愛犬がしっかりとトイレトレーニングをマスターしているのに、トイレをわざと失敗してたびたび困らせる…。
そんな状況に悩んでいませんか?
いつもはお利口さんにきちんと決まった場所でトイレができるのに、わざと失敗してこちらの気を惹こうとする愛犬は、もしかすると飼い主さんに伝えたいメッセージがあるのかもしれません。
今回は愛犬がわざとトイレを失敗するのはナゼなのか、原因とその理由、安心の解決策についてお話していきたいと思います!
目次
愛犬がトイレをわざと失敗する…!その原因や理由とは?
トイレがきちんとできるのにわざと失敗すると、後片付けのストレスや室内の衛生的な面でも不安が募ってしまうものですよね。
ある時をきっかけに愛犬のわざとのトイレ失敗に気付いたら、それには以下のような原因や理由が考えられるかもしれません。
不調や病気によるもの
愛犬がトイレをわざと失敗するのは、カラダのどこかに不調があることのSOSを発している可能性が。
ポイント
- 膀胱炎
- 結石
- ホルモン異常
といった病気は、トイレが異常に近くなることがあるため、トイレの失敗につながりやすくなるのです。
習性によるもの
犬の本能的な習性となるマーキングも、トイレの失敗をわざとする原因のひとつ。
マーキングはそもそも、「自分のニオイや縄張りをあちこちにつけておきたい」という犬ならではの本能となり、未去勢・未避妊の犬に起こりやすい傾向にあります。
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「かまってもらいたい」というさみしさが原因
愛犬がトイレを失敗してしまったときに、飼い主さんが過剰に反応してしまったことはありませんか?
トイレを失敗することで愛犬が「飼い主さんにかまってもらえた!」と勘違いしてしまうと、わざとトイレを失敗することがあります。
なので万が一、愛犬がトイレを失敗しても人間は過剰に反応したりせず、「淡々と片付けをすること」が大切です。
トイレを失敗することで、かまってもらえたと愛犬が勘違いしてしまうとトイレの失敗がエスカレートすることがあるので注意が必要です。
ネガティブ体験によるもの
愛犬がわざとトイレの失敗をするのは今までのトイレ中に、
ポイント
- 大きな音がした
- 怖い思い
- シートのニオイ、肌さわりが苦手
- トイレ内の環境に苦手要素がある
などなど、愛犬のネガティブ体験が原因になっている可能性が…。
いつもはリラックスできるトイレなのに、怖い体験がきっかけになると他の場所に粗相をしてしまうことが少なくはないのです。
愛犬の「わざと」なトイレ失敗に対処!おすすめのしつけをチェック
愛犬のトイレの失敗は原因を見てみるとわざとではない部分もあるため、早めに愛犬を安心させて本来のトイレ習慣にリセットしていくことが重要!
さっそく、わざとなトイレ失敗の対処法、原因に応じたしつけのポイントを一緒に見ていきましょう。
獣医さんに診てもらう
わざとなトイレ失敗が続くのは、体調不良のSOSサインの可能性があります。
いつもはお利口さんにトイレができていたのに急にわざとな失敗に変わった場合は、パッと見での異変が見られなくても獣医さんに診てもらうようにしましょう。
体調に問題がなければ、わざとのトイレ失敗は他に原因があるのだとしつけや対処の方向性を明確にできますよ。
トイレ成功のたびにきちんと褒める
愛犬がわざとトイレ失敗をするのは、飼い主さんにかまってもらいたいための粗相の可能性があります。
飼い主さんが思う以上に愛犬がさみしい思いをしているのだと受け止めて、トイレ成功のたびに思いっきり褒めて、触れ合う時間を増やすよう心がけましょう。
すると愛犬の気持ちが満たされてさみしさがなくなり、わざとのトイレ失敗の克服につながるはずです。
また、失敗のたびに人間が過剰に反応すると「トイレを失敗するとかまってもらえる!」と間違った行動がつく可能性があるので注意が必要です!
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失敗した時のトイレ管理を徹底する
愛犬がわざとトイレに失敗したとき、すぐにしっかりとニオイを拭き取るといった管理を徹底しておくようにしましょう。
この理由は、トイレの失敗のニオイがその場に染み付いてしまうと、「愛犬がここでもトイレをして良いのだ」と間違った認識をして粗相がクセになってしまう可能性があります。
愛犬のわざとのトイレ失敗は原因に応じた対処が明確になるまで繰り返し起こる可能性もあるため、トイレ管理のアイテムは常備しておくことが安心ですよ。
再度のトイレトレーニング
愛犬のわざとなトイレ失敗をなくしていくために、改めて正しいトイレトレーニングを再スタートしましょう。
ポイント
- トイレに行くタイミングを把握(ごはん後、散歩後、起床後、寝る前など)
- 好きなおもちゃやおやつでトイレに誘導し、指をまわし声をかけながら排泄を見守る
- 成功したら思いっきり褒める
- 毎日トイレを清潔に保つ
- 失敗しない環境つくり
この3つの繰り返しで、愛犬は正しいトイレ習慣を身に着けることができ、わざとないたずらの予防や軽減にアプローチできるでしょう。
おわりに
愛犬のわざとのトイレ失敗は、飼い主さんに褒めてほしい・構ってほしいというさみしい気持ちのアピールでもあります。
愛犬がトイレにわざと失敗したら体調の変化をチェックしたり、遊びや触れ合いの時間を増やして安心させてあげるところからスタートしてみてくださいね!