犬の幼稚園は、パピー期の犬の健康や学習、コミュニケーション能力向上といった目的があり、
「通わせてみようかな…?」と考える飼い主さんも増えていることでしょう。
ただ犬の幼稚園は"幼稚園"という名前があるだけ、「幼少期でないと通えない?いつから通うのがベスト…?」とギモンを感るかたも多くいらっしゃいます。
そのような方に向けて今回は、犬の幼稚園にいつから通うべきなのか、ベストなタイミングと通うメリットを詳しく解説していきたいと思います!
またこの記事の内容は実際に犬の幼稚園サービスを運営している事業者側の視点、実際のお客様の声もふくまれた内容になるのでぜひ参考にしてみてください!
目次
犬の幼稚園に通うべきベストなタイミング【2選】適切な理由をそれぞれ解説!
犬の幼稚園に興味を持っているものの、いつから通い始めるべきなのか判断が難しい飼い主さんに向けて、通うべきベストなタイミングの、
ポイント
- ワクチン接種後
- 子犬の社会化期に合わせて通う
のふたつの理由を詳しく解説してみたいと思います。
ワクチン接種後に通うのが良い理由
犬の幼稚園にワクチン接種後がベストタイミングと言われているのは、
注意ポイント
- 多くの犬の幼稚園がワクチン接種後の入園をルールとしているから
- さまざまな感染症、疾患のリスクをなくして安心安全な幼稚園通いができるため
- 犬ならではの感染症、疾患にかかるとしつけの支障、他の犬や飼い主さんへの影響が強く出るため
というさまざまな理由があるからなんです。
ワクチンを接種しておくことは犬がかかりやすい病気・感染症を未然に防ぎ、健康と安全を守りながら幼稚園通いができると言えます。
ただ、愛犬の体質や飼い主さんの事情によってワクチン接種が難しいケースもあるでしょう。
その場合でも絶対的に幼稚園に通えないということはなく、何らかの相談・対応を受けて通うことができるケースもあります。
※幼稚園によって登園可能な「ワクチン接種回数」「月齢」も変わってくるので、検討されている幼稚園に一度問い合わせてみるといいです!
犬のコンディションを確保した上で幼稚園に通うようにしましょう!
-
【重要】犬のしつけ教室選びで失敗した…。原因と失敗しない選び方をプロが解説!
飼い主さんが忙しい毎日を過ごしていると、愛犬とのしつけ時間が十分に取れず、しつけ教室の利用を考えることもあるでしょう。 実際に愛犬をしつけ教室に通わせてみたものの、 「イメージと現実にギャップを感じる ...
続きを見る
子犬の社会化期に合わせて通う
子犬には社会化期といわれる今後の犬の一生を左右するくらいに重要な時期があります。(生後2〜3ヶ月程の月齢)
この社会化期に受けた経験、体験が成犬になってからの社会性に大きく関わってくると言われています。
この大切な月齢に子犬を幼稚園に通わせてあげることで、良質な社会経験やしつけの勉強ができるので、今後の日常生活をスムーズに送ることができるといわれています!
生後2~3ヶ月程度に通うのがベスト
犬の幼稚園通いは、愛犬が若ければ若いほどベストだと考えられています。
特に生後2~3ヶ月程度では人やモノ、音と人間社会にある環境や状況に犬は強い好奇心・興味を覚えるようになります。
またこの時期は成犬に比べてもしつけで覚えたコマンドや言葉、動きを吸収し身につけられる能力が高いと言われています。
そのため犬の人間社会に対する好奇心・興味が強まる生後2~3ヶ月程度の幼稚園通いは、成犬からはじめるしつけよりも身につきやすいメリットがあるんですよ。
-
【プロ解説】子犬の社会化期とは?正しいしつけ法とおすすめの遊び方をカンタン解説!
他人や犬、屋外の環境や室内のモノ・音などなど、人間社会のさまざまな刺激に慣れさせていくしつけや遊びのことを、子犬の社会化期と言います。 愛らしい子犬を飼い始めると、しつけよりも可愛がる触れ合いが頻繁に ...
続きを見る
犬の幼稚園って、そもそもどんなところ?システムや通うメリットを解説!
人間の子どもと同じように、幼稚園に通って他の犬とのコミュニケーションや必要なしつけを学ぶことができる犬の幼稚園。
まだまだ犬の幼稚園について未知な部分がある飼い主さんに向けて、犬の幼稚園のシステムや通うメリットを詳しくお伝えしてみたいと思います。
愛犬に必要なトレーニングが受けられる
一般的な犬のしつけ教室よりも、たくさんの犬と先生がグループになり、アットホームな雰囲気の中で遊び感覚でのしつけやコミュニケーション能力を育ててもらえる犬の幼稚園。
通い始めてから毎回、繰り返し受けられる犬の幼稚園のトレーニングには、
社会化トレーニング | 人間社会における、人・物・音といった環境に慣れさせるためのしつけ |
運動、遊び | 屋内屋外両方で活発に動き回れる遊び、健康をサポートする運動指導が受けられる |
基本的なしつけのトレーニング | おすわり、マテ、お手、伏せなど基本的なしつけトレーニングを教える |
問題行動の改善と予防 | 噛み癖、吠え癖、飛びつき、トイレ失敗などの問題行動を改善・予防するしつけ |
などなど内容が充実しているので、飼い主さんが難しくてなかなか教えられない・時間が取れないといったしつけ内容もまるごと犬の幼稚園におまかせすることが可能になっています。
※各幼稚園によってしつけのメニューやしつけ方針も変わってくる場合があるので、行こうと思っている犬の幼稚園があるのであれば、直接聞いてみるのもありです!
-
【重要】犬の幼稚園って意味ある?効果と失敗パターンと解決法を解説!
愛犬の問題行動改善と良いところをもっと引き出したくて犬の幼稚園に通わせているのに、成長やメリットを感じられず、「意味ないかも…」とショックを受けていませんか? 犬の幼稚園は飼い主さんがイメージする以上 ...
続きを見る
健康や知能の開発
飼い主さんが思う以上に犬は心身ともにデリケート、逆に知能に関しては感心するほどお利口で賢い部分を備えています。
犬の幼稚園では犬それぞれの体質やその日のコンディションに合わせた必要な運動内容・運動量を調整してしつけていくため、愛犬が思う存分にカラダを動かしたり休息を取って心身の健康にアプローチしていきます。
また認知や知覚能力を高めるための専用グッズの活用、トレーナーによるコマンドのしつけによって、犬の脳機能の活性化にアプローチしながら知能開発や向上に働きかけていくことも可能になっています。
従順さが育つ
愛犬がかわいくてついつい甘やかし、結果的にわがままな性格になってしまったと悩む飼い主さんは少なくないはず。
犬の幼稚園に通うと、社会生活の中でのコミュニケーションの教育、犬同士のコミュニケーション構築もできるようになるため、犬ならではの素直さが育ち、しつけのしやすさ・居心地の良さを実感できるようになります。
おわりに
犬の幼稚園は幼少期の早い段階で通うことがベストとされていますが、幼稚園の中には成犬対象のコースを展開しているケースもあるため、まずは入念なリサーチから始めてみましょう。
飼い主さんひとりでは対応が難しいしつけ、社会化トレーニングも犬の幼稚園に通うことで悩みの解決・安心感につながるため、今回のコラムをきっかけにぜひ利用を検討してみてくださいね!