【保存版】愛犬の要求吠えの簡単しつけ法!プロが教える有効な対処法としつけのポイント総集編

犬がよく吠える生き物だということは理解していても、お散歩やご飯の時間、飼い主さんがゆっくり過ごしているひとときなど、シーンに問わず要求吠えをしてきて、「何か良い対処・しつけはないかな…」と悩んでいませんか?

今回はそんな悩みや心配事を愛犬に抱く飼い主さんに向けて、犬が要求吠えをした際の上手な対処法と、未然予防のためのしつけを徹底解説!

犬の要求を軽減、改善しながら飼い主さんにストレスフリーな日常を取り戻すべく、要求吠えの対処法としつけ策を最後までぜひ参考にしてくださいね。

ゆうと
動画でも犬のしつけをかんたん解説!

犬が要求吠えをしたら…?上手な対処法をチェック!

愛犬が繰り返し要求吠えをすると、飼い主さんはどうしても愛犬にかかりきりになってついつい甘やかしてしまうこともあるのではないでしょうか?

愛犬が要求吠えをするたびに甘やかしたり構い過ぎてしまうと、犬がわがままになり、問題行動やトラブルの原因になることがあるんです。

ここでは犬が要求吠えをしたときに、自然な流れでストップできる上手な対処法をお伝えしてみたいと思います。

無視をしたりその場から離れる

愛犬の要求吠えがなかなか治らないのは、吠えるたびに飼い主さんが過剰に構って、「鳴くと遊んでもらえる、おやつやおもちゃをもらえる」犬が勘違いしていることも大きな原因。

犬の要求吠えの無視(かまわないこと)は、犬を邪険にしたり、突き放したする決してネガティブなことではなく「正しい関係性の構築」「適度な距離感」「良い習慣の構築」などの愛犬の良い行動をつくっていく前向きなポイントがたくさんあります。

要求吠えを繰り返す愛犬への無視(かまわないこと)は、そのたびに「鳴いても構ってもらえない」と学習させることにつながっていきます。

また犬が要求吠えをしたら、無視の状態のままそっとその場を離れて様子を見るのもひとつの手です。

愛犬が大人しくお利口さんの状態になったら、「よくできたね、いい子だね」とやさしく褒めてあげると、愛犬は「大人しくしていると飼い主さんが戻って遊んでくれる」と学習し、要求吠えの改善にアプローチできますよ。

ゆうと
要求吠えには、まずは「かまわない」という対処が本質的かつすぐにはじめられる有効な対処方法です!
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愛犬の気持ちが切り替わるコマンドを出す

愛犬が要求吠えをしたら、「何かを求めて吠える」という意識を反らせていくために

ポイント

  • おすわり
  • マテ
  • ふせ

などのコマンドを出してあげましょう。

愛犬は要求吠えをしていても、気持ちが切り替わるようなコマンドを飼い主さんに出されると、「何があるのかな?」と吠える行動からの意識が外れて、飼い主さんの指示を守っていくようになりますよ。

ごはんやお散歩時間のパターンを変えてみる

犬にも人間と同じように体内時計があり、「この時間になったらごはん、お散歩、おやつ」といった意識が自然に刷り込まれています。

また飼い主さんも、毎回決まったタイミングでごはんやおやつ、お散歩をルーティンにした方が良いと感じることもあるでしょう。

ですがルーティン化したごはんやお散歩の時間は、愛犬がこのリズムを当たり前・日常だと認識しているため、少しでもズレると犬は不満に感じて要求吠えを繰り返してしまうことがあるのです。

そのためあえてごはんやお散歩時間、おやつをあげるタイミングを一定化しないようにしてみると、愛犬の要求吠えの改善予防につなげていくことができますよ。

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愛犬の環境を見直してみる

要求吠えが起こってしまうひとつの要因として、要求吠えが起こりやすい環境で愛犬が生活しているということもあります。

ポイント

・飼い主さんの動向がみえすぎて落ち着かない環境になっている

・犬の居住空間が人間の生活動線と重なりすぎている

・生活音、物音が聞こえすぎて神経質になっている

などの原因で、愛犬が落ち着かない環境、心理状態になっているために要求吠えが起こりやすくなっている場合もあります。

対処法としては

ポイント

・人間の生活動線から離れた環境に犬の居住スペースを用意する

・人間の動向が見えないようにパーテーション、バスタオルなどで区切りをつけてあげる

・愛犬専用のおちつける部屋をひとつあけてあげること

などが有効な対処法になります。

イケナイことをしたから怒る、要求吠えをしたから叱るという短絡的な対処ではなく愛犬の要求吠えが起こらないような最適な環境を用意してあげるという本質的な対処が大切です

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要求吠えのパターンで叱り方を変えないこと

飼い主さんの中には、愛犬が大きな声で要求吠えをしたら自分も大きな声で叱る、また「クーン」といった要求吠えには声が気にならないからそのまま、といったパターンが定着しているケースも多いのではないでしょうか?

叱ることは人間と犬の神経を消耗してしまうこともありますが、万が一叱る場合は愛犬の要求吠えの、パターンに合わせて叱り方を変えてしまうと、犬は怒られているのか褒められているのか混乱し、要求吠えが悪いことだと学習できなくなってしまうんです。

愛犬の要求吠えのしつけは、叱り方や出すコマンド、声のトーンを統一して同じパターンで注意するよう心がけてみましょう。

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犬の要求吠えには初期の対応がとても大切!

愛犬の要求吠えは注意をすること・お利口さんなときにはしっかりと褒めるというメリハリが予防と改善の重要なポイントになりますが、要求吠えが起こらないような環境や習慣、要求吠えの習慣がつかないような人間側の初期の対処がとても大切です。

要求吠えの習慣や行動がひどく強くなってから対処すると改善するのに、余計に時間や労力がかかってくる場合があります

なので、要求吠えが起こりはじめた初期の段階での対処がとても大切なんです!

おわりに

愛犬の要求吠えは、

ポイント

  • お散歩時間が足りないと感じている
  • 飼い主さんにもっと構ってほしい、遊んでほしいと思っている
  • カラダのどこかが具合悪い、痛みがある

などのさまざまな犬の身体、心理状態が関わっている場合もあります。

愛犬の身体の異常を感じた場合は、獣医さんの指示を仰ぐのもひとつです。

愛犬のコンディションをいつも気にかけながらお互いに居心地のよい接し方・環境への見直し改善をして、要求吠えが少しずつなくなっていく嬉しい変化を期待してみてください!

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ドッグトレーナー(犬しつけ社長)

東京DOGS 褒める犬のしつけトレーニング
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松尾ゆうと

□日本警察犬協会公認ドッグトレーナー □家庭で今すぐ使える"しつけ情報"を発信中! ◎ダメ飼い主→修行10年→資格取得→独立→□しつけ教室を運営中!

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