犬のしつけコマンドの中でも重要な意味を持つ”ふせ”のしつけ。
この記事では、ふせのしつけを教えるべき最適なタイミングとしつけ手順を詳しく解説していきます!
犬のしつけ教室を運営するプロトレーナーのリアルな声も合わせてご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください!
こんな方におすすめ
- ふせのしつけをはじめるタイミングを知りたい
- 子犬にふせのしつけを教えたい
- ふせのやり方を学びたい
- 犬のふせをプロトレーナーから学びたい
目次
犬のふせのしつけはいつから教える?最適なタイミングと理由を解説!
犬のしつけにおいて重要な意味をもち、しつけの基本姿勢でもあり、問題行動の改善にも効果的な”ふせ”のコマンド。
犬のふせのしつけについて、愛犬に教えるべき最適なタイミングを解説します!
基本的には”早めに教える”がポイント
「絶対にこの時期までに”ふせ”を教えなくてはならない。」という明確な時期はありませんが、早めに教えていくのがいいと言えます。
なぜなら、犬のしつけにおいて”ふせ”のコマンドは
ポイント
- 犬の服従心を養う
- 犬の興奮をコントロールできる
- 犬の行動をコントロールできる
- 犬のしつけの基本姿勢であり大切な意味をもつ
- 犬の心理的なコントロールを促す
上記のような大切な意味があります。
なので、愛犬にふせを早い段階で教えてあげることで、日常生活をスムーズに送り、犬の自制心を育むことができるといえます。
実際にウチのスクールでも、「基本コマンドトレーニング」として早期に教えていくようにしています。
ふせがしっかりできるようになると、より日常生活がスムーズを送ることができます!
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愛犬の骨格の成長をみながらしつける
犬のふせの体勢は、特別なしつけをせずとも自然にできたり、頻繁に目にすることがありますが、愛犬の骨格の成長具合においては、ふせをしつけるタイミングを調整する必要があります。
骨格が十分に成長していない愛犬の場合は成長度合いを見ながら、無理強いをせず、最適なタイミングを見極める必要があります。
犬も人間と同じようにそれぞれに成長の度合いに個体差があるため、ふせのしつけがしやすい十分な骨格の成長をみてからスタートしましょう!
特に体の発育が未熟な子犬については、骨格の発育が追いついてから教えていくようにするといいです!
ひとつの目安は生後半年ほどから、徐々にしつけを進めてあげましょう!
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犬にふせをしつけるポイント!事前準備も合わせてチェック
愛犬にいつからふせをしつけるべきか、最適なタイミングを押さえた後は事前の準備と実践ポイントを詳しく見ていきましょう。
犬にふせをしつける前に。事前準備について
愛犬にふせをしつける前に、以下の事前準備を整えておきましょう。
必要な事前準備とそれぞれの目的、必要性もまとめてみました。
しつけ時間 | 5~10分弱に収める。しつけ初期では犬が集中できる時間が5~10分程度のため |
首輪とリードの使い方 | 首輪は指が1本入るか入らないか程度のサイズ感。リードを使うことで正しく犬の行動をコントロールできる |
声をかけた時の反応確認 | 愛犬の注意と集中を飼い主さんに引かせるため |
犬のふせのしつけ手順
上記でお伝えした事前準備が整ったら、ふせのしつけ手順を座り姿勢、立ち姿勢それぞれの手順を押さえていきましょう。
座り姿勢からふせをしつける手順
- おすわりをさせて、おもちゃやおやつを愛犬の頭の上から下に向かって移動させる(磁石のように鼻先につけるのがポイント)
- この時愛犬の名前を呼びながら「ふせ」と声がけをし、背中や肩にそっと手を当てて上体を下げさせて肘を地面につけるように誘導
- ここまでの流れができたらおもちゃ、おやつを上げて思いっきり褒めてあげる
立ち姿勢からふせをしつける手順
- 両方の前足の間にフード、おやつを挟み込む
- 愛犬の名前を呼びながらふせと繰り返し声がけをする
- ふせ(肘が地面についたら)ができたらフード、おやつを与えて思いっきり褒める
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ふせのしつけを早く覚えさせるポイント
愛犬にふせのしつけを早く覚えさせるためには、数回ほど繰り返してふせができた成功体験を増やすことがポイントです。
ふせができて飼い主さんにおもちゃ、おやつをもらえたという成功体験を愛犬の中にインプットさせることでおもちゃやおやつなしでも、声がけや軽いタッチでもふせができるようになります。
はじめの内はふせがなかなか覚えられずイライラすることもあるでしょう。
その場合はいったんしつけを止めて他の遊び、リラックスタイムを設けてメリハリをつけて再度チャレンジしてみましょう!
おわりに
愛犬にとって心地よくリラックスでき、飼い主さんから見るといつも以上に愛らしく見えるふせ。
今回の記事をきっかけにベストなふせのしつけのタイミングと正しい流れを押さえて無理のない範囲ではじめてみてください!