【プロ解説】大型犬に引きずり回される…散歩時の引っ張り、興奮のしつけ解決法!

犬のしつけ
東京DOGS 褒めるしつけトレーニング

シェパードやバーニーズなどなど大型犬のお散歩時、

「激引っ張りや興奮がたびたびあって対応が難しい…」
「そのうち、転倒やケガ、愛犬が車道に飛び出してしまうのではないか…」

なんて悩みを抱いていませんか?

今回は大型犬を飼う飼い主さんにあるあるの悩み、お散歩時の激引っ張りや興奮を抑える上手な扱い方を解説
このコラムを見ればきっと、大型犬の上手な扱い方が理解できるはずです。

インターネット上にはなかなかアップされていない、プロドッグトレーナー目線の大型犬対処法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

松尾 ゆうと

動画でもかんたん解説しています!

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大型犬の激引っ張り、興奮は○○○が原因!?

大型犬のお散歩時に、激引っ張りされたり、他の犬・飼い主さんを見て興奮状態が収まらない、その原因は、リードの持ち方に問題がある可能性があります。

大型犬とお散歩をしている時、あなたはどのようにリードを持っていますか?

激引っ張りや興奮を強めてしまう間違ったリードの持ち方は、「手だけで引いてしまう」こと。

この理由は、手だけでリードを持つとカラダの全重心が大型犬の激引っ張りにすべて持っていかれ、バランスを取ることが難しくなってしまいます

そして、リードを手だけで引いていると腰から上が前かがみに、腰が引けた状態になるため大型犬が向かう方向に全身がずるずると引きずられて、転倒や飛び出し、ケガのリスクが強くなってしまうのです。

実際に現場でも、大型犬に引きずられて倒れて飼い主さんが骨折してしまった事例やよそさまに飛びついてケガをさせてしまった事例をきいたりします。

プロ解説!大型犬の上手な扱い方

View of young Caucasian woman playing and training her dalmatian dog

大型犬とのお散歩時は、カラダを持ってかれないようにするのでいっぱいいっぱいの状態なので、手だけで引くリードの持ち方をどう改善すれば良いのか、気持ち的にも行動的にも余裕がなくなってしまいますよね…。

ここでは大型犬とのお散歩時に、動きを制限して上手にコントロールする、扱い方のポイントをお伝えしてみたいと思います。

【実践】お散歩上手なワンちゃんになるために|脚側行進やリーダーウォークの正しいやり方を解説

リードの持ち方、引っ張り方のコツ

大型犬のお散歩で飼い主さんがずるずると持っていかれないためには、

  • 両手でリードを持つ
  • リードを持った両手を胸やお腹の前で固定し構える
    ことが重要なポイント。(体幹に近づける)
  • 人の”体重”を使う
  • 人の”重心”を意識する
  • 脇を締める

上記ポイントを押さえながら、大型犬の進む方向に自身の体重を乗っけるようにするとコントロールや制御がしやすくなります。

松尾 ゆうと

体重のある大型犬をコントロールするときは男性の僕でも、手だけでコントロールしようとすると引きずられてしまう可能性があります。なので、人間の”全身”を使ってコントロールすることが大切です!

興奮予防のトレーニング

大型犬にとってのお散歩時は、思いっきり動けたり新しい環境に興味が強くなったり、さらに他の犬、飼い主さんに出会う楽しさや警戒など強い興奮状態にあります。

大型犬がお散歩時に興奮することが、飼い主さんが逆にお散歩されているような激引っ張りの大きな原因となるため落ち着いた状態で散歩をさせることがポイント。
そして大型犬の興奮を鎮めるポイントは、

  1. 腰を落とし後ろ足に重心が行くようにする
  2. 逆方向に歩くこと
  3. 飼い主さんが止まること
  4. 食べ物やおもちゃで犬の木を引く事
  5. 歩くコマンドを活用
  6. お散歩の序盤に充分に運動や発散をさせてからお散歩にいく

などのしつけ法を押さえておくと、大型犬の前に進んでいこうとする意識を飼い主さん側に向けて落ち着かせることができます。

お散歩時の激引っ張りがあると、リードをピンと張って多くの飼い主さんは「チカラでコントロール」しようとします。

ですがこれだと、大型犬は体格やパワーがあるので、うまくいかないことがあります。
チカラでコントロールする方法は逆効果で、リードを引っ張る刺激が逆に大型犬を興奮させて前のめりな動きがセーブできなくなるので注意です。

あくまでも人間がコツをおさえて対処していくことがとても大切です!

興奮、激引っ張りした時はこの対処法!

Full shot woman walking dog outdoors

それでも大型犬とのお散歩時に興奮が収まらず激引っ張りされた時は、

  1. 犬が突進している方向と逆方向に歩く
  2. 興奮が上がる対象物と離れるようにする
  3. 人間の指示がはいるような環境や犬の心理ができたらおすわりをかける
  4. 落ち着いて人の指示を聞けたらゆっくり褒める

という対処を取ってみましょう。

リードを引っ張って制御しようとするほどに、首への圧や刺激がさらにかかって大型犬の興奮状態を強めてしまうため、注意が必要です。

大型犬の興奮は凄まじいので、飼い主さん自身も犬の興奮のおさえかたについて学ぶ必要があります

【重要】犬の散歩中のひっぱり癖を改善!原因と正しいしつけ法を解説!

暴力的に接しないこと

大型犬とのお散歩中に興奮や激引っ張りがたびたびあると、ついイライラして暴力的に接してしまうことが少なくはないでしょう。

ですが、大型犬へのこのような接し方は、興奮や恐怖を強めるだけで信頼関係が崩れ、激引っ張り・興奮がよりエスカレートする可能性があります

興奮を鎮めるリードの使い方、持ち方、重心のかけ方をマスターして愛犬が興奮・激引っ張りしなくなったら都度思いっきり褒めていつも以上にコミュニケーションを取りましょう。

すると愛犬は、
激引っ張りで前に進もうとするより、飼い主さんのいうことを聞いた方が大事、いいことがある

と学習し、少しずつお散歩時の問題行動が解決していきます。

人のイライラ、キリキリという感情は犬に如実に伝わります

その人間の感情を受けて余計に犬の興奮が上がってしまう事例を現場でもみてきました。

なので、犬の興奮が上がっている時こそ人間は冷静に、自然体でおおらかにリラックスして対処していくことが大切です。

松尾 ゆうと

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おわりに

Young woman hugging her pitbull

いつも愛犬を褒め、愛情をかけて信頼関係を気付いていくことがお散歩中の問題行動を解決する根本的な対処になります

大型犬の扱い方については公式YouTubeにもわかりやすくアップしていますので、こちらもぜひ参考に、自宅での練習からさっそく始めてみてくださいね。

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