生後2ヶ月の子犬のしつけ方|警察犬ドッグトレーナーが最初の4つを解説

犬のしつけ
東京DOGS 褒めるしつけトレーニング

生後2ヶ月の子犬を迎えると、トイレも甘噛みも気になり、何から教えるか迷うものです。

初めから多くの合図を覚えさせようとせず、食事・排泄・休息が落ち着いてできる生活を整えましょう。

この記事では、迎えて間もない時期に取り組む「人とのやり取り」「トイレ」「甘噛み」「吠え」の4つを紹介します。

月齢が同じでも、体調やそれまでの経験は違います。

生後2ヶ月のうちにすべて完成させるための課題ではありません。

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生後2ヶ月は、新しい暮らしに少しずつ慣れる時期

松尾 ゆうと

まず、迎える前の食事やトイレの習慣、健康管理の記録を引き継ぎます。

寝床とトイレを使いやすく配置し、人が近くにいても休める時間を用意してください。

遊び続けて疲れさせるより、途中で休める環境を作ります。

新しい音や人に慣れる練習も、一度に多く経験させればよいわけではありません。

子犬が離れたがる、隠れる、体を固くするといった様子があれば、距離や刺激を減らしましょう。

落ち着いていられる距離や時間から始めましょう。

慣らすために長く我慢させず、怖がる様子があれば、その日は無理をしないことも大切です。

外へ出る場所や時期、ほかの犬との接触は、ワクチン歴と地域の感染症の状況を踏まえて、かかりつけの獣医師に確認してください。

ケージに入ると跳びはねたり柵を噛んだりして休めない時は、閉じ込める時間を延ばす前に、必要な世話と環境を確認しましょう。

ケージで暴れる場面に絞った対応は、次の記事で解説しています。

子犬がケージで暴れる時は?警察犬ドッグトレーナーが原因と対応を解説

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最初に取り組む4つのしつけ

1.人とのやり取りは、名前を呼ぶことから

静かな場所で名前を呼び、子犬がこちらを向いたら、穏やかにほめたり、その子が喜ぶ物を使ったりして応じます。

顔を向けない時に、名前を何度も大きな声で繰り返す必要はありません。

距離を近くする、周囲の刺激を減らすなど、向きやすい条件に戻します。

触れ合いは子犬の反応を見ながら行います。

人に慣れさせようと、大勢で囲む、逃げる子犬をつかまえて触る、眠っているところを繰り返し起こすことは避けてください。

お手入れの練習も、いきなり全身を触って我慢させるものではありません。

近づいた手を見ても落ち着いていられる段階から、無理のない範囲で進めます。

痛がる、触ると強く嫌がる時は、体の問題がないか相談しましょう。

2.トイレは、間に合う配置と見守りから

寝起きや食後、遊びの合間など、子犬が排泄しやすい場面を観察します。

床のにおいを嗅いだり、そわそわしたりする様子も参考になりますが、合図が毎回はっきり出るとは限りません。

トイレまで移動しやすい範囲で見守り、落ち着いて排泄できるようにします。

終わったらその場でほめ、トレーの中で遊び始めるほど大きな反応にはしないようにしましょう。

失敗した後は叱らずに片づけ、場所や見守るタイミングを見直します。

トイレを覚えさせるために飲み水を制限したり、汚れたシートを一律に残し続けたりする必要はありません。

急な排泄の変化や体調の異変は、動物病院へ相談してください。

3.甘噛みは、安全に遊べる物と休息を用意する

手を動かして追わせる遊びや、袖を引っ張り合う遊びは避け、子犬に合う大きさ・硬さのおもちゃを使います。

飲み込めそうな小物や電気コードなどは、届かないように片づけてください。

松尾 ゆうと

歯が人に当たりそうなら手の動きを止め、無理なく距離を取って遊び方を変えます。

口を押さえる、仰向けに押しつける、噛み返すといった方法は行いません。

遊びの終盤に噛む回数が増えるなら、疲れや刺激の多さも振り返ります。

さらに運動させ続けるのではなく、静かに休める場所へ戻しましょう。

噛む強さや場面が変わった時、触ろうとすると噛む時は、甘噛みと決めつけずに相談してください。

4.吠えた時は、必要な世話と周囲の刺激を確かめる

生後2ヶ月の子犬の鳴き声を、すべて「わがまま」「要求」と考えないようにします。

排泄、食事、休息、暑さ寒さ、体調、人や音への不安など、先に確かめることがあります。

松尾 ゆうと

声の高さや鳴き方だけで気持ちを断定することもできません。

鳴く直前に何があったか、どこにいる時か、人が離れるとどうなるかなど、前後の様子と合わせて見ます。

必要な世話や安全を後回しにして、静かになるまで一律に待たせないでください。

落ち着いて過ごせる距離や環境を作り、人が近くにいる間から、安心して休める経験を増やします。

吠えの練習を始める前に、困る場面を整理して相談しましょう。

家族で共有するのは、できた数より生活の様子

同じ月齢の犬と比べるより、その子が食べる・排泄する・遊ぶ・休む様子を家族で共有すると、取り組むことを選びやすくなります。

次の表に、家族でそろえたい対応をまとめました。

確認すること家族でそろえたい対応
名前を呼んだ時の反応静かな場所で向きやすい距離から始め、繰り返し叫ばない
トイレの場所とタイミング使いやすい配置を保ち、排泄後にほめ、失敗は叱らず片づける
噛み始める場面手を遊び道具にせず、安全なおもちゃと休む時間を用意する
鳴く前後の様子必要な世話・体調・刺激を確認し、一律に無視しない

できないことが増えた日は、練習を足す前に体調と環境を見直してください。

食べない、繰り返し吐く、ぐったりするなど、いつもと違う様子があれば、練習を中止して速やかに動物病院へ連絡しましょう。

まとめ|4つのしつけを、毎日の世話の中で始める

生後2ヶ月のしつけは、厳しくルールを覚えさせることから始めるものではありません。

人とのやり取り、トイレ、安全な遊び、安心して休める環境を、毎日の生活の中で整えます。

4つを一度に教え込まず、その日困っている場面から取り組みましょう。

トイレ、甘噛み、吠え、社会化の詳しい進め方は、次の記事で確認できます。

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