犬を迎え入れると、愛犬の可愛さに「さぁしつけを頑張ろう!」と前向きな気持ちを抱くものの、しつけは意外に難しく、なかなかうまくいかないと悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか?
犬のしつけは難しいイメージがありますが、飼い主さんと愛犬の信頼関係を深めるためにできることをいくつも増やしていくと、愛犬は飼い主さんを信頼してしつけにも素直に・従順に従うようになります。
今回のコラムでは、犬のしつけがうまくいかないと悩む飼い主さんに向けて、その原因と安心の解決策をまとめてみましたので、悩み解決のヒントをさっそく見つけてくださいね。
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目次
犬のしつけがうまくいかない…ダメなことが伝わっていない
犬の正しいしつけについての情報リサーチをそれなりにしながらしつけをスタートしているのに、なぜか愛犬と意思の疎通が取れずにいつも失敗してしまう…。
そんな状態は、愛らしい犬を迎え入れた喜びが半減して、とても悲しく感じてしまうものですよね。
犬のしつけがうまくいかないのはなぜなのか、ここでは考えられるよくある原因と上手な対処法を一緒に見ていきましょう。
犬に「してはいけないこと」の想いが通じていない
犬のしつけが上手くいかないのは、犬にとって危ないこと・飼い主さんにとって負担なことを、犬が上手く理解できていない可能性があります。
飼い主さんは犬に対して、してはいけないことを「ダメだよ」「ノー!」などの言葉でしつけているつもりでも、犬にとってはそれが自身の行動を認められ、鼓舞されていたり、褒められていると勘違いしている可能性も。
犬を迎え入れるとその可愛らしい姿に、ダメなことをダメだと上手く伝えられなくなってしまう飼い主さんもめずらしくはないため、その意識が犬への甘やかし・ダメなことを理解できない原因になる心配もあるのです。
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対処法
犬は飼い主さんの声が高いほどに、褒められている・認められている・愛されていると認識してしまう部分があります。
愛犬が何か悪いことをしても、あまりにやさしくトーンの高い声で叱っても、犬は怒られてその行動にストップをかけられているとは感じなくなってしまいます。
そのため、「ダメだよ」「ノー!」などの制止をかけるコマンドは、
ポイント
- 高すぎない声のトーンを意識する
- 冷静に、犬を真っ直ぐに見て伝える
ように心がけてみましょう。
またこの際に犬をきつく叱ってしまうと、犬が怒りに過度に反応して飼い主さんに恐怖心・不信感を抱くこともあるため、制止のコマンドは冷静に伝えるようにしましょう。
犬のしつけがうまくいかない…統一したコマンドでしつけをしていない
犬のしつけの基本でもあるコマンド、さまざまな言葉を駆使して伝えてはいませんか?
実は統一しない声がけのコマンドは、バラバラの言葉を使ってしまうと、犬がその意味合いをカンペキに覚えることができず、間違った行動に変わる心配があるんです。
飼い主さんから見て、犬がコマンドに従ってくれない、動作や仕草が困っているように見える際は、犬も同じようにコマンドの意味を理解せず、戸惑っているサインと言えるでしょう。
対処法
犬にしつけをするときのコマンドは、
ポイント
- 飼い主さんにとって言いやすい言葉を決める
- 決めたコマンドの言葉を繰り返し、変えることなく伝える
- 一貫性のある対応を心がける
ことも合わせて大事にしておきたいポイント。
例えをお伝えすると、昨日はよくて褒めていたことを、飼い主さんの気分によって次の日はダメだと叱ってしまう、そんな統一性のない犬への接し方は、混乱を招いたり、余計にしつけが上手くできないと自己嫌悪に陥ってしまうため、注意が必要です。
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犬のしつけがうまくいかない…訓練不足によるもの
犬のしつけは、それなりの時間をかけ、根気と集中力が必要になるものです。
犬の訓練不足はもちろん、飼い主んさんの「しつけを早く覚えさせよう、頑張ろう」という前向きなモチベーションを維持していないと、正しいしつけができなくなることで中途半端な状態になり、犬も間違いに気付けずよくない行動を取ってしまうケースがあるのです。
対処法
犬の正しいしつけを早めに飼い主さんが理解し、実践していくためには、
ポイント
- しつけを楽しいものだと言う意識に変えていく
- しつけ教室に通ってプロのサポートを受ける
などの思いと行動がおすすめです。
特にしつけ教室での犬と飼い主さんの学びは、
ポイント
- しつけによくあるマンネリの緩和や予防
- プロのサポートによって早めのしつけが身につく
- 環境が変わることで飼い主さん、犬両方の気分転換になる
などのメリットがあります。
犬のしつけは場所を変えたりしつけができたらご褒美をあげる、いつも以上に褒めるなど、繰り返しの訓練の積み重ねで、愛犬の行動のより良い変化が実感できるようになるでしょう。
~おわりに~
「犬のしつけがうまくいかない…」
飼い主さんの深刻な悩みも、実はしつけを楽しむこと・褒めながらのしつけや、犬の行動を認めて受け入れる器の大きさでカバーできることがほとんどなんです。
飼い主さんからはもちろん、まわりから見てもしつけのできた利口な犬だと認めてもらうことを目標に、これまでのしつけの見直し改善をはじめてみてくださいね。