【重要】犬のしつけはいつまで続けるべき…?臨機応変なしつけが必要な理由を解説!

トイレトレーニングや噛み癖の改善など、犬を迎え入れてからのしつけはやるべきことがたくさんあり、「いつまで続けるべきなんだろう…」とギモンを抱いている飼い主さんも多いことでしょう。

愛犬のしつけの始めるべきタイミングについては「早め」がポイントになるものの、いつまでしつけを続けるべきかという期間においては、愛犬の状態によって変わってくると言えます。

今回は愛犬のしつけをいつまで続けるべきなのかと悩んでいる飼い主さんに向けて、臨機応変さが重要な理由と、繰り返し長くしつけておきたいトレーニングの一覧を解説してみたいと思います。

愛犬のしつけは「いつまで」という決まりがない!その理由は?

愛犬と長期間向き合ってしつけを繰り返していると、「いつになったらこのしつけを覚えてくれるのだろう…」と途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

愛犬のしつけのいつまでという目安は、実は愛犬の性格やしつけの内容、一度にかけられる時間によって変わってくるので明確な基準がない状態とも言えます。

ですが、目安の期間や覚えておきたい大切な考えなどがあるのも事実。

ここでは愛犬のしつけを完了する期間について、知っておきたいポイントをまとめてみました。

ゆうと
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なんとなくできている"成功体験の多いしつけ"はいったん様子見

愛犬に教えるしつけでは、愛犬自身が自分一人で得られる成功体験が多く、人がいろいろと指示を出さずとも自らの考えや行動で失敗なくできている場合には、いったんしつけをストップして様子を見てみることがおすすめです。

例えば、おトイレトレーニングで「なんとなくトイレシートをおいただけで成功できた。」

ご自宅での吠えぐせトレーニングで「ハウスのレイアウトを少し変えただけで、吠えぐせが激減した。」など

自然なしつけによる犬自身の成功体験が積み重ねられていくと、犬は自分自身で長い間この"良い学び"を覚えていくようになり、トイレや噛み癖、吠え癖、飛びつきなどのトラブルが自然と起こりにくくなります

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覚えられないしつけは覚えるまでしつける

しつけの種類にかかわらず、愛犬に教えたトレーニングののみ込みが良くないと感じた場合は、しつけを完全にマスターできるまで根気強く人が教え続ける必要があります

たとえば、トイレや噛み癖、吠えグセなどの生活に密着したしつけをしても、愛犬が覚えていかないと生涯を通してさまざまなトラブル・リスクの発現が高くなると言えます。

そのため愛犬のしつけで覚えられないものがある場合、根気強く、長いスパンで覚えるまでしつけていく必要があります

愛犬がしつけで指示したことを覚えられないのは、

ポイント

  • 飼い主さんとの信頼関係、コミュニケーションが足りない
  • しつけを教える環境が整っていない
  • 愛犬の性格にあった教え方ができていない
  • 犬にとって楽しいしつけ(褒める、触る、おもちゃやおやつを与える)をしていない

という原因もあるため、覚えられないしつけがある場合は飼い主さん自らの教え方を見直し改善する必要もあります

一度覚えたしつけやトレーニングはそう簡単に忘れることはないので、「いま頑張ればあとが楽になる」の精神で人間のできる範囲で愛犬と向きあってあげるのがベストです!

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愛犬を取り巻くさまざまな変化によって、最初からしつける必要が出てくる場合も

愛犬のしつけで、成功体験をいくつも積み重ねていたとしても、

ポイント

  • 引っ越しや模様替えなどの環境の変化
  • 加齢
  • 病気やケガ

など、愛犬にさまざまな変化があると、これまでできていたしつけや良い習慣ができなくなってしまうケースも少なくはありません

犬も人間と同じように、年齢を重ねるとカラダとメンタル面のあちこちに老化現象が出やすくなり、一度覚えたしつけができなくなってしまうことがあります。

愛犬に何らかの変化があった場合は、しつけを忘れてしまうかもしれないということを考慮して、最初からしつける必要性や接し方の見直しが必要になる場合があります。

愛犬に繰り返ししつけておきたいトレーニングとは?

しつけの成功体験を積み重ねている愛犬でも、ささいなきっかけや原因が教えたしつけや指示を忘れて問題行動が再発してしまうケースがあります。

ここでは期間に制限をつけず、長期的なスパンを持ってしつけておきたいトレーニングの種類、目的について解説していきます。

アイコンタクト

犬が目を合わせてくるのは、飼い主さんをココロから信頼している、または意識がついていることのサインでもあります。

アイコンタクトのしつけは、ヒトが過剰な身振り手振りやコマンドを出さずとも、飼い主さんが目や言葉で合図するだけで愛犬の集中、意識付けを促し良いこと・ダメなことを伝えることができる目的もあります。

名前を呼んだり触れたりしたときに飼い主さんに意識を向かせるよう、「アイコンタクトがとれたら褒める」という習慣を日常からつけていくことが大切です。

具体的な方法としては、名前を呼びアイコンタクトがとれた瞬間におやつをあげるorおもちゃで遊ぶ方法が効果的です。

最初はおもちゃやおやつをたくさん使いながら犬の期待感を高めてあげるのが重要です。

アイコンタクトのしつけは日常のあらゆる場面で使用することができる重要なコマンド(しつけ)になるので、根気強く、長期的に繰り返し行うようにしましょう!

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トイレトレーニング

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犬はいつものトイレシートと肌触りや足裏の感触が違ったり、トイレの場所の変化、ニオイの変化などに敏感な部分があります

トイレの環境ひとつで粗相の原因になることがあるため、常に環境の設備と愛犬の排せつのサイクルをチェックして、繰り返しトイレトレーニングを行うのが大切です。

特に病気や加齢などの変化が愛犬に訪れると、排せつのタイミングもこれまでとは違った変化が見られやすくなります

愛犬の成長に合わせてトイレの衛生管理を見直しながら、十分な時間を確保してトレーニングを継続することがポイントです。

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おわりに

愛犬に教えるさまざまなしつけは、「いつまでにやる」という制限を設けず、愛犬の性格や変化に応じた臨機応変さが重要なポイントになります。

しつけは犬を迎え入れてからすぐにはじめ、成功体験のあるしつけも含めて長期的なスパンで根気強く繰り返していくことを理解しておきましょう。

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ドッグトレーナー(犬しつけ社長)

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松尾ゆうと

□日本警察犬協会公認ドッグトレーナー □家庭で今すぐ使える"しつけ情報"を発信中! ◎ダメ飼い主→修行10年→資格取得→独立→□しつけ教室を運営中!

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