犬がおすわりできない時は?警察犬ドッグトレーナーが原因と教え方を解説

犬のしつけ
座った犬の姿勢

「おすわり」と声をかけても立ったまま。

おやつを持つと、座る代わりに飛びついてくる。

そんな時は、声を強くするより、犬に何を見せているかを確かめてみましょう。

まだ合図を覚えていない、手の位置が高すぎる、周囲が気になっているなど、同じ「座れない」でも理由は違います。

この記事では、手の合図なら座れるのに言葉だけでは反応しない、おやつが見える時しか座らない、家ではできても外では難しいといった、教える途中でのつまずきを扱います。

どの合図なら伝わっているかを見ながら、必要なところへ戻って教え直しましょう。

普段は座れる犬が急に嫌がる場合は、練習より体調の確認を優先してください。

手の動かし方は、東京DOGSのこちらの動画でも紹介しています。

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おすわりができない時、最初に確認すること

まだ合図を知らないのか、覚えていても今の場所では難しいのかを見てみましょう。

犬が自分から座ることと、「おすわり」の言葉で座ることは別です。

自然に座れるからといって、言葉の意味まで理解しているとは限りません。

手が高すぎたり、動きが大きすぎたりしていないか

おやつを鼻先で見せ、犬が無理なく目で追える範囲で、少し上から頭の後ろ方向へ動かします。

高く掲げると飛びつきやすく、速く動かすと追えないことがあります。

松尾 ゆうと

後ずさりするなら、手を大きく動かしすぎていないか確認します。

犬の体を壁へ押し込むのではなく、手の高さや速さを変え、座る動きが出る位置を探してください。

腰やお尻を押し下げる必要はありません。

家ではできるのに、外では難しい

他の犬、車の音、地面のにおい。

外には犬の注意を引くものがたくさんあります。

室内でできたからといって、散歩の途中でもすぐ同じようにできるとは限りません。

松尾 ゆうと

静かな室内から始め、次に玄関付近など、少しだけ条件を変えます。

外で相手を怖がっている時は、座らせ続けるより、まず距離を取ってください。

熱い・冷たい・ぬれた地面を避けたい場合もあります。

座った瞬間に、ご褒美を渡せているか

お尻が床についたところで「いいね」などの短い言葉を添え、犬が喜ぶものを渡します。

立ち上がってから渡していると、どの動きをほめられたのか、わかりづらくなります。

声やなでることが、いつもその犬のご褒美になるとは限りません。

食べられる体調か、食後で満腹ではないか、触られるのを嫌がっていないかも見てください。

食べ物を使う時は、食事量やアレルギーに配慮します。

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おすわりを教え直す手順

手の誘導で座れたことがあるなら、毎回最初から教え直す前に、どんな合図なら座れるかを見てみましょう。

静かで滑りにくい、慣れた場所で行いましょう。

  1. 手の合図なら座れるが、言葉だけでは反応しない場合:「おすわり」と一度伝えてから、いつもの手の合図を出します。座れたらその場で褒め、ご褒美を渡します。言葉だけで反応しないからと、何度も言い直したり声を強くしたりしません。
  2. おやつを持っている時だけ座る場合:食べ物を握っていない手で、いつもの合図を試します。座れたら、別に用意したご褒美を渡します。空の手では座れなければ、食べ物を持った手でできていた動きへ戻します。おやつを見せないことと、ご褒美を急になくすことは別です。
  3. 慣れた場所でも手を追わない場合:姿勢を取らせようと続けず、休息や周囲の刺激、体調を見直します。座れたことがない場合は、まず手の位置と動かし方から確認してください。

初めておすわりを教える時の、手の動かし方は、次の記事で詳しく紹介しています。

飛びついたり後ずさりしたりする時も、体を押さず、手を出す位置や動かす速さを見直してみましょう。

お尻を手で押して座らせるのではなく、自分から腰を下ろした動きを褒めて教えます。

犬ができる状況で繰り返し、動きと合図を結びつけていきましょう。

急に座れなくなった時は、練習を止める

以前はできたのに座るのを避ける、立ち上がりにくそうにする、歩き方が変わった時は、「言うことを聞かない」と決めつけないでください。

痛みが関わることもあるので、無理に座らせず動物病院に相談してください。

どちら側に体を寄せるかだけで病名は判断できません。

いつから変わったか、食欲や散歩の様子はどうかを伝え、記録のために何度も座らせないようにしましょう。

まとめ|言葉を増やす前に、伝わる条件を整える

手の合図と言葉のどちらなら座れるか、おやつが見えなくてもできるか、場所が変わると難しくなるか。一つずつ見直してみましょう。

座るまでの速さで、犬の賢さや飼い主との関係を測る必要はありません。

始める時期を知りたい方と、ほめ方に迷う方は、次の記事も確認してください。

練習を続けても難しい時は、どこならできて、どこで困るかを、東京DOGSへ教えてください。

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