犬のリードの持ち方・扱い方|警察犬ドッグトレーナーが安全の確認点を解説

犬のしつけ
リードを着けた屋外の犬
この記事の目次

リードは、犬を強く引いて従わせるためではなく、犬と人の安全な距離を保つために使います。

持ち手を握れているか、余った部分が足に絡まないか、犬の動きに合わせて長さを変えられるかを見てみましょう。

この記事では固定長の一般的なリードを中心に、手元の扱いと散歩前の点検を解説します。

強く引かれて支えきれない場合は、持ち方だけで解決しようとせず、道具の適合と歩く場所を専門家へ相談してください。

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まずは両手で、持ち手と長さを分担する

慣れないうちは、交通のない安全な場所で、犬が落ち着いている時に確認します。

手の大きさや握力、リードの太さや形によって、扱いやすい持ち方は違います。
全員が同じ指の掛け方にする必要はありません。

片方の手で持ち手を握り、もう片方で長さを調整する

松尾 ゆうと

犬が左側を歩くなら、右手で持ち手をしっかり握り、左手を犬に近い側へ添えて長さを調整する方法があります。

左右が逆なら、無理のない形へ置き換えてください。

余ったリードは、指や手首へ何重にも巻かず、絡まないようにまとめましょう。

持ち手や使い方が特殊な製品は説明書を確認し、実際に急な力がかかった時の扱いはトレーナーに見てもらいましょう。

片手で持つ時も、余りと周囲を確認する

片手だけになると、細かな長さ調整がしづらくなることがあります。

スマートフォンや傘、荷物で両手がふさがる状態にせず、必要な時にもう片方の手を使えるようにします。

リードを短くするために指へ巻きつけたり、強い引きを指一本で受けたりしないでください。

片手では安全に持てない時は、両手を空けて持てるように、荷物や散歩の支度から見直しましょう。

手首への巻きつけや、急な引きに注意する

手首や指へ何重にも巻くと、急に引かれた時に締まり、ケガにつながる危険があります。

細いリードや伸縮式のひも部分を直接つかんで止めることも避けてください。

肩掛けや腰付けの専用品も、犬の力と人の体力、着け外しの方法、歩く場所まで考えて選んでください。

引きを支えきれないからと、体へ固定すれば安全になるとは限りません。

子どもだけに強く引く犬の散歩を任せないようにしましょう。

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歩く場所に合わせて、長さと距離を調整する

場面手元と周囲の確認
落ち着いて歩く時地面へ余りを垂らし過ぎず、首や体を常に引かない範囲で扱う。
人や車が近い時犬が車道や相手へ届かない距離を確保。近づく前に安全な方へ移る。
強く引かれる時力比べや急な引き戻しをせず、刺激との距離と歩く場所を見直し、支えられなければ相談する。

常に張った状態にも、長過ぎる状態にもしない

安全な場所では、犬の首や体を引き続けない程度の余裕を持たせます。

リードを「J」の形にすることだけに気を取られなくて大丈夫です。

少したるんでいても、犬が車道や他の犬へ届く長さなら危険です。

犬が落ち着いて歩ける距離を保ち、相手へ近づく前に進路を変えましょう。

引き始めた時に勢いをつけて引き戻したり、首へ繰り返しショックをかけたりする練習は行いません。

緩んだリードで歩く教え方は、関連記事で確認できます。

大型犬や強く引く犬は、握り方だけで対処しない

体重や瞬間的な力に、人が耐えられない場合があります。

引かれて怖い時は、さらに手首へ巻いて耐えようとしないでください。
人や犬の少ない道や時間帯、付き添ってもらう方法、体に合う道具も含めて相談しましょう。

首輪やハーネスが抜けそう、留め具が開く、歩くたびに咳が出るなどの問題があれば、そのまま使い続けないでください。

体調の異変は獣医師へ、道具の着け方や練習の進め方は専門家へ相談しましょう。

リードの種類と、出発前の点検

長さが決まったリードは、どこまで犬が届くか分かりやすく、普段の散歩や初めての練習でも選びやすい物です。

伸縮式やロングリードは使う場所・製品ごとの注意が違い、人や車の多い場所で長く伸ばして使いません。

出発前には、ほつれや金具、縫い目、持ち手に傷みがないかを見て、首輪やハーネスとの接続も確かめましょう。

体に合うサイズだけでなく、実際に歩いた時にずれたり抜けたりしないかも確認してください。

手持ち・肩掛け・腰付けの違いを、動画でも紹介しています

東京DOGSの動画では、持ち方を変えた時の長さ調整や扱いやすさを比べています。

動画と同じ形をすべての犬へ当てはめず、急に引く犬では、体へ固定する方法を自己判断で試さないでください。

握り方と、歩きやすい条件を一緒に見直す

松尾 ゆうと

リードは落とさず握り、余りを絡ませず、危険へ届かない長さで扱います。

首や体を引き続けることに頼らず、犬が落ち着いて歩ける場所と練習を用意しましょう。

不安がある時は、普段使う道具を持って相談してください。

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引っ張りの練習を進めたい時と、首輪のフィットを確かめたい時は、次の記事を参考にしてください。

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