犬との引っ越しで準備すること|警察犬ドッグトレーナーが当日と新居での対応を解説

この記事の目次
犬との引っ越しでは、荷造りを始める前に「当日、誰が犬を見ているか」と「新居ですぐ休める場所」を決めておきましょう。玄関が開き続ける搬出入の時間は、脱走や荷物への接触を防ぐ準備が欠かせません。
この記事では、同じ飼い主と一緒に住まいを移す時の準備を、引っ越し前・当日・新居での生活に分けて紹介します。荷物が片付いた日と、犬が新居に慣れた日は同じとは限りません。
引っ越し前に、残せる習慣と担当者を決める
寝床・食事・散歩を、一度に変えない
食事、排泄、散歩、寝る場所を簡単に書き出し、できるだけ残せる物や習慣を確認します。新居ですべて同じ時刻に過ごす必要はありませんが、引っ越しと同時に寝具もフードも新しくする、といった変更を重ねないようにしましょう。
荷造り中も使う寝床や水入れは、最後まで使えるように分けておきます。忙しい日ほど「誰かが散歩へ行くはず」になりやすいため、食事と散歩の担当も共有してください。
新居は、飼育条件と毎日の出入りを確認する
物件の契約や管理規約で飼育条件を確認し、共用部の移動方法、玄関から部屋までの経路を見ておきます。寝床を置ける静かな場所、トイレへ行きやすい配置、玄関前に必要な柵も考えましょう。
道路に近い窓、廊下やエレベーターの音なども、休む場所を決める手がかりになります。内見時だけで分からない点は、決めつけず管理側へ確認します。
移動用の道具と、通院先を準備する
クレートやキャリー、車を初めて使うなら、当日いきなり長時間の移動に使わないようにします。家で無理なく入る、短い移動を試すなど、すでにできるところから準備してください。
車酔い、不安、持病がある場合は出発前に獣医師へ相談し、自己判断で薬を与えたり、食事を極端に抜いたりしないでください。新居の近くで受診できる動物病院と、夜間の連絡先も確認しておくと安心です。
住所・連絡先の変更は、別々に点検する
犬の登録、マイクロチップの登録情報、迷子札、動物病院などの連絡先を確認します。どれか一つを変えれば、すべて自動で更新されるとは考えないでください。
犬の登録手続きは、自治体の特例制度への参加状況などで扱いが異なります。厚生労働省の特例制度の案内と転入先の市区町村で、必要な手続きを確認してください。
環境省のマイクロチップ情報登録を利用している場合は、住所や電話番号などの変更手続きも必要です。登録証明書を手元に用意し、環境省Q&Aの「引っ越しによる住所変更」から確認できます。利用している登録先を取り違えないようにしましょう。
当日は、犬の担当者と生活用品を分けておく
| 場面 | 先に用意すること |
|---|---|
| 旧居の搬出 | 犬が休む安全な部屋や慣れた預け先、様子を見る担当者 |
| 移動 | 安全に使える移動用の道具、休憩や体調に配慮した予定 |
| 新居の搬入 | 犬を入れる前の脱走・誤飲点検、作業中に休む場所 |
| 到着後の生活 | すぐ出せる水・食器・フード・トイレ用品・寝具 |
在宅させる場合は、玄関や作業場所から離れた安全な部屋などで、担当者が様子を見ます。作業員や家族には犬のいる場所を伝え、扉を不用意に開けないよう共有します。担当が交代する時も、犬の居場所を言葉で引き継いでください。
慣れていないクレートへ入れ、荷運びが終わるまで放置する方法は避けます。預ける場合も、当日初めての場所へ急に預けるのではなく、その犬が無理なく過ごせるかを事前に確認しましょう。
犬の生活用品は「すぐ開ける袋」にまとめ、誰が持つかまで決めます。段ボールを全部開けなくても、水・寝床・トイレが用意できる状態にしておくと、到着後に探し回らずに済みます。
新居は、人が安全を点検してから犬を迎える
門扉や柵の隙間、窓、網戸、ベランダ、家具の間を確認します。床の釘、結束バンド、緩衝材、清掃用品、電気コードも片付けてください。搬入後は、犬を部屋に入れる前に、床や扉の周りをもう一度点検しましょう。
最初は、搬入が落ち着いた静かな一角に、寝床・水・トイレを用意します。部屋中へ無理に抱いて案内したり、隠れる犬を引き出して訪問者へ紹介したりせず、休める場所へ戻れるようにします。
排泄・物音・留守番は、短い段階から見直す
トイレの失敗を、わざとと決めつけない
以前の家でできていても、家具の配置や床材が変わると迷うことがあります。トイレまでの距離、見つけやすさ、足元を確認し、起床後や遊んだ後などに早めに案内します。できたら静かに褒め、失敗は叱らず片付けましょう。
東京DOGSの短い解説動画でも、マーキングが増える背景の一つとして引っ越しなどの住環境の変化を挙げています。
ただし、排尿の変化をすべてマーキングと考えないでください。痛がる、何度も排尿姿勢を取る、尿が出ないなどの異変は、しつけを続けず動物病院へ相談します。飲水を減らす対処もしません。
新しい音は、聞かせ続けるより休める場所を作る
廊下の足音、道路の車、窓の外の人など、何の後に吠えたかをメモします。寝床を音源から離す、視界を調整するなど、まず負担を減らしてください。
慣らすつもりで、大きな音を繰り返し聞かせる必要はありません。吠え続ける、眠れない、家族が対応しきれない場合は、早めに専門家へ相談します。
留守番も散歩も、以前と同じ量を急がない
留守番は家族が在宅する中で短く離れ、ひとりで休めるかを確認するところから始めます。鳴き続ける、扉を激しく引っかく、逃げようとする場合は、我慢するまで待たず、安全に戻って対応を相談してください。
散歩も、最初は静かで短い経路から周囲を確かめます。立ち止まる犬を引きずらず、負担が大きければ帰れる予定にしましょう。迷子防止の装具を点検し、公道ではリードを外しません。
慣れる日数より、毎日の食事・睡眠・排泄を見る
「いつもの量を残した」「廊下の音で何度も起きた」など、普段との違いを短く残します。寝床や散歩の時間を変えた日は、それも書いておくと家族で話しやすくなります。
ぐったりする、繰り返し吐く、呼吸が苦しそうなどの異変は、引っ越しのストレスだけで片付けず動物病院へ連絡してください。何日待つかを先に決めるより、今の状態に合わせた対応が必要です。
室内環境、留守番、マーキングの詳しい見直し方は、こちらで確認できます。
関連記事犬の飼い方と室内環境|警察犬ドッグトレーナーが食事・運動・ケアを解説記事を読む →関連記事犬の留守番で確認すること|警察犬ドッグトレーナーが吠え・破壊・排泄を解説記事を読む →関連記事犬の室内マーキング対策|警察犬ドッグトレーナーが解説記事を読む →動画でもう一度確認する
初回カウンセリングの流れ
サービスのご案内
預かりしつけ教室
犬の幼稚園
ペットホテル
パピーパーティー
出張しつけ教室
犬のしつけ教室(来店型)
東京DOGS-越谷本店-
東京DOGS-春日部本店-
東京DOGS-足立-
東京DOGS-浦和-
東京DOGS-大田大森-
東京DOGS-文京本駒込-
【Coming Soon】東京DOGS-新宿御苑-
【Coming Soon】東京DOGS-目黒碑文谷-
【Coming Soon】東京DOGS-豊島南長崎-
【Coming Soon】東京DOGS-町田-
【Coming Soon】東京DOGS-八王子-
代表挨拶
ブランド・理念
スタッフ紹介
会社概要
求人情報