子犬の睡眠時間はどれくらい?警察犬ドッグトレーナーが休息環境を解説

この記事の目次
子犬があまり眠っていない気がする。夜中に何度も起きる。そんな時は、夜の長さだけでなく、昼間も邪魔されずに休めているかを見てください。
睡眠時間には目安がありますが、数字だけで健康かどうかは決められません。昼寝を含めた一日の過ごし方と、起きている時の食欲や動きも合わせて確認しましょう。この記事では、家庭で休息を守るための見直し方を紹介します。
子犬の睡眠時間は、昼寝を含めて考える
American Kennel Club(AKC)の解説では、子犬の睡眠を一日18〜20時間の目安として紹介しています。
ただし、月齢や体調、その日の活動によって過ごし方は変わります。18時間より短ければ異常、20時間眠れば問題なし、という判定には使いません。
子犬は夜だけでなく、食事、排泄、遊びの間にも休みます。夜に寝かせたいからと、昼寝している子犬を繰り返し起こす必要はありません。反対に、目安に合わせるため一日中囲いへ入れ、活動や排泄の機会を減らすこともしないでください。
寝床にいた時間と、眠れていた時間も分けて見ます。家族が通るたびに顔を上げているなら、長く横になっていても休みを邪魔されているかもしれません。まずは、どの時間帯なら静かに過ごせているかを大まかに確かめましょう。
音・照明・家族の動きから見直す
テレビのすぐ横、人が何度もまたぐ通路、扉の開閉が続く場所は、子犬が休みにくいことがあります。寝床から音や光、人の動きがどのように入ってくるかを見てください。
東京DOGSの公式動画では、家族の夜更かしに犬が付き合わないよう、テレビの音量や部屋の明るさを調整する考え方を紹介しています。犬全般についての短い解説ですが、子犬の休む場所を見直す際にも参考になります。
全家庭が同じ時刻に寝る必要はありません。帰宅が遅い家族がいるなら、犬の寝床へ照明が直接当たらないようにする、休んでいる時は遊びに誘い直さないなど、人の生活と犬の休息を分ける工夫をします。
暗くするためにクレートを密閉したり、犬が引き込める布で覆ったりしないでください。通気、暑さ・寒さ、寝具のずれや誤飲の心配も確認します。
遊ぶ時間の後に、静かな時間を残す
家族が一人ずつ短く遊んだつもりでも、子犬から見ると刺激が続いていることがあります。遊び、来客との挨拶、お手入れが続いた日は、その間に休む機会があったか振り返ってみましょう。
活動後は水や排泄の必要を確認し、落ち着いて過ごせる場所へ戻します。眠らせるために激しい運動を追加し、疲れ切らせようとしません。自分で寝床へ移動したら、追いかけて触ったり、写真のために起こしたりせず、離れた所から見守ります。
子どもがいる家庭でも、「眠っている時は触らない」「寝床へ入ったら追いかけない」と具体的に共有してください。休む場所を、家族が交代で会いに行く場所にしないことが大切です。
夜中に起きたら、無視と決めず必要な世話を確認する
子犬は夜中にも排泄への案内が必要なことがあります。声を出したらわがままと考えるのではなく、排泄、寝床の温度、不安、体調を確認してください。
排泄に案内する時は静かに対応し、終わったら休める環境へ戻します。毎回激しい遊びを始める必要はありません。夜に起きないよう、自己判断で食事や水を大きく制限することも避けます。
| 気になる場面 | 先に見直すこと |
|---|---|
| 家族が通るたびに起きる | 寝床の位置、通り道、声かけの回数を確認する。 |
| 夜中に何度も起きる | 排泄、暑さ・寒さ、音、普段との体調の違いを確認する。 |
| 夕方に走り回る・甘噛みが増える | 休む機会に加え、遊び方や刺激、体調も見る。睡眠不足だけと決めない。 |
| 起きても反応が弱い、食べない | 睡眠時間の調整を続けず、動物病院へ相談する。 |
記録は、普段との違いが分かる程度でよい
「昼寝中、玄関が開くたびに起きた」「テレビを小さくした夜は寝床で休んでいた」と、時間帯、前後の出来事、犬の様子を短く残します。寝床を動かした日は、その変更も書いておくと家族で話しやすくなります。
正確な睡眠時間を測るために、子犬を起こしたり、苦手な音を再現したりする必要はありません。行動の理由が分からなければ、見えたことだけを記録します。急な体調の変化がある時は、記録を完成させるより相談を優先してください。
よく寝ることと、元気がないことを分けて考える
普段より反応が乏しい、食べ方や排泄が変わった、痛がる、遊びに関心を示さない時は、寝不足や成長だけで説明しないでください。
眠り方の変化と合わせて獣医師へ伝えます。呼吸が苦しそう、倒れる、意識がおかしい場合は、すぐに動物病院へ連絡してください。
家庭でまず変えられるのは、テレビの音を下げる、寝床を通り道から離す、眠っている時に触らないと決めることです。一度に全部を変えず、今の家で休みを妨げていることを一つ減らしてみましょう。
夜のクレートの配置と、生後2か月頃に始める生活の基本は、次の記事で確認できます。
関連記事夜のクレートの整え方|警察犬ドッグトレーナーが解説記事を読む →関連記事生後2ヶ月の子犬のしつけ方|警察犬ドッグトレーナーが最初の4つを解説記事を読む →動画でもう一度確認する
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