愛犬がトイレで寝ているのを発見すると、安全面や健康面、衛生的な部分のすべてに不安を感じてしまいますよね。
犬がトイレで寝るクセがつくと、そこが眠る場所だと勘違いしたり、トイレシートを食べて病気やトラブルの原因になってしまうことも…。
今回は愛犬がトイレで寝ることに不安や悩みを抱く飼い主さんに向けて、そもそもの原因や対処法、トイレで寝るクセをなくすためにできる基本のしつけを解説していきたいと思います。
目次
愛犬がトイレで寝るのは○○○が原因だった!
愛犬がトイレで寝るのは、飼い主さんがイメージしている以上にいくつもの原因が考えられているんです。
愛犬の健康と安全を守り、飼い主さんの不安やストレスをなくしていくためにも、ここでは犬がトイレで寝てしまう原因を一緒に考えてみましょう。
愛犬が今の寝床を気に入っていないから
愛犬がトイレで寝るのは、今の寝床が気に入っていない可能性が大きいと言えます。
愛犬にとって寝床が、
ポイント
- 寝床の感触が気に入っていない
- 愛犬にとって寝床が狭すぎる、または広すぎて落ち着かない
- 寝床から飼い主さんの姿が見えずに不安やさみしさを感じている
- 暑すぎる、寒すぎるなど環境、季節によるもの
といった要素が寝床にあると、愛犬は眠る場所よりも自分のニオイが染み付いたトイレの方が居心地が良くなって眠る場所に決めてしまうことがあるのです。
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愛犬にとってトイレシートの感触が心地よいから
愛犬がトイレで寝てしまうのは、トイレシートの感触が心地よいと感じていることも原因のひとつ。
犬専用のトイレシートは、
ポイント
- さらさらした質感
- 冷たすぎず暑すぎない快適な温度を保てる
- 適度な厚みでクッション感覚
といった特徴があるため、特に暑い季節や暑がりな愛犬の場合は、トイレシートの肌さわりや温度感が心地よいと感じて、眠るクセがついてしまうことがあるのです。
飼い主さんの気持ちを引こうとしているため
愛犬がトイレで寝ている姿を発見した際は、飼い主さんなりにキツく注意したり、お気に入りのおもちゃやおやつを使って気を引こうとすることがあるのではないでしょうか?
この対応は愛犬をトイレで寝せないための解決策になるものの、やり方を間違ってしまうと、過度に萎縮した性格、または攻撃的な性格になってしまうことや遊んでもらっていると勘違いして、トイレで寝るクセを止めようとしなくなるのです。
また、
ポイント
- お散歩時間が物足りない、またはあまり行けないでいる
- 飼い主さんと遊び足りない、褒めてもらいたい
- 飼い主さんとコミュニケーション不足
という欲求不満を感じていると、飼い主さんの気を引こうとしてわざとトイレで寝てしまうクセを持つことがあるんです!
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トイレと寝る場所の違いを理解していない
愛犬が頻繁にトイレで寝るのは、本来の寝床とトイレの違いを理解していない可能性があります。
たとえばこの原因には、
ポイント
- トイレと寝床が近くにあって混乱している
- トイレと寝床に同じ匂いがする
などがあり、このような要素があると愛犬はどちらが寝床でどちらがトイレなのか判断ができなくなってしまい、トイレで寝る頻度が増えるケースがあります。
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ポイント
- 愛犬が好きなベッドの大きさや質感にこだわってみる
- 季節に応じてベッドの素材を使い分けて環境を整える
- 愛犬の欲求不満をなくすために、お散歩や遊び時間を見直し調整する
- トイレと寝床を差別化させるために、離して置くなどの工夫を取る
愛犬をトイレで寝せないための、上記の原因にアプローチした対策を取ると、少しずつ愛犬はトイレと寝る場所の違いを理解するようになります。
愛犬が一度でも正しい寝床でぐっすり眠ったら、起き上がったタイミングで思いっきり褒めたり、お気に入りのおもちゃやおやつを与えてあげると、「この場所で寝るといいことがある」と学習して、トイレで寝るクセが減っていくようになります。
愛犬がトイレで眠りそうになったら?しておきたい基本のしつけ!
愛犬のトイレで眠るクセは、いろいろな原因があることで改善されるまでに根気よくしつけが必要になったり、時間がかかってしまうこともめずらしくはありません。
愛犬が本来の眠るべき場所でぐっすり眠るためにも、次のしつけをさっそく習慣づけておきましょう。
トイレのしつけを繰り返し行う
愛犬がトイレで眠ってしまうのは、そもそものトイレのしつけの間違いによって、混乱させてしまっていることも原因のひとつ。
愛犬にトイレは排せつをする場所で、眠る場所ではないとしっかり覚えてもらうために、
ポイント
- 犬を最適なタイミングでトイレに誘導する
- 指や手を使ってクルクルまわすジェスチャー、「トイレトイレ」「ピーピー」「ワンツーワンツー」のコマンドを同時にかける
ようにすると、愛犬が「ココが排せつする場所で眠る場所ではない」と学ぶようになります。
寝床に愛犬がお気に入りのものを用意してしつけ
愛犬がトイレで寝る失敗を繰り返さないために、寝床には飼い主さんのニオイがするものや好きなおもちゃを用意しておくようにしましょう。
愛犬が一度でも寝床でぐっすり眠ったら、思いっきり褒め、トイレで眠ろうとした際は「環境や習慣の見直し」が必要になってきます。
まとめ
愛犬がトイレで寝るトラブルをなくすためには、トイレと寝床を明確に差別化させていくしつけ・対処法が肝心です。
大切な愛犬の健康と安全を守りながら成長を助けるために、お伝えした対処としつけをコツコツ続けてみてくださいね。