートを使う際には、犬が普段から愛用しているおもちゃやタオルなど、ニオイのついているアイテムを一緒に入れておくとクレートの環境に慣れ、リラックスできるようになります。

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犬のクレートに対する抵抗感をなくしていくため

犬のクレートにはさまざまな大きさ・形状・デザインがあり、寝る時はもちろんお出かけや旅行、動物病院などに連れていくシチュエーションにまで幅広く活用することができます。

クレートは閉鎖的な空間でもあるため、クレートを目にしたことのない犬の場合は、子犬・成犬ともに怖い気持ちを抱いてしまうことも少なくはありません。

犬が寝る時にクレートを活用するのは、日常的に犬の目に触れるところに置いておくことが習慣になるため、徐々にその環境に慣れて、移動やお出かけの際にも余計なトラブルが起こりにくくなるメリット、必要性があるのです。

犬が寝る時のクレート活用術!安心の整え方のポイントとは?

犬が寝る時にクレートを活用することは、睡眠という犬にとってもっともリラックスしやすいタイミング・シチュエーションとなるため、さまざまなしつけがスムーズになります。

では、犬が寝る時のクレートはどのように整えることが犬に安心を与えるコツになるのでしょうか?

犬が寝る時のクレート活用術について、安心させる整え方のポイントを解説してみたいと思います。

犬の大きさに合わせたサイズ感のクレートを選ぶ

クレートの大きさが犬の体型に合っていないと、中で暴れたり遊びと勘違いしていたずらや粗相をしてしまうリスクがあるため、犬の体型に合わせたサイズを選ぶようにしましょう。

具体的なサイズ感としては、

注意ポイント

  • 回転運動が無理なくできる横幅
  • 犬が4つ足で立った状態で耳先がつかないくらいの高さ

になります。

また屋根のあるタイプのクレートを選ぶと、犬の動きを良い意味で制限しやすく、閉鎖された空間が好きな犬は早い段階でリラックスできるようになります。

水飲み器をセットしておく

厳しい暑さが続く夏の季節は、犬も脱水症状などの危険なトラブルが起こりやすい傾向にあります。

クレートの中は犬の動きがいつもよりも制限されてしまい、リラックスし過ぎて水を飲むことを忘れるケースもあるため、クレートの中やそばにはたっぷりの新鮮な水を用意しておくようにしましょう。

クレートの外側に水を用意する場合は、細長いホース上のところから犬が水を飲めるような水飲み専用器具を設置しておくことがおすすめです。

刺激のない場所に設置すること

犬は室内・屋外にかかわらずに音にとても敏感で、大きな物音にストレスや恐怖を感じてしまうことがあります。

窓や玄関など、雑音が入りやすい場所にクレートを設置することは避け静かで風当たりの良い、夏は涼しく冬は温かみを感じる場所に設置すると、犬は安心して健やかな眠りにつきやすくなりますよ。

ゆうと
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おわりに

犬が寝る時、飼い主さんがいっそうに愛犬のかわいらしさをいとおしさを感じる寝姿を毎回見ることができるよう、お伝えしたクレート活用術をひとつひとつクリアしていってくださいね。

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松尾ゆうと

□日本警察犬協会公認ドッグトレーナー □家庭で今すぐ使える"しつけ情報"を発信中! ◎ダメ飼い主→修行10年→資格取得→独立→□しつけ教室を運営中!

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