犬のトイレ選びとしつけ|警察犬ドッグトレーナーが解説

犬のしつけ
東京DOGS 褒めるしつけトレーニング

トイレの場所まで行くのに、端からはみ出してしまう。シートを新しくしたら使わなくなった。トイレのしつけでは、教え方だけでなく、道具や置き場所が使いやすいかも見直したいところです。

犬が無理なく乗って排泄でき、清潔に保ちやすいトイレを用意しましょう。この記事では、トレー・シート・設置場所の選び方を中心に、迎えた日から始める誘導と褒め方を整理します。

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トレーとシートは、犬の使い方を見て選ぶ

トレーは、体を乗せて向きを変えられる広さに

体が乗るだけでなく、向きを変えて排泄しやすいかを確認します。トレーへ前足だけ乗り、後ろ足や腰が外へ出ているなら、犬の動きに対して狭くないか見直してください。

大きくすれば必ず成功するわけではありません。縁の高さ、入り口の向き、足元の滑り、トレーが動くかどうかも見ます。子犬や足腰に不安がある犬には、段差が負担になっていないか確認しましょう。

シートは、広さ・吸収・交換のしやすさを確認する

トレーに合う大きさを選び、排泄する範囲を覆えているか確認します。犬種名や商品名だけで決めず、その犬の尿の量、足元の濡れ、交換の頻度を見て調整してください。

小さいシートを複数使う場合は、継ぎ目やずれから漏れないかを確認します。子犬なら必ず2枚、という決まりはありません。犬が噛んだり飲み込んだりする場合は、敷き方や製品を見直し、誤飲が疑われるときは動物病院へ連絡してください。

網付きのトレーを使う場合も、必ず安全とは限りません。足や爪が挟まらないか、嫌がらず乗れるか、掃除しやすいかを見て選びましょう。新しい用品は、使っている様子を見守って確認します。

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トイレは、犬が行きやすく落ち着ける場所に置く

人の通り道や、大きな音がする家電のそばでは落ち着かない犬もいます。周りの動きが気にならず、床の汚れを掃除しやすい場所を選びます。

一方で、人目に付かない場所へ離しすぎると、そこまで戻るのが難しい場合もあります。寝床や普段過ごす場所から無理なく行けるか、扉や家具が進路をふさいでいないかを確認してください。換気のための場所選びでも、暑さ・寒さ・直射日光に配慮します。

サークルなどで生活範囲を区切る場合は、休む場所とトイレを使い分けられるようにします。トイレを覚えさせるために寝床をなくしたり、狭い場所へ長く閉じ込めたりしないでください。

成犬なら洗面所、子犬なら必ずケージ内、と年齢だけで決める必要はありません。今の住まいと犬の動きに合う場所を選び、覚えている最中に何度も大きく移動させないようにしましょう。

道具と場所が整ったら、誘導・褒め方・片付けをそろえる

排泄しやすい場面でトイレへ案内する

起床後、食事や遊びの後など、犬の様子を見ながら排泄の機会を用意します。床のにおいを嗅ぐ、落ち着かず歩くなどの変化も、普段の様子と合わせて見てください。

排泄した時刻や直前の行動を残すと、その犬のタイミングをつかみやすくなります。全頭を同じ間隔で待たせず、間に合わないなら案内するタイミングや動線を見直しましょう。

トイレへ行っても出なければ、長く閉じ込めて待つのではなく、目が届く場所へ戻し、様子を見て改めて案内します。トイレの失敗を減らすために、自己判断で水を制限しないでください。

排泄が終わった直後、その場で穏やかに褒める

排泄できたら、終わった直後にその場で褒めます。食べ物を使う場合は、体調や食事量に合う種類と量にしてください。食事制限やアレルギーがあれば、獣医師へ確認します。

褒めるために大声を上げたり、急に抱き上げてハグしたりする必要はありません。排泄中に呼び寄せるなど、途中で気をそらす対応も避けましょう。

声の合図を教える場合は、排泄と言葉を結び付けていきます。最初から何度も言い続けてさせようとせず、落ち着いて排泄できる条件を先に整えてください。

失敗は叱らずに片付け、直前の条件を見直す

別の場所でした後に叱る、排泄物へ鼻を近づける、長く言い聞かせる対応はしません。犬が離れて安全に掃除できる状態で片付け、床材に合う清掃用品を製品表示に従って使います。

汚れたシートを、覚えるまでずっと置いておく必要はありません。濡れた面を避けていないか、足が汚れないかを確認し、清潔で使いやすい状態に戻しましょう。

失敗した場所を見ると、見直す点を絞りやすい

失敗をすべて「まだ覚えていない」で片付けず、どこで何が起きたかを確認します。用品と設置場所、案内のタイミングを一度に変えず、一つずつ見直してください。

困っていること確認したい点
前足だけ乗って、外へはみ出す体と排泄姿勢に対してトレーが狭くないか、入り口の向きや足場はどうか
汚れた後だけ、別の場所でする足元が濡れる、汚れた面を避ける、交換が間に合わないといった条件がないか
トイレへ戻る途中でしてしまう距離が遠い、進路に物がある、案内が遅いなどの条件がないか
用品を替えてから乗らなくなった素材、におい、縁の高さ、滑り方などが、慣れた用品とどう違うか
急に失敗や排尿の回数が増えたしつけだけの問題とせず、体調の変化を獣医師へ相談する

排泄姿勢を繰り返すのに尿が出ない、血が混じる、痛がるといった様子があれば、トイレの練習を続けず、すぐに動物病院へ連絡してください。

体調に問題がなくても、トイレを強く避ける、家族が対応に困っている場合は、設置場所や用品の写真、排泄の記録を持ってトレーナーに相談しましょう。失敗場面を撮るために、わざと排泄を待たせる必要はありません。

まとめ|トイレは用品・場所・教え方をセットで見直す

犬の体と動きに合うトレー、交換しやすいシート、行きやすく落ち着ける場所を用意します。そのうえで、排泄しやすい場面で案内し、できた直後に褒めましょう。

失敗したら叱らず片付け、広さ、足元の濡れ、動線、タイミングを確認してください。毎回成功させようと急ぐより、その犬が使いやすい条件を一つずつそろえていきます。

シートの大きさや交換の目安、衛生管理を詳しく確認したい方はこちらへ。

トイレへ来ない・途中で止まる場合は、誘導の進め方をご覧ください。

「ワンツー」などの合図を教える方法は、こちらで手順を確認できます。

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