小型犬は大型犬のようなおっとりした部分よりも、活発に動き回って吠える犬種と言われていますが、あまりにも無駄に吠える頻度があると、ご近所さんへの迷惑が心配になったり、何か大きな病気にかかっているのではないかと不安に感じることもあるでしょう。
ここでは小型犬が無駄に吠える原因と、吠えグセがいつまで続くのか、さらに小型犬と飼い主さんに安心の環境・暮らしを取り戻すためのこだわりのしつけをわかりやすくご紹介!
今小型犬を飼っている人やこれから小型犬を迎え入れる予定がある人は、無駄に吠える原因や目安の持続時期、適切なしつけの方法をぜひ参考にしてくださいね◎
目次
小型犬が無駄に吠える原因は?この状態はいつまで続くの?
飼い主さんなりに小型犬とコミュニケーションを取り、さみしい思いをさせないように気を配っているつもりなのに、小型犬がいつまでも吠え続けてしまう…。
そんな状態はもしかすると、次のような原因が考えられるかもしれません。
ここでは小型犬の吠える頻度が過度に多い考えられる原因と、その状態がいつまで続くのか、目安の時期についてお伝えしてみたいと思います。
小型犬が無駄に吠える原因とは?
小型犬が無駄に吠えてしまう原因には、
ポイント
- 遊びや運動が十分ではない
- 空腹を強く感じている
- 不安やさみしさがある
- カラダのどこかに不調がある
などが考えられます。
また小型犬が子犬の時期の場合は、人間と同じように反抗期的な時期を迎えていることや、親犬と離れてしまったさみしさが無駄に吠える原因になっているとも考えられるでしょう。
小型犬が吠える状態はいつまで続くのか?
実は小型犬の吠える癖は、成犬になっても治らないケースが少なからずあると言われ、子犬の場合の無駄吠えは反抗期・成長期となる生後6ヶ月から9ヶ月程度まで続くと考えられています。
小型犬が子犬の時期に無駄に吠えないようなしつけを行っていると、成犬になってもその学びやしつけの経験を活かして無駄に吠えることはなくなりますが、成犬になって吠えグセのある小型犬は完全なしつけが難しくなることもあります。
ただ、100%完璧に吠えグセを治そうとすると、飼い主さんも小型犬も消耗して信頼関係が崩れてしまう心配もあるため、無駄に吠えることを長い目で見て、人と犬双方に負担なく、徐々に減らしていく方法に変えてみるようにしましょう。
小型犬の吠えるクセが治らないからと言って、間違ったしつけをしたり叱ることは絶対にNG。
犬は飼い主さんに褒めてもらうことで良い点を学ぶ性質を持ち、人間と同じようにしつけの覚え良い小型犬もいれば、じっくりゆっくり覚えていくタイプもあります。
小型犬が吠えることは、
ポイント
- 小型犬なりの個性
- 吠えることが当たり前で仕事のようなもの
だと前向きに考えることも大切ですよ◎
-
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十分な運動時間を確保すること
小型犬の無駄に吠える状態に耐えられず、本来であれば遊びやおやつを与えるタイミングなのに、ケージやハウスに入れて一時的な対処を取ってしまった経験はありませんか?
小型犬が十分に満足できる運動時間を与えていないと、ケージやハウスに一時的に入れてもストレスが溜まり、余計に無駄に吠えてしまう心配があるのです。
そのためまずは、小型犬が落ち着いた状態になるまで、好きに自由に動ける運動の時間を増やしてあげるようにしましょう。
小型犬は大型犬に比べて活発で動き回ることがもともとの性質でもあるため、十分な運動時間を与えることで無駄に吠えるトラブルの軽減につながっていきます。
小型犬の欲求を満たす環境づくりを始めよう
小型犬の無駄に吠えてしまう状態は、遊びや散歩時間、エサやおやつの量などに何らかの不満を感じ、欲求が満たされないことも原因のひとつになります。
スケジュールやタイミング的に、小型犬を外に連れ出してお散歩に行くことが難しいシチュエーションでも、
ポイント
- 小型犬が好むおもちゃを与える
- 食感の硬めのおやつを与えて、小型犬の意識を逸らす、集中させる
- 一人で過ごす時間を苦痛にさせない環境づくり
などの工夫・アイディアをプラスすることで、小型犬は吠えるよりも与えられたものに集中しようと自然に意識をシフトしていくようになりますよ。
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小型犬の刺激になる要素を取り除いていこう
おっとりとした大型犬に比べると、小型犬は家の外の音や生活習慣で出る音、モノや人影に敏感に反応して恐怖を感じ、無駄に吠えてしまうことがあります。
小型犬が終始リラックスして過ごすことができるよう、
ポイント
- 小型犬をさまざまな刺激から遠ざける
- ケージやハウスを窓側に置かない
- カーテンで外の風景をシャットアウトする
- 発泡スチロールなどでの防音対策
をして、小型犬の無駄吠えの原因となる刺激を早めに取り除いてあげるようにしましょう。
まとめ
小型犬が無駄に吠える状態に悩んだら、まずは遊びや散歩の時間、お部屋やケージのある環境を見直すところが初めのステップになります。
飼い主さんがイメージしている以上に繊細で敏感な小型犬の性質をよく理解して、お互いが安心に過ごせる日々を早めに取り戻してくださいね。