犬のアイコンタクトの教え方|警察犬ドッグトレーナーが解説

名前を呼んでも、愛犬がこちらを見てくれない。おやつの手ばかりを追って、顔に目が向かない。アイコンタクトの練習では、こんなところで迷うことがあります。
最初から長く目を合わせる必要はありません。犬が自分から顔を向けた短い瞬間を褒めるところから始めます。見つめ続けさせることではなく、飼い主に注意を向けるとよいことがある、と覚えてもらう練習です。
この記事の目次
アイコンタクトは、合図を伝えるきっかけになる
飼い主へ注意が向くと、次にしてほしい行動の合図を伝えやすくなります。散歩で進む方向を変える時や、落ち着いた場所で名前を呼ぶ時など、日常でも役立つ場面があります。
ただし、目が合えば気持ちをすべて読み取れるわけではありません。吠え、粗相、物を壊す行動などを、アイコンタクトだけで解決できるとも考えないでください。それぞれの場面や体調、生活環境に合わせた対応が必要です。
顔を向けた時に褒める考え方は、こちらの短い動画でも紹介しています。
練習の前に、落ち着ける場所を用意する
最初は、他の犬や大きな音が気にならない、慣れた室内で始めます。眠い時、疲れている時、怖がっている時は、休息を優先しましょう。食事や水を制限して練習への反応を上げる必要はありません。
報酬に食べ物を使うなら、普段食べ慣れた物を小さく用意します。食事全体の量や体調に配慮し、療法食や食事制限がある場合は、使える物を獣医師に確認してください。
人が顔を近づけたり、上からのぞき込んだりすると、犬が気にする場合もあります。犬が自然に過ごせる姿勢と距離を選び、おすわりの姿勢にこだわらず始めて構いません。
顔を向けた瞬間を褒める、基本の教え方
1.こちらを見た時に、すぐ褒める
静かな場所で、犬が自分からこちらの顔へ注意を向けるのを待ちます。目を長く見続けなくても、顔を上げた短い瞬間に、いつもの褒め言葉を伝えて報酬を渡してください。
犬の顔を手でこちらへ向けたり、リードを引いて振り向かせたりはしません。なかなか見ない時は、待ち続けるのではなく、距離や周りの刺激を変えてみましょう。
2.食べ物を見せ続けずに、顔へ注意を戻す
おやつばかりを見る場合は、手をあちこちへ動かして追わせないようにします。食べ物を持つ手を落ち着かせ、顔へ注意が移ったところを褒めて渡します。
手に飛びつく、口を当てる、興奮が強くなる場合は、そのまま待ち比べをしないでください。犬が落ち着ける条件に戻すか、いったん練習を終えます。食べ物を守る、手に噛みつく心配がある時は、家庭で同じ方法を繰り返さず相談しましょう。
3.名前や短い合図と結び付ける
顔を向けることが増えてきたら、落ち着いた場面で名前や決めた短い合図を一度伝え、こちらを向いたところを褒めます。家族も同じ言葉とタイミングで練習しましょう。
反応がない時に、名前を何度も呼び続ける必要はありません。周りが気になっていないか、眠くないか、難しい場所へ急に移っていないかを確かめ、できていた段階へ戻してください。
うまくいかない時は、条件をひとつずつ見直す
| 今の様子 | 見直すこと |
|---|---|
| おやつの手ばかりを見る | 手を動かし続けず、顔へ注意が移った短い瞬間を褒める |
| 家ではできるが、外では難しい | 静かな場所から始め、人や犬との距離を増やす |
| 名前を呼んでも向かない | 連呼せず、周囲の刺激・疲れ・合図を教えた段階を確認する |
| 顔をそらす、体が固まる、離れようとする | 見つめるのをやめ、距離を取って休む。無理に再開しない |
見てくれた後は、毎回長く待たせなくて構いません。褒めるのが遅くなると、犬が手や床へ目を移した後に報酬を渡すこともあります。まずは、どの動きを褒めたいのかを絞りましょう。
散歩では、目を合わせることより安全を優先する
室内でできても、外にはにおい、物音、人や犬などの刺激があります。いきなり人通りの多い道で試さず、安全で静かな場所で短く練習します。
他の犬が近づいて怖がる、吠える、飛び出そうとする時に、顔を見させようとしてその場に留まる必要はありません。相手から離れ、落ち着ける場所へ移動してください。
歩きながらずっと上を見させることも目的ではありません。飼い主は進路と周囲を確認し、犬が足元や周りを確かめる時間も取りましょう。アイコンタクトを教えていても、リードや安全な距離の確保は必要です。
目をそらすことを、反抗と決め付けない
犬によっては、人から見つめられることが負担になります。顔をそらす、体を固くする、後ずさるなどの様子があれば、無理に目を合わせようとせず、人の視線や距離を変えてください。
目が合う時間の長さだけで、信頼関係を測ることはできません。人のそばで休める、無理なく近づけるなど、普段の様子も大切にしましょう。
急に反応が変わった、見えにくそう・聞こえにくそうな様子がある、痛がるなどの場合は、練習を増やす前に動物病院へ相談してください。目を合わせる以外の合図が必要な犬もいます。
短く顔を向けたところから褒め、難しい時は条件を下げる。愛犬が無理なく参加できる範囲で、日常のやり取りに取り入れていきましょう。
関連する記事
合図を教える順番と、生活環境の整え方はこちらで解説しています。
呼び戻しを練習する場合も、名前への反応から無理なく進めます。
散歩で引っ張る時は、目を合わせる練習だけでなく距離やコースも見直しましょう。
動画でもう一度確認する
初回カウンセリングの流れ
サービスのご案内
預かりしつけ教室
犬の幼稚園
ペットホテル
パピーパーティー
出張しつけ教室
犬のしつけ教室(来店型)
東京DOGS-越谷本店-
東京DOGS-春日部本店-
東京DOGS-足立-
東京DOGS-浦和-
東京DOGS-大田大森-
東京DOGS-文京本駒込-
【Coming Soon】東京DOGS-新宿御苑-
【Coming Soon】東京DOGS-目黒碑文谷-
【Coming Soon】東京DOGS-豊島南長崎-
【Coming Soon】東京DOGS-町田-
【Coming Soon】東京DOGS-横浜青葉-
【Coming Soon】東京DOGS-八王子-
代表挨拶
ブランド・理念
スタッフ紹介
会社概要
求人情報