「愛犬にトイレのしつけをしても、シートの上で寝たり噛んだりしてしまう…」
そんな悩みはもしかすると、愛犬にとって心地よい排せつができないトイレシートを選んでしまっている可能性があるのかもしれません。
犬のトイレシートは一見どれも同じように見えますが、愛犬の犬種や性質に合わせたタイプを選んでおかないと、いつまでもトイレを覚えられなくなってしまう心配が…。
今回は愛犬のトイレのしつけや衛生管理に役立つ、トイレシートを選ぶ際の重要なチェックポイントをわかりやすく解説してみたいと思います。
目次
愛犬のカラダの大きさに合わせてトイレシートを選ぶ
愛犬が毎回心地よく排せつするためには、愛犬のカラダの大きさに合わせたシートを選ぶことがポイントです。
目安は愛犬がトイレシートに座った際に、その面積よりも2~3倍程度大きなものを選んでおくことが基本。
ここでは愛犬のカラダの大きさに合わせたトイレシートを選ぶために、正しいサイズ感とそれぞれの特徴を解説してみたいと思います。
レギュラーサイズ
レギュラーサイズのトイレシートは、
ポイント
- 縦30㎝、横40㎝が一般的なサイズ
- チワワやパピヨン、ポメラニアンといった小型犬に適している
という特徴があります。
レギュラーサイスのトイレシートは、小型犬の1回あたりの尿の量・30mlを吸い取る大きさがあり、吸水性に優れたタイプを選んでおくと、トイレの失敗やはみ出しのトラブルが防げる場合もあります。
ワイド・スーパーワイド
ワイドのトイレシートは、
ポイント
- 横40㎝、縦60㎝が一般的なサイズ感
- 柴犬、スパニエルなどの中型犬に適したサイズ感
という特徴があり、前項でお伝えしたレギュラーサイズを2枚合わせた程度の大きさが目安です。
ワイドのトイレシートは中型犬の1回の尿量の目安となる60mlを吸収する作用があります。
代わってスーパーワイドのトイレシートは、
ポイント
- 横60㎝、縦90㎝程度が一般的なサイズ感
- シェパードやハスキー県などの大型犬に適したサイズ感
という特徴があり、大型犬の1回の尿量の目安となる200mlを十分に吸収する作用があります。
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トイレシートの機能を見て選ぶ
犬用のトイレシートは、製品や販売ブランドによって機能が異なっています。
愛犬のトイレのしつけや衛生管理に役立つ、トイレシートにあると便利な機能は、
ポイント
- フローリングやタイルなどのつるつるした床の上にしいても滑りにくいもの
- 尿と尿のニオイの吸収力に優れたもの
- ニオイを広げない消臭力が優れているもの
- 吸収量が大容量のタイプ
という4つの機能が備わっていると、室内のニオイトラブルの未然予防に役立ったり、ニオイを気にして愛犬が他の場所でトイレを間違ってしてしまうトラブルの改善・予防につながります。
またラインナップはまだまだ少ないものの、トイレシートを洗って繰り返し使えるエコなタイプのトイレシートも展開されるようになっています。
洗えるタイプのトイレシートは、1回購入してしまうと一定期間長く繰り返し使えるため、余計なコストをかけたくない場合にもおすすめですよ。
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トイレシートの厚みを見て選ぶ
犬用のトイレシートには、それぞれにメリット・デメリットがある薄型・厚型のふたつのパターンが展開されています。
愛犬のトイレの嗜好や体質、飼い主さんのライフスタイルに合わせて、薄型・厚型それぞれの特徴とメリット、デメリットを一緒に見ていきましょう。
トイレシート~厚型のメリットとデメリット~
厚型のトイレシートには、内部に尿のニオイや水分を吸収する素材が豊富に入れ込まれているため、愛犬がまだトイレを上手にできない場合や飼い主さんがトイレのしつけを始めたばかりの頃に活用することがおすすめです。
その他にも、お仕事などで留守が長かったり、トイレシートを頻繁に交換することができない方にもメリットがありますよ。
厚型のトイレシートはかさばりやすいため、頻繁にゴミ処理をする手間がかかるところがデメリットと言えます。
トイレシート~薄型のメリットとデメリット~
薄型のトイレシートは、愛犬が排せつをした時点ですぐに取り換えるタイプとなっているため、いつも清潔で衛生面に配慮した環境づくりに役立ちます。
薄型のトイレシートは、1回使い切りタイプとなっているためコスパが悪く、忙しい飼い主さんにとっては愛犬の排せつのたびに処理をする手間がかかるデメリットがあります。
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トイレシートの交換はどのくらいがベスト?
愛犬に愛犬のトイレのしつけをしていたり、衛生的な面での悩みがある時は、「どれくらいの頻度でトイレシートを変えるのが良いのだろう…?」とギモンを抱いたことがあるのではないでしょうか?
愛犬のトイレシートは、サイズや機能、仕様にかかわらずに1回の排せつごとに交換することがベストと言えます。
その理由は、繰り返し排せつをしたトイレシートを使ってしまうと、
ポイント
- トイレ以外の場所にまでニオイが拡がってしまう
- 次の排せつ時に愛犬の足に尿やニオイ、汚れがついてお手入れが大変になる
- トイレが汚れているとトイレトレーニングの失敗にもつながる
- 菌やウイルスの繁殖で病気の原因にもなる
といった影響があるため。犬は飼い主さんがイメージしている以上に清潔で繊細な生き物でもあるため、しつけをスムーズにして愛犬に早く正しいトイレを覚えてもらうためにも、シートは1回の排せつごとに取り換えるようにしましょう。
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おわりに
愛犬が清潔に快適に毎回のトイレをし、飼い主さんのしつけをスムーズに進めていくためにも、トイレシート選びは重要な要素になります。
犬のトイレ時の様子を観察しながらベストなトイレシートを常備して、衛生面での安心と愛犬の健康を維持していってくださいね。