【重要】犬の散歩中のひっぱり癖を改善!原因と正しいしつけ法を解説!

愛犬がお散歩のたびにリードを引っ張るクセがつき、どう改善・予防したら良いのか悩んでいませんか?

愛犬のひっぱり癖が治らないと、ゆったりのんびりお散歩したくてもできず、強いストレスや負担に感じることがあるでしょう。

今回はそんな悩みを解決すべく、愛犬の散歩中のひっぱり癖に対する正しいしつけ、そもそもの原因についてお話していきたいと思います!

しつけ教室運営のドッグトレーナー目線による体験談、しつけのポイントを記載していますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

ゆうと
動画でもかんたん解説しています!↓

愛犬の散歩中のひっぱり癖はナゼ?よくある原因をチェック!

Two stylish girls in a sunny field with dogs

愛犬とのお散歩中にリードを強く引っ張るクセがあると、飼い主さんのペースで歩けず転倒やケガの原因になるのではないかと不安ですよね。

では、散歩中に愛犬はナゼひっぱり癖を発揮してしまうのでしょうか?

よくある原因を一緒に見ていきましょう。

興奮状態によるもの

愛犬のひっぱり癖を目にしてしまうのは、お散歩に対する興奮が原因。

愛犬のお散歩中の興奮にはいろいろな理由があって、

ポイント

  • 歩くのが楽しいと感じている興奮
  • お散歩を早く終わらせたい焦りによるもの
  • 外に出れた開放感の興奮
  • 他の犬への興奮
  • その他外の刺激への興奮
  • 日常の運動不足

などが考えられているんです。

愛犬がお散歩中に興奮状態にあると、前へ前へ進もうとする意識と行動が強くなり結果的にリードの強いひっぱりにつながってしまうのです。

ストレスや怯えによるもの

Free photo beagle tricolor puppy is posing

愛犬がお散歩中にリードを強く引っ張るのは、ストレスや怯えもひとつの原因。

たとえば、お散歩している道で、

ポイント

  • 音や天候の急激な変化で怖い思いをした
  • 他の犬、飼い主さんに会って驚きストレスになった
  • その他外の刺激が怖くてストレスになっている

などなど愛犬にとってマイナスな経験があると、お散歩から逃げ出したくなる一心でひっぱり癖が強く出てしまう可能性があります。

ゆうと
外のお散歩って、実は犬にとって刺激がいっぱいなんです。

愛犬のひっぱり癖にはこんな悪影響が…!

愛犬とのお散歩では、たびたび気づくことがあるひっぱり癖。

ですがこのクセをしつけや正しい対処で治していかないと、飼い主さん・愛犬ともに心配なリスクが出てしまうのです…

ひっぱり癖による愛犬への悪影響
  1. 首が強く圧迫されて気道や頸部に負担がかかる
  2. 咳こみ
  3. 呼吸がスムーズにならなくなる
ひっぱり癖による飼い主さんへの悪影響
  1. 転倒、ケガ
  2. 手や腕を傷めてしまう
  3. 散歩コースから外れた道路への飛び出し
  4. 他の犬、飼い主さんと対面時のトラブル
  5. 愛犬と距離ができて様子が観察できない
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愛犬のひっぱり癖、どうしたらいい?正しいしつけと対処法をチェック!

Happy active woman walking dog on leash outdoors.

愛犬のお散歩中のひっぱり癖は、イメージしている以上にいくつもの悪影響があるんですね…。

ひっぱり癖で思わぬトラブルを起こさないためにも、ここからは正しいしつけと対処法を詳しく見ていきましょう。

環境の見直し

愛犬にとってお散歩は楽しい時間でもあるため、つい興奮して前のめりになってしまうことがたびたびあります。

お散歩での興奮状態を鎮めるために、愛犬がリラックスして過ごせる散歩コースや環境の見直しをしておきましょう。

また、お散歩をする前に家の中で適度に遊ぶ、褒めたり撫でたりとコミュニケーションを取っておくことも愛犬が安心し、お散歩中のひっぱり予防につながりますよ。

歩行のしつけをする

People walking the dog

歩行のしつけをきちんとできるようになると、

「リードを引っ張らずに人間の横について落ち着いて歩ける」ようになります。

これが理想のお散歩の姿です。

歩行のしつけ不足がひっぱり癖につながっている可能性があるため、お散歩を想定した「歩行のしつけ」に取り組むのもより本質的な改善となってきます。

リードの長さや種類の見直し調整する

愛犬とのお散歩中のひっぱり癖を治すためには、リードの長さや種類を見直し調整する必要があります。

愛犬が前に進む距離に合わせてリードを長くしてしまっては、ひっぱり癖が治らないのはもちろん、飼い主さんとの上下関係が崩れ、愛犬のわがまま放題になってしまう心配が…。

特にフレキシブルリードと言われている伸縮タイプのリードだと、ひっぱり癖の助長になったりします。

また、リードが長すぎても短すぎても負担になってしまうため、リードの最適な長さと種類を知ってお散歩訓練を始めてみましょう。

また、

ポイント

  • 引っ張ったら止まる、注意する
  • 止まったら逆方向に歩く

という動きを繰り返すことで少しずつ飼い主さんの歩調に愛犬が合わせるようになります。

また、オススメのリードの長さは120~150cmの長さのリードがオススメです。

そして犬のしつけにおいては、変に装飾があるタイプよりもシンプルなタイプの方が犬も身軽で人も扱いやすいです。

ゆうと
この方向のしつけにおいては、リード選びも非常に重要になってきます。

実践の現場でも使っているリードの長さや種類など参考にしてみてください!

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アイコンタクトのしつけを習慣に

愛犬と目を合わせて意思疎通をするアイコンタクトのしつけは、早めにマスターしておくとお散歩中も愛犬から目を離さず様子を確認しながらゆったりのんびり、理想のお散歩時間を過ごすことができます。

アイコンタクトのしつけは、お散歩中におやつやおもちゃで誘導するとスムーズになるため、愛犬と目を合わせる習慣を持つよう心がけてみましょう。

おわりに

Flat person doing outdoor activities

愛犬のひっぱり癖は、なぜそうしてしまうのか原因を知ることと1・2のしつけ対処がファーストステップ。

これからは愛犬ともっと安心にのんびりお散歩ができるよう、ひっぱり癖のしつけをさっそく習慣づけてくださいね◎

 

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松尾ゆうと

□日本警察犬協会公認ドッグトレーナー □家庭で今すぐ使える"しつけ情報"を発信中! ◎ダメ飼い主→修行10年→資格取得→独立→□しつけ教室を運営中!

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