子犬が落ち着きなく動き回るのは、飼い主さんも元気なことなのだと成長が楽しみに感じますが、暴れる・噛む状態が常にあると、「どんなしつけをするべきなのか?」と悩んでしまいますよね。
今回は子犬が暴れる・噛む、よくある状況別に、その原因と適切なしつけをわかりやすく解説!
今回の記事は実際の犬のしつけ教室でも実践している内容になり、子犬が成長したとき、暴れる・噛む心配なトラブルを早めになくしておくため、状況別の原因と最適なしつけ方をぜひ参考にしていただければと思います!
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こんな方におすすめ
- 子犬の過剰な噛み癖で悩んでいる
- 子犬が暴れて手に負えない
- 子犬の吠え癖がヒドくて困っている
- 子犬が突然暴れて困っている
- 子犬が暴れて抱っこができない
目次
子犬が暴れる・噛む…この状態はいつまで続くの?
子犬の内から暴れる・噛むクセがあると、しつけがままならないことで成長してもこの状態が治らないのではないか、そんな不安を感じることがありませんか?
ここではどんな子犬にも見られることが多い、暴れる・噛む状態がいつまで続くのか、その目安をお伝えしてみたいと思います。
子犬が暴れる・噛むのは生後2ヶ月程度まで?
子犬が暴れ、その行動がエスカレートして飼い主さんやモノに噛みついてしまうのは、生後2ヶ月~2歳くらいまで続くことが目安の期間を言われています。
1歳の子犬の場合は、人間でいうとまだまだ落ち着きが見られず、チャカチャカと活発に活動する人間の子供でいう7歳程度に相当すると考えられています。
そのため子犬が2歳になると、人間でいえばよいことと悪いことの判断ができるようになる14歳程度に相当するため、好奇心がこれまでよりも収まり、おとなしくなって暴れる・噛む行動が少なくなることが多くみられます。
2歳までは子犬が暴れる・噛むことを想定しておく必要が
好奇心が旺盛でアクティブに動き回ることが好きな犬は、2歳までこの傾向が強く出るため、暴れる・噛むことへのエスカレートも、しつけのひとつとして想定しておく必要があります。
子犬が暴れる・噛むしつけを早い段階でしておかないと、散歩や飼い主さんと過ごす時間、他の犬やその飼い主さんと触れ合うシチュエーションにおいて、問題行動によるトラブルやハプニングなどが起こりやすくなります。
また子犬は生後2ヶ月までの間にたくさんのことを学び、経験していく動物でもあるため、暴れる・噛む行動がエスカレートしていく前に適切なしつけが必要になるのです。
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子犬が暴れる・噛むのはなぜ?状況別の原因と適切なしつけ方
子犬が暴れる・噛むのは、成犬に比べて好奇心が旺盛で、何にでも興味を示す意識が強いことの他にも、問題行動を起こしてしまう原因がいくつかあります。
ここでは子犬が暴れる・噛む行動を起こしやすいシチュエーションと、それぞれの原因、適切なしつけ方法を一緒に学んでみましょう。
子犬が突然暴れる原因としつけ方法
何の前触れもなく、子犬が突然暴れる・噛む原因には、あり余ったエネルギーを発散させる真空行動というストレス解消が原因のひとつです。
子犬はワクチン接種が終わるまでは、自分の足で散歩ができない・遊べないため、少なからずストレスが溜まり、本来持っているパワーを発散させることができないと言われています。
子犬の真空行動によるストレス発散は子犬期の自然な現象となっているため、無理矢理に止めることはせず、自然に落ち着くのを待つのが適切なしつけ法。
突然に子犬が暴れ出すのは自然であり、異常な行動ではないので、飼い主さんの鷹揚さがポイントになるのです。(月齢の増加と共に基本的に穏やかで節度ある行動がとれるようになっていきます。)
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子犬がトイレの前に暴れる・噛む原因としつけ方法
子犬がトイレに行く前に必ず暴れることが多いのは、排便の際の違和感が原因と言われています。
子犬が尿意や便意を感じると、腸が動くことで違和感を感じやすく、それがストレスになって暴れる・噛むことがあります。
子犬がトイレの前に決まって暴れる・噛むのは、トイレのサインでもあるため、早めにトイレに連れていくしつけを取りましょう。
トイレで排泄をした後は、「お利口さん、よくできたね」とやさしく褒めてあげると、素直さのある子犬はその嬉しさを吸収し、トイレを間違えずに覚えることができるでしょう。
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子犬を抱くと暴れる・噛む原因としつけ方法
スキンシップやコミュニケーションとして子犬を抱きたいのに、抱っこすると決まって暴れる・噛んでくるのは、
ポイント
- 抱っこが心地よいと感じていない
- 抱っこの正しいやり方が間違って子犬が違和感を覚えている
という原因が考えられます。
子犬が遊びに夢中になっているのにいきなり抱っこするのは、パワーやストレスを発散していない状態のため、暴れる・噛む行動が出やすくなります。
子犬に抱っこをしてもらうことが心地よい、何か良いことがあると思わせるためにも、
ポイント
- 子犬の前足を肩手でやさしくつかむ
- もう片方の手でお尻から包み込むように抱き上げる
- 自分のカラダにくっつけて、重心をこちら側に向けて抱っこする
という正しい抱っこの仕方を習慣付けておくと、子犬も心地よさを感じて安心し、暴れる・噛む問題行動が起こりにくくなるでしょう。
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まとめ
子犬が暴れる・噛む時のしつけは、最初のしつけとして「マテ」や「おすわり」のコマンドを早め早めに覚えさせることが肝心。
子犬が暴れる・噛むのをやめると楽しいことがあるのだと日々のしつけで訓練していく内、成長に伴っておおらかな落ち着きが身についていくはずですよ。