雨の日は愛犬が濡れてしまったり、衛生的な影響を考えてお散歩を控える飼い主さんが多いことでしょう。
ただ、梅雨時期など雨が続く日にお散歩を制限すると、愛犬のストレスやフラストレーションがたまってしまう場合があります。
今回は雨の日の愛犬との散歩は避けるべきなのか、意外に知られていなかったメリットと影響、注意点を詳しく解説!
愛犬がストレスフリーで健康的に過ごすためのヒントを、現場でも実際のお客様にお伝えしている内容も含めて、わかりやすくお伝えしますのでぜひ参考にしてくださいね。
こんな方におすすめ
- 雨の日のお散歩に行くか迷っている
- 雨の日にお散歩に行くメリットを知りたい
- 雨の日にお散歩に行く時の注意しなければいけない点を知りたい
- 雨の日のお散歩の対策を知りたい
目次
雨の日に愛犬と散歩しても良い?意外なメリットをチェック!
愛犬と雨の日に散歩をしても良いのか、、?
その答えはOKと言える意外なメリットがあるんです。
犬の性格や習慣によっては、雨の日でも積極的に外に出て遊べる、雨に濡れるのがストレスにはならないというタイプもめずらしくはありません。
もちろん、愛犬が嫌がっているのに無理に雨の日にお散歩に出るのはNGですが、雨の日でも変わらず散歩を楽しめる愛犬の場合は、以下のようなメリットや良い影響を与えることができるんですよ。
愛犬の”社会化トレーニング”になる
雨の日の愛犬との散歩は、社会化トレーニングに役立つことがわかっています。
ポイント
- 雨の音
- 雨の感触
- 愛犬にレインコートを着せる(洋服慣れ)
- 同じようにレインコートや雨具を着た他の犬、飼い主さんとの出会い
などなど、雨の日のお散歩はいつもの散歩とは違った環境・雰囲気になることで愛犬に新しい世界を見せてあげることにつながり、社会化トレーニングにも役立ちます。
人間社会に慣れさせる愛犬の社会化トレーニングは、犬本来の従順さや好奇心を引き出す目的があるため、雨の中での散歩は愛犬の社会性を育むことにもつながると言えます。
ストレス解消や未然予防
梅雨時期など雨の日が続く時期に長く散歩に行けないと、愛犬はストレスが溜まりやすくなります。
これまで散歩に行けていたのに雨の日が続いてしばらく行けずにいると、運動不足によるフラストレーションが溜まり、
ポイント
- 家の中で暴れてしまう
- 運動不足からくる過剰な吠え癖
- 運動不足からくる過剰な噛み癖
- ものを壊す
- わざと粗相をして飼い主さんの気を引こうとする
- 興奮グセがつく
といった問題行動の原因になってしまうことも。
雨の日でも散歩に行ったり、そもそも雨の日の散歩に愛犬を慣れさせておけば、天候に左右されずに散歩で愛犬のストレスをケアでき、フラストレーションが溜まる心配もなくなるでしょう。
特に活発なタイプの子だと「運動不足」が原因で二次的な問題行動が起きる可能性もあります。
愛犬と雨の日に散歩していい?影響やデメリット
愛犬に問題がなくプラスになる散歩であれば雨の日でも問題がありませんが、無理強いをするように雨の日の散歩をさせてしまうと、余計なストレスや負担を与えてしまうことになりかねません。
愛犬と雨の日に散歩をする、知っておきたい影響やデメリットを詳しく見ていきましょう。
汚れや病気のリスク
愛犬と雨の日の散歩をすることは、
ポイント
- 肉球、耳、皮膚の荒れ
- 体温が低下し胃腸の具合が悪くなる
- 濡れた毛の放置による毛玉
- 皮膚トラブル全般
- 冬場は低体温に注意
- 道路からの跳ね返りの汚れ
など、汚れや皮膚のトラブル、病気につながるリスクがあります。
愛犬の健康と安全を守るお散歩内容、お手入れなどに気を配っていないと、雨の日の散歩が数回であったとしてもトラブルの原因になることが否定できないのです。
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細菌感染のリスク
雨の日のお散歩は、全身が雨で濡れてしまうことで皮膚や体毛に細菌が繁殖し、免疫力の低下につながります。
雨の日の繰り返しの散歩で免疫力が低下してしまうと、
ポイント
- 嘔吐
- 下痢
- 腹痛
- 食欲不振
- 発熱
- 咳
など、長期的なケアや治療が必要になる病気のきっかけになるため、雨の日でも構わず散歩という考え・習慣は改めるべきと言えるでしょう。
愛犬と雨の日の散歩!健康と安全を守るためには?
雨の日の散歩に行けない愛犬のフラストレーションを取り除くべく、ここでは雨の日でも快適に散歩するための工夫・アイディアを詳しくまとめてみました。
犬用レインコートを用意 |
|
ドッグブーツを活用 |
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タオル、ドライヤー、ブラシを常備 |
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お散歩後のお手入れ |
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このケアがうまくできていないと、健康上のさまざまなトラブルが起きる可能性があります。注意してください!
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プロトレーナーのぶっちゃけ
ここまでご覧いただきありがとうございました!
ここまで読んでいただいた方の中には、
「結局どうすればいいの…?」
と思われている方もいらっしゃるかと思います。
雨の日のお散歩は行くべきか、行かないべきか、、
僕個人の意見を言うと、
「どちらでもいい!」と思います。笑
なぜなら、これは正解、不正解の問題でなく
「飼い主さんの方針」
「ライフスタイル」
「ワンちゃんのタイプ」
などいろんな要素があるので一概にはいえないから。。
お散歩に行った後のケアが重要だったり、
その他注意ポイントがあったり、
お散歩を快適にする工夫があったり、、
最終的には飼い主さんが判断して、より良い選択をしていけばいいと思います✨
雨の日に愛犬と散歩しても良い?意外なメ
おわりに
雨の日の愛犬とのお散歩は、コンディションを見てあげることと決して無理はさせないことが重要なポイントに。
雨の日はまた違った雰囲気を楽しめて新しい発見、学びのあるお散歩ができるため、グッズを活用した快適なお散歩時間を楽しんでくださいね。