犬が飼い主さんに向かって飛びついてくるのは、愛情を抱いているサインとも言えるのですが、ときにまわりの人を怖がらせたり、飛びつきによる飼い主さんの転倒などのトラブルが心配になるものですよね。
ここでは犬に飛びついても問題がないシーンと、飛びつきを未然にガードする必要性を理解してもらうための適切なしつけ方法を解説!
犬の頻繁な飛びつきの適切なしつけに合わせ、しつけの注意点を合わせて参考にしながら、愛犬と安心して触れ合える時間を早めに取り戻していきましょう。
目次
犬の頻繁な飛びつきをなくすために|しつけのポイントを押さえておこう
犬が飼い主さんに向かって飛びついてくる行動はとても愛らしく感じるものですが、それが頻繁だと落ち着きのなさが不安に感じてしまうものですよね。
ここでは犬の飛びつきが頻繁だと悩む飼い主さんに向けて、適切なしつけポイントをわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
3つのコマンドを覚えさせよう
犬の頻繁な飛びつきをできるだけ少なくしていくためには、
ポイント
1.おすわり
2.待て
3.ふせ
の、3つの基本コマンドを犬に覚えさせ、しつけを習慣付けていくことが基本になります。
おすわりと待て、ふせの3つのしつけコマンドを犬が覚えるようになると、これまでしていた飛びつきやその他の行動が中断されやすくなり、飼い主に意識・注目を向けさせることで過度な飛びつきが防げるようになるのです。
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前向きな意味での「無視」をする
飼い主さんにとって、今このタイミングは犬とじゃれ合うべきではない、飛びつきがあってはならないというシーンで愛犬が飛びついてきたら、前向きな意味での無視をするようにしましょう。
飛びついてきた犬に飼い主さんが過剰に反応してしまうと、犬は飛びつきを褒められているものだと間違った認識をし、それがクセになってしまうリスクがあるのです。
そのため、犬が飛びついてきている時はグッとこらえて無視をし、それをやめたら思いっきり褒めたりハグをして犬とのコミュニケーションを深めていくようにしましょう。
注意コマンドでしつける
犬の飛びつきがあまりにも過度にあったり、飛びついてきてからもいつまでもその行動をやめようとしない場合は、まずおすわりと待ての指示コマンドを伝えてみましょう。
さらに犬の興奮や間違った認識をなくすために、
ポイント
1.「NOだよ!」
2.「今はいけないよ、後でね」
というニュアンスの、注意コマンドを「重い口調で繰り返し」伝えるしつけがポイントになります。
犬は飼い主が持っているもの、食べているものを欲しがって飛びつくケースが多いため、それがいけないことなのだと犬に理解してもらうために、やや低めのトーンで注意コマンドを伝えることが効果的です。
犬が飛びつきをやめ、足を下ろしておすわりや待て、フセの状態に自らなったら、すぐに褒めてあげるように、メリハリのあるしつけを心がけてくださいね。
おやつやおもちゃで犬の気を逸らせるしつけ
犬が威嚇や恐怖によって飛びついているケースでは、その威嚇や恐怖の対象から犬の意識を逸らせるしつけが必要になります。
そのため、犬の恐怖や威嚇の原因となる人やモノから注意を逸らすように、場所を移動するなどの工夫をプラスしてみましょう。
また犬の名前を繰り返し呼んで、飼い主さん側に注目させるために、おもちゃやおやつを使ってみるしつけも効果的。
犬は何かに恐怖を感じて威嚇をしていても、おもちゃやおやつがある状態の方に意識が向きやすいため、散歩などのシーンでも欠かさずに常備・携帯しておくことがおすすめですよ。
犬の飛びつきをなくすしつけ|注意しておきたいポイントとは?
犬はもともと、嬉しさや喜びの思いが飛びつきという行動に出やすい生き物でもあります。
そのため犬の飛びつきのしつけは集中力、根気が必要になることで、飼い主さんのストレスから間違ったしつけを繰り返ししてしまうケースもめずらしくはありません。
犬の飛びつきによるトラブルや不安を早めになくすために、ここではしつけの注意点を一緒に見ていきましょう。
注意コマンドを統一する
NO!やいけないよ、などの飛びつきを注意するコマンドは、いろいろな言葉を使わないことがポイントです。
その理由は、飛びつきのさまざまな注意コマンドを伝えてしまうと、犬は混乱して飛びつきに関して叱られている・悪いと言われていることが理解できなくなってしまうため。
飛びつきを注意するコマンドは統一し、声のトーンだけはいつもよりもやや低めを意識することも、犬に伝わりやすいポイントになりますよ。
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飛びつきをやめたらその都度思いっきり褒めること
犬が飛びつきをやめたらついホッとしてそのままにしてしまう飼い主さんも少なくはありません。
犬の飛びつきをやめさせ、飼い主さんとの信頼関係を深めていくためには、注意した後に思いっきり褒めるしつけがもっとも重要なポイントになるため、犬が飛びつきをやめるごとに思いっきり褒めてあげるようにしましょう。
おわりに
犬の飛びつきは飼い主さんにとってかわいらしい行動だと感じていても、飛びつきのシーンによっては問題行動に変わる可能性があるんです。
飛びつきが良いシーンと控えるべき場面を犬と一緒に学び、しつけを通して飼い主さんの思いを上手に伝えていくことができますように!