誰でもできる!愛犬のお散歩にリーダーウォークを!リーダーウォークが必要な理由と教え方、メリットを解説!

愛犬とのお散歩シーンは、お互いが楽しみに感じるひとときですが、犬が過度にリードを引っ張ったり、落ち着きなく動き回る行動に不安やストレスを感じてはいませんか?
リーダーウォークは、愛犬との散歩シーンをもっと快適に、安心して楽しむために必要な、リードがゆるんだ状態で散歩を進めることを言います。

ここでは犬との散歩シーンに押さえておきたいリーダーウォークの基礎知識、必要性や教え方、メリットや始めるべき最適な時期をまとめてお伝えします。

愛犬との散歩にリーダーウォーク!状態と必要性とは?

愛犬と飼い主さんのコミュニケーションシーンでもある散歩は、リードをゆるめた状態で歩くリーダーウォークが理想の散歩のあり方と考えられています。

ここでは犬の散歩にどうしてリーダーウォークが重要視されているのか、気になる必要性とメリットをチェックしてみましょう。

犬と飼い主さんをさまざまなリスクから守るため

犬にとってはもちろん、飼い主さんにとっても愛犬とのお散歩時間は楽しく、かけがえのないシチュエーション。

本能のままに行動しがちな犬は、散歩による刺激に大きな喜びを感じるため、過度にリードを引っ張って先に進もうとしたり、なかなか落ち着けないことで道路への飛び出しなどのトラブルが起こってしまうケースも決してめずらしくはありません。

リーダーウォークは、犬が飼い主さんの横に並び、歩調を合わせながらリードがゆるんだ状態で散歩を進める状態のことを言うので、散歩中によくあるトラブルや犬のリスク回避につなげていくことができるのです。

散歩にストレスを感じなくなる

愛犬との散歩を楽しみにしていても、毎回無理に引っ張って余分に重さを感じたり、前のめりな犬の状態に飼い主さんの転倒などの不安を抱いた経験はありませんか?

リーダーウォークを犬との散歩シーンに活かしていくと、常に引っ張り合う状態だった散歩が飼い主さんのペースに合わせた散歩の状態に変わるため、これまでのストレスや不安が軽減されていっそうにこのひとときが楽しく、ラクに感じるようになります。

愛犬との意思の疎通がしやすくなる

犬の散歩時にリーダーウォークのしつけを癖付けおくと、愛犬は飼い主さんがこの場のリーダーなのだと認識できるようになります。

すると、犬が本来持つ素直さが引き出されて、しても良いこと・してはいけないことの意思疎通がスムーズに伝わり、飼い主さんの心身の負担も軽減できます。

また犬の散歩中のリーダーウォークは、犬が落ち着いて行動できるために、リーダーウォーク以外に必要なしつけのトレーニングが並行してできるメリットもあるんですよ。

リーダーウォークはいつから始める?最適なタイミングと教え方をチェック

お互いが安心し、気持ちに余裕のある快適なお散歩シーンが叶うリーダーウォーク。

では、犬の散歩シーンにリーダーウォークはいつからしつけ、はじめておくことがベストなのでしょうか?

ここではリーダーウォークのしつけをはじめるべき最適なタイミングと、教え方のコツを注意点と合わせてお伝えしてみたいと思います。

リーダーウォークをするのは早ければ早いほどいい

犬は子どもの頃にさまざまなしつけを覚えておくと、本来の賢さから成長してもそのしつけを守れる柔軟性が備わっています。

犬との快適なお散歩シーンを早めに実現するために、リーダーウォークは子犬またはお散歩デビューをしたタイミングでしつけをはじめておくようにしましょう。

リーダーウォークを教える3つのポイント

愛犬にリーダーウォークを教える際には、

ポイント

  • 飼い主さんの基本、左側を歩くようにすること
  • 飼い主さんより前に出ないように歩くこと
  • 飼い主さんが散歩中に止まったら、犬も止まるようにしつけること

という3つのポイントが重要になります。

そのために、散歩では犬が飼い主さんの左側を歩くことからしつけのスタートをしましょう。

左側を歩かせて、犬が上手にそのペースを守れるようになったら、褒めたり、おやつやおもちゃを与えて思いっきり褒めてあげましょう。

リーダーウォークで飼い主さんの左側を歩かせるうち、犬がこの場所を歩くとご褒美がもらえると認識して、覚えが早くなります。

犬がお散歩中に、リードを引っ張って飼い主さんよりも前に出たり、右側に移動しようと落ち着きがなくなった場合は、すぐにその場でストップをかけます。

そして逆の方向に進むよう、進路を変えてみましょう。

すると犬は、飼い主さんが歩くのをいきなりストップしたこと、進路を急に変えたことにネガティブなイメージを持ち、

ポイント

  • 「リードを引っ張ったら前に進んでもらえなくなる」
  • 「飼い主さんの前に出たらお散歩が終わってしまう」

のだと学習し、徐々に基本的なリーダーウォークが身につくようになります。

犬がお散歩のたびに、上手にリーダーウォークができるようになってきたら、

ポイント

  • 歩くスピードを変えていく
  • ジグザグに歩いて見る
  • 急にストップして様子を見る

のステップを繰り返して、犬のフレキシブルさを引き出すよう、心がけてみましょう。

まとめ

愛犬とのお散歩シーンに必要なリーダーウォークは、犬がこの状態を覚えれば覚えるほど、飼い主さんはいっそうに愛犬を誇りに思い、愛らしい気持ちを深めていくことができます。

毎回のお散歩がもっと楽しく快適に感じられるよう、ぜひ早めにリーダーウォークトレーニングをはじめてくださいね!

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ドッグトレーナー(犬しつけ社長)

東京DOGS 褒める犬のしつけトレーニング
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松尾ゆうと

□日本警察犬協会公認ドッグトレーナー □家庭で今すぐ使える"しつけ情報"を発信中! ◎ダメ飼い主→修行10年→資格取得→独立→□しつけ教室を運営中!

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