「愛犬がトイレシートを食べて病気になってしまうのではないかと心配…」
「しつけをしているつもりなのにトイレシートを食べる愛犬のクセが治らない…」
今回はそんな悩みを抱いている飼い主さんに向けて、愛犬がトイレシートを食べる原因と予防のためのしつけを解説。
飼い主さんの安心と愛犬の健康と安全を守るために、トイレシートを食べる問題解決のヒントをさっそく参考にしてくださいね。
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目次
愛犬がトイレシートを食べるのはこんな原因があった!
飼い主さんが家を留守にし、愛犬がお留守番をしている時や、ちょっと目を離した隙にトイレシートを食べる問題行動に気づいてしまった…。
トイレシートは犬の排せつのためのアイテムでもあるので、愛犬が食べる問題行動があると、どう対処したらいいかわからずに心配になってしまうことでしょう。
ここでは愛犬がトイレシートを食べる、よくある原因についてまとめてみました。
運動不足を感じているため
愛犬がトイレシートを食べるのは、
ポイント
- 飼い主さんとのコミュニケーション不足
- まだまだお散歩をして動き回っていたい
- 運動やストレス発散不足
- ひまだからイタズラでかじってしまう
ということが原因でトイレシートを食べている可能性があります。
愛犬が運動不足(ストレス発散不足)を感じると、その欲求を改善するために、やわらかく食べやすい、目のまえにあるトイレシートを噛んでしまうことがあります。
ワンちゃんは運動不足(ストレス発散不足)になるとエネルギーの消費をイタズラで解消しようとするので注意です!
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お気に入りのおもちゃがない
愛犬にとってお気に入りのおもちゃは、噛みたい欲求・遊びたい欲求を満たす重要な要素があります。
愛犬にとって気に入らない、つまらないおもちゃをいつまでも与え続けていると、退屈やストレスを感じてトイレシートを食べ、おもちゃのように代用して不満さや物足りない気持ちを解放しようとしてしまうことがあります。
飼い主さんの気を引こうとしている
愛犬がトイレシートを食べる問題行動に気づいたとき、「だめだよ!」「何やってるの!危ないでしょう」と大きな高い声で叱った経験はありませんか?
犬にとって飼い主さんの大きな声、高いトーンの声は、叱られているとは理解できず、褒められている・遊んでもらえていると間違った認識を持ってしまうことがあります。
そのため愛犬は、トイレシートを食べると飼い主さんに褒められる・遊んでもらえると勘違いをし、気を引こうとしてトイレシートを食べる問題行動を起こしてしまう場合もあります。
愛犬がトイレシートを食べるトラブルとサヨナラ!予防のためのしつけ策
愛犬がトイレシートを食べるクセが治らないでいると、
ポイント
- トイレシートの素材が腸閉塞の原因になってしまう
- 犬の皮膚の健康を守る常在菌が死滅してしまう
などの重大な悪影響につながることがあります。
愛犬の健康と安全を守るために、ここではトイレシートを食べる問題行動を未然に予防する、正しいしつけ法を一緒に学んでみましょう!
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トイレシートを食べようとした瞬間にストップをかける
愛犬がトイレシートを食べようとした瞬間に、「ダメ」「NOだよ」という言葉を、いつもの声より低く重いトーンで出すようにすると、犬は飼い主さんの方に意識が傾き、間違っていることをしていると認識できるようになる場合があります。
問題行動をした瞬間にそれを抑制するしつけを心がけながら、自分に興味を持たせる行動を行うことがトイレシートを食べるトラブルの予防につながりますよ。
呼び戻しなどのコマンドを出しておもちゃを与える
愛犬がトイレシートを食べようとした場合は、トイレシートを食べる行動から違うもの(違う意識)へと犬の興味をうつすのもひとつの方法です。
具体的におすすめの方法は、「おいで」「こい」「カム」などの呼び戻しのコマンドを出して、犬の興味を飼い主さん側に持っていくようにしましょう。
そしてこのコマンドを愛犬がお利口さんにできたら、お気に入りのおもちゃやおやつを与えて思いっきり褒めてあげます。
すると犬は、トイレシートを食べるよりもおすわりやお手の遊びをするとおもちゃ・おやつがもらえると学習してこの問題行動の解消にアプローチできますよ。
ただし注意点としては一過性(一時しのぎ)になりやすいのでこの方法でダメな場合は他の方法を試してみるのも良いでしょう。
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トイレの仕様にこだわってみる
トイレシートがそのままさらされるタイプのトイレは、愛犬にとって食べやすい状態(すぐに食べられる状態)にあるため、トイレの仕様を愛犬の性格に合わせた素材や形状にするのが効率的かつ本質的な改善方法です!
メッシュなどのフタがついたトイレを使うと、シートが中に入っていることで間違って食べてしまうこと・誤飲の予防につながります。
メッシュカバー付きのトイレを新しく新調する場合は、愛犬が慣れるまで、
ポイント
- トイレに連れていくしつけ
- 排尿をしたシートを中に入れてニオイをつけておく
- 食後やお散歩の後など、トイレに行きたくなるタイミングを把握しておく
ようにすると、新しいトイレにもすぐに慣れてトラブルの予防に役立ちます!
つまり、「イタズラが起こらないような」「叱らなくてもいい」このような環境を人間が設定してあげるのが一番の本質的な改善と予防法になります。
おわりに
愛犬のトイレシートを食べる問題行動をなくすしつけをしながら、万が一食べて飲み込んでしまったことに気づいたら、すぐに病院で診察や検査を受けるようにしましょう。
犬がトイレシートを食べてしまうよくある原因をもう一度考え直して、お散歩時間やお部屋の環境、おもちゃやおやつの見直し変更から始めてみてくださいね。